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多読10年間のまとめ① 読了冊数、語数、YLの推移

あけましておめでとうございます。2006年のお正月休みにネットサーフィンでSSS多読にたどり着き、多読って何だ?という状態から見よう見まねで多読を始めてから、今月で10年になります。Graded Readers レベル3から始め、GR4冊目で一度挫折したのですが、4ヶ月後に好きな本を読むようにしてからは順調で、現在まで続けることが出来ました。毎年三日坊主に終わっていた英語学習でしたが、多読をここまで続けられたのはなぜなのか。この10年間の多読記録をまとめつつ、振り返ってみました。

 

読了冊数と総語数

 

この10年間で読んだ洋書は、読んだ本とオーディオブックを合わせて506冊、総語数は5165万1171語でした。

読んだ冊数

 

 

506冊の内訳は、読んだ本が177冊、1207万1989語、オーディオブックが329冊、3957万9182語です。読了数のグラフを見ると、2006年の多読開始時から徐々にオーディオブックに移行していったのがわかります。忙しくて本を読む時間がなくても、オーディオブックなら通勤時間や家事、単調作業をしながら読書することが出来るので、早めにリスニングスキルを伸ばしたことが役立ちました。

 

Number of Books

 

こちらは年度ごとの語数グラフです。黒の点線は100万語を示しています。2006年度、挫折したのち4ヶ月語に再開してからは順調で、100万語に達するまで正味約4ヶ月でした。これは「ダレン・シャンシリーズ」にハマったことが大きかったです。シリーズ12冊を約1ヶ月で一気読み。この時の1ヶ月で50万語読んだ時に、完全に返り読み癖が無くなったのを覚えています。多読には自分のレベルに合った、夢中になれる本の存在が不可欠です。

 

 

年度別語数

 

「目指せ100万語多読」とあるように、多読の最初の目標は100万語です。100万語読んだ時に実感した効果は、「長文を読める体力がついたこと」でした。最初に読んだレベル3の語彙制限本は語数7000語前後だったのですが、最初は目が泳いでしまい、集中して読めなかったのです。それが多読100万語を達成する頃には、YL(読みやすさレベル)5、語数5万語程度の本であれば3〜5日で読めるようになりました。100万語までにリーディング基礎体力をつけること、これがその後の多読を支えた一番大事なスキルでした。

 

 

こちらは、読書とオーディオブック累計語数の推移です。読書1207万1989語、オーディオブック3957万9182語ですが、やはりオーディオブックのほうが読書が捗るようです。多読を始めた頃は、1000万語なんて達成不可能だと思っていたのですが、読み続けているうちにいつの間にか超えていました。続けているうちにいつの間にか・・で大したことないように思いますが、多読を始める前とは雲泥の差があります。今ではベストセラー小説程度なら週1−2冊のペースで楽に読めますが、これも多読を始めた時には考えられないことでした。

 

累計語数

 

読書ページ数

 

リーディングとオーディオブックで読んだページの合計は、17万2721ページ、1日平均47ページでした。英語の教科書や、TOEICの問題集、TIMEやThe Economistで多読するという方もいらっしゃるようですが、自分がスラスラ読める内容のものをたくさん読む、いろいろなジャンルに触れる、という点ではコンスタントに読み続けるなら本が適していると思います。

 

 

Pages per Year

 

読みやすさレベルの推移

 

このグラフはリーディング、リスニングにおけるYLの推移を年度ごとのYL平均値±標準偏差で示しています。伊藤サムさんの英語は「やさしく、たくさん」にも書いてあるように、多読開始当初どのようなレベルにあっても、一番やさしいレベルの本から始めるべき・・・だったのですが、私はズルをしてレベル3から始めてしまいました。

 

ペンギンリーダーズレベル3,7000語前後の本を1時間ちょっとで読めたのですが、スラスラとは程遠い段階でした。知らない単語は殆どないのに、つっかかりながら、たどたどしくしか読めなかったのです・・・。これは、7000語の長文を連続して読むという経験があまり無かったためだと思います。グラフのバーはYLの標準偏差でバラツキを示していますが、初年度はYL5を中心に、YL2の絵本を手に取ったり、YL7台のペーパーバックに手を出してみたりと試行錯誤の年でした。

 

YL

 

絵本を読む利点は、英語圏の子供なら誰もが知っているような、生活に密着した単語に触れられる事です。私は英語学習再開当初、水道水、襟、コンセント、草原などの基本的な単語さえ知りませんでした。I can read シリーズや、絵本を読むことで、幼稚園生でも知っている生活単語を覚え、自分の身の回りの出来事について簡単な言い回しで説明することを覚えたのは大きな収穫でした。そうは言っても、絵本や学習者向けの語彙制限本はつまらなくて挫折する!というのであれば、自分が読みたいレベルの本を中心に読みつつ、合間に簡単な本をはさむというやり方でも良いと思います。GR4冊であっさり挫折した私も、この方法で簡単な本も読むことが出来ました。

 

オーディオブックリスニングは2006年11月から始めました。いきなりYL7からです。これは、ちょうど良い幼児向けオーディオブックを探すのが大変だったこと、絵本のオーディオブックはコスパが悪かったことが理由です。最初に選んだのが、ハリーポッターと7つの習慣でした。オーディオブックリスニングを始める前に、読書で100万語を達成し、スクリプト付きのVOA Special Englishを3ヶ月で100時間程度聞きました。ハリーポッターは、日本語でも読んでいたおかげか、恐ろしいほどよく理解出来ました。単語集ではなかなか覚えられなかったCauldronという単語も、ハリポタのLeaky Cauldron:漏れ鍋のおかげで一発で覚えることが出来ました。一方で、7つの習慣の理解度は8割ぐらい。作者朗読があまり上手ではなかったこと、馴染みのないジャンルで自分のレベルよりだいぶ高かったことなどもあり眠気をこらえるのに必死で、12月の寒空の下、帰宅後の深夜に川べりを歩きながら聞いていました。初めてオーディオブックに挑戦するならば、日本語でも読んで内容をよく理解している本を選ぶ、読めるレベルよりも少し下の本を選ぶ、AmazonとAudible提携のウィスパー・シンク機能を利用して聞きながら読む、などの工夫をすれば聞きやすくなると思います。

 

読了冊数、語数の推移、YLの推移を見てみると、たくさん読んだことで読めるレベルが上がり、読む量も飛躍的に増えてくる、ということでしょうか。100万語に到達した時点で、読める自信がつきましたが、確実にYLレベルが上がって大人の本も読めるようになった!と思えたのは、2009〜2010年あたり、200冊以上読み、リーディングだけで500万語読んだ頃でした。

 

長くなったので、その②に続きます・・・。

 

 

 

第7回ヴァーチャル夏休み報告

1週間ほどアラスカに行っていたので遅くなりましたが、第7回ヴァーチャル夏休みの経過報告です。

 

今回の課題は、

Art of Styling Sentences

 

150ページほどの薄い本ですが、かなり手応えがありました。単調な文章を避け、読みやすくするための20のテクニックを学ぶ本です。

 

文章とは・・から始まり、コンマやセミコロン、コロン、接続詞や修飾句の使い方などを学びました。

ライティングに関する基本的な項目は記載されておらず、いきなり各論が始まります。演習問題に答えはありませんが、説明を読んでルールに従って書くだけなので、答えは特に必要ありませんでした。

 

単純な文章をand やbut, so, などでつないでしまい、たどたどしい印象となってしまう・・・という悩みを解決出来そうな本です。

 

ヴァーチャル夏休みというきっかけが無ければ、問題集を1冊仕上げることは出来なかったと思います。良いきっかけをもらいました。

 

ヴァーチャル夏休み終了後はこれまで通り、多聴多読を続ける予定です。現在77冊目。このまま順調にいけば今年の目標100冊達成出来るかも・・・?

 

【今日の一枚】

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オレゴンで見かけたハミングバード。ホバリングで静止しているように見えます。

第7回ヴァーチャル夏休みに参加

ちょっと遅れてしまいましたが、今年も100 Wish Listの第7回ヴァーチャル夏休みに参加することにしました。

 

ヴァーチャル夏休みとは、

自分で自分に「夏休みの宿題(=目標)」を設定し、それを宣言。その進捗を報告しながら、参加者同士励まし合って勉強をします。

 

学校に通う子供たちのように夏休みの宿題がない大人が、自分で「夏休みの課題」を設定し、進捗状況を報告しあいながら勉強をするという企画です。

 

日頃は洋書のリーディングやオーディオブックリスニング、映画やドラマで英語に触れているものの、お勉強らしいことはしていないので、ヴァ夏がよいきっかけになるのではないかと。

 

今回選んだのはこの本。


Art of Styling Sentences

 

より良い英文ライティングのために、文章構造の基礎を解説している本です。具体的に20個の例文を使い、2つの文章を繋げたり、主語を書き換えて明確な文章を書く練習をします。150ページほどの薄い本ですが、練習問題がふんだんにあるので、しっかり取り組まねばなりません。

 

初心者向けではなく、ある程度の英文を書ける人が、さらにわかりやすい文章を書くための本です。コロン、セミコロンの使い分けや、文章が単調にならないための書き換えなどを学ぶようです。

 

4月に購入したのですが、少し手強かったので手つかずになっていました。8月いっぱいで完成させるよう頑張ります。

 

 

 

Magic Mike XXLで覚えた単語3つ

アメリカの映画館で字幕なしの映画を見るとき、だいたい1作品につき2-3個、知らない単語を耳で拾って帰宅後に意味を確認しています。先日Magic Mike XXLを観て覚えた単語は3つ。「Glass slipper」「Wake」「Molly」です。

 

以下、マジックマイクXXLのネタバレがあります。

 

 

1つめGlass slipper。これは、ジョー・マンガニエロ演じるビッグ・ディック・リッチーが、運命の相手を探している時に発したセリフ。

 

“ガラスのスリッパって何だ?”

 

と映画を観ながら疑問に思ったのですが、話の流れから“運命の相手を象徴するもの”“彼のサイズと関係している・・・”ということは分かりました。

 

内容はかなり下品なのですが、ストリッパーであるリッチーは、“ビッグ・ディック”というニックネームがつくだけあって、男性部分がかなり大きいのです。そのため、良い仲になった女性が怖がって、させてもらえないことを悩んでいます。ストリッパー仲間からは、大きいことは「祝福でもあり呪いでもある」と慰められるのですが、その時にリッチーが「グラス・スリッパー」を探しているというセリフが出てきました。

 

結局彼の“Glass slipper”となったのは、アンディ・マクダウェル演じる50代後半のバツイチ奥様。リッチーのビックディックを“every inch”まで受け入れたとの報告を受け、仲間たち皆で祝福したのでした。

 

で、映画を見終えてから“Glass slipper”を調べてみると、なんとシンデレラのガラスの靴!日本語のガラスの“靴”のイメージでGlass shoesだと思っていました。シンデレラのストーリーを知っていれば、ガラスの靴が運命の女性を探す事を意味しているのはすぐに分かるはずですし、日本語であれば、シンデレラのガラスの靴という単語を知らないはずがありません。9年間まじめに英語を勉強してきて、こんな簡単な単語を見逃していた事がショックでした!

 

 

2つめは“Wake”という単語。昔のボスが亡くなったという電話連絡を受けた後、スーツを着てモーテルに向かい、受け付けで“Wake”のために来たことを告げます。

 

この状況から“wake”が通夜であることが予測出来たのですが、“wake”という見慣れた単語に通夜という意味があることを初めて知りました。

 

 

3つめは“Molly”。女性の名前のようですが、ドラッグ「エクスタシー」の別名でした。バンに乗って長距離ドライブしているときに、ミントが入っているような小さい缶に入った白い錠剤を皆で回したのです。長距離ドライブで舐める小さい錠剤といえば普通ミント。ただし、その“Molly”を摂取すると“一時間以内に使い物にならなくなるらしい”こと、運転手はMollyを辞退したこと、後に“Molly”による気分の落ち込みがやってきたこと、などから“Molly”はミントではなく、クスリではないかと推測しました。

 

Urban dictionaryで確認するとエクスタシーでした!皆でドライブするときドラッグするの!?

 

 

 

ガラスの靴も通夜も、使う頻度はそれほど無いにしろ、知っていて当然の単語です。英語を勉強し始めてから9年間、これらの単語に出会わなかったのが不思議なくらい。生きていくのに最低限必要な生活用語はそれほど多くありませんが、日常会話レベルの単語は分野が多岐にわたるので手強いです。

 

Molly=エクスタシーは知らなくてもしょうがないかな・・・。でも実際にMollyをどうぞ、と1粒渡されてミントかなんかだと思いこんで食べてしまうということはあり得るかも?

 

映画は自分の生活範囲以外の誰かの“日常”を見せてくれるところが面白いです。自分のなかの“日常生活レベルの単語”は知っているつもりでも、誰か他の人の“日常”となるとまったく違う。映画やドラマを観ると、ボキャビルに終わりがないことを実感します。

 

 

 

洋書100冊読書50冊目

2015年の目標である、洋書100冊読書の折り返し地点、50冊目を読み終えました。

 

年末は何かと忙しくなりそうなので、11月ごろには目標を達成出来るようペース配分しています。無理せずに読めるのは年50冊前後。100冊ともなると、私にとってはいっぱいいっぱい、キャパオーバーで、追い立てられるように次の本へと手を伸ばしています。

 

別に誰に強制されたわけでもないので、そんなに頑張らなくても良いのでは・・・?と思わないでもないのですが、何かしら目標があったほうが日々の生活を頑張ることが出来る気がします。それに、英検やTOEICを受けて力試しをするかわりに、何か他のことに挑戦したかったというのもあります。英検1級やTOEIC高得点では飽きたらず、1級連続合格や、TOEIC連続満点記録を伸ばしている方々もいるとか。そのような頑張りかたを知ると、試験を受け続けない自分がとんでもないチキンのように思えていたのですが、試験のかわりに自分で目標を設定して頑張るのでも良いのかなと。

 

8−9割をオーディオブックで聞いているとはいえ、前年までの2倍なので、これまでにないほどの英語漬けです。英語圏に留学すれば周りが英語環境になるとはいえ、慣れるとそれも生活雑音のようになります。能動的に自分で英語のインプット環境を作ることが大事だと思いました。

 

【今日の一枚】

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サンフランシスコの街並み。店の斜め具合が気になったので。

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