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ドキュメンタリーのアーカイブ

【ドキュメンタリー】Free the Nipple

アメリカの35の州において、女性が公共の場で上半身裸になることは禁じられており、違反した場合には最大3年間の禁錮刑と2500ドルの罰金が課せられるそうです。1992年に女性が公共の場でトップレスになる権利が認められたNYでも、実際には上半身裸になった女性が今でも逮捕されているとか。

 

男性には公共の場でトップレスになる自由が認められているのに、女性にはその権利が認められていないのはおかしい、と乳首の平等を求めて活動している女性たちがいます。Free the Nippleは、彼女たちの活動を記録したドキュメンタリードラマ。

 

Fight for nipple equality! というスローガンを初めて聞いた時は、何かの冗談かと思っていました。私自身、公共の場で上半身裸になれない事に対する不満などなかったので、一体なんのために戦っているんだろうと・・・。

 

ドキュメンタリーを見てみると、ただ単に女性も外で裸になりたい!というだけでなく、アメリカの行き過ぎたセンサーシップに疑問の声をあげているようです。

 

見始めた時は、「何もそんな事のために戦わなくても・・」と思っていたのですが、若い女性たちが信念のために声を上げ、どんどん活動の場を広げていく様子は興味深かったです。アメリカの女の子たちらしい友情物語もあり、ドラマとしても楽しめました。

 

出演しているのは女優さんたちらしいのですが、皆さんの脱ぎっぷりも素晴らしい。私は常々、アメリカの若い女性って裸になることに対して抵抗がないのかな?という疑問を抱いているのですが、実際のところはどうなんでしょうね。夏になると、脇の開きすぎたタンクトップから横チチが見えてる女性がいるんですよね…。

 

主義主張があるって素晴らしいなと思えた作品でした。

 

【ドキュメンタリー】Good Hair (2009)

【あらすじ】

アフリカ系アメリカ人のクリス・ロックは、幼い娘から、”パパ、どうして私の髪は good hair じゃないの? ” と質問される。幼い子供がなぜそのような事を考えたのか?クリスはアメリカの黒人女性の間で”good hair” とされているストレートヘアーに関する真相を探るためドキュメンタリーを製作した。

 

 

【感想】

このドキュメンタリーを見ることになったきっかけは、アメリカの美容室での会話だった。美容室で「ストレートパーマをかけたい」と相談したところ、アメリカで売られているストレートパーマ液は、黒人さん用の非常に強いものなので、決して薬局で買って自分で使わないほうがいいと忠告された。それで今月日本に帰国した時に日本の美容室でストレートパーマをかけたのだが、その時にアメリカの黒人女性はストレートヘアの人が多いという世間話をした。担当の美容師さんはフランスが大好きで、よくパリのサロンに勉強に行っていらっしゃる方。その方によると、パリの黒人さんは編みこみヘアの人が多いとのことだった。ストレートヘアはアメリカ黒人女性だけのトレンドなのか?そう思ってネットで情報を探しているうちに、Good Hairというドキュメンタリーがあることを知った。

 

テレビで見かける黒人女性のセレブは、皆さん見事なストレートヘアなので、ストレートヘアの黒人さんもいるのかと思っていたが、あれはストレートパーマか、weaver とよばれるつけ毛だったらしい。アメリカの黒人女性の間では、「ストレートヘアが良い髪だ」という共通認識のようなものがあり、ナチュラルな縮毛のヘアスタイルには強いコンプレックスがあるようだ。

 

彼女たちは、かなりの時間とお金をストレートヘアにつぎ込んでいる。アメリカの黒人人口は12%だが、彼らはアメリカのヘアケア商品の8割を購入している。黒人特有の縮毛は、”nappy” と表現され、髪の毛は”relax” した状態、つまりストレートでなければならないという。コメディアンのポール・ムーニーは、”僕達の髪がリラックスしていると白人もリラックスする。僕達の髪の毛がリラックスしていない(=縮毛)だと、彼らは不快に思う”とまで言っている。

 

黒人の縮毛をまっすぐにするパーマ液は「リラクサー」と呼ばれている。水酸化ナトリウムを主成分とする劇薬で、コーラのアルミ缶が溶けるほどの威力がある。このリラクサーが地肌につくと、まるで頭に火がついたような痛みを感じるそうだ。多くの黒人女性達(男性の一部も)は、毎回この痛みに耐えてストレートパーマをかけている。そして早い子は、2歳頃からこのストレートパーマをかけ始める。

 

Weaverというつけ毛は人毛を加工したもので、1000ドル〜3500ドルもの値で売られている。セレブたちは当然のようにこのweaverを使用しているし、一般女性の間でも流行しているという。地毛に縫い付けているので、いったん装着すると1〜2週間に一度サロンで洗髪しなければならないし、6週間に一度付け直さねばならず、メンテナンス費用もかかる。

 

このウィーバーはインド人女性の髪の毛を加工して作られている。インドにはトンシュアという宗教儀式があり、85%のインド人は一生のうち、少なくとも2回は剃髪するという。髪の毛は虚栄心と見なされており、坊主頭にして髪の毛を神に捧げるという意味合いがあるらしい。寺院で集められた髪は加工され、1000ドル〜3500ドルもの高値で取引される。持ち主のインド人女性には一銭も払われないし、彼女たちは自分たちの髪の毛の行方さえ知らない。他人が捨てた虚栄心を拾って身に付けるというのは皮肉な話だ。

 

このように多額の費用と時間をかけた大切な髪なので、たとえ彼氏や夫であっても髪に触れるのはご法度。黒人女性の髪は、いついかなる理由があっても触れてはならないのだ。

 

黒人女性の夫や彼氏は、彼女たちがストレートヘアを維持するための情熱を理解することを求められる。お母さんが黒人女性であれば、このような習慣は当たり前の事として知っているが、このストレートヘアに対する考え方は黒人以外にはあまり知られていないという。「Good Hair」が発表されたことで、今まで語られる事のなかったストレートヘア信仰が公になり、黒人女性からは批判の声も上がったらしい。

 

この作品を観て、オンライン英会話の先生のお宅にお邪魔した時の事を思い出した。その白人の先生は、10代の黒人の女の子を養女として育てている。その子は生まれながらにして重度の障害のため寝たきりで意思表示も出来ず、全介助が必要なため、ご夫婦で面倒を見ているとのことだった。ある時、黒人女性の介護人の方が来られた時のこと。その子の髪の毛が縮毛のままなのを見て、「なぜストレートヘアにしてあげないのか!」と非難するような口調で言われたという。その白人ご夫婦は、なぜ縮毛をわざわざストレートにしないといけないのか、寝たきりの子なのにパーマをかける必要などあるのか、と戸惑ったらしい。白人にとっては、黒人の女の子の髪が縮毛のままであることの何が問題なのかが分からなかっただろうし、黒人女性のヘルパーさんにとってみれば、ちゃんと可愛がってもらっていないとさえ思ったのかもしれない。

 

ストレートヘアになること=白人のような髪の毛に近づくこと、と考えると、いまだに人種差別が根底にあるのではないかと思える。黒人女性たちがしたくてしていることだから何をしようと自由なんだけれども、自然な状態である縮毛が悪いこと、と信じられているのは残念なことだと思う。クリス・ロックさんの娘さんの髪の毛も、綿毛のようにフワフワですごく可愛いと思うのだけれど。彼女も物心がつく頃には既存の美意識に影響されて「ストレートヘアになりたい」と思うのだろうか。

 

アメリカ黒人女性の髪に込められた思いを知ることが出来る良い作品だった。

 


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【ドキュメンタリー】UnHung Hero (2013)

UnHung Hero (2013)

 

【あらすじ】

アメリカ。コメディアン志望のパトリックは、テレビで彼女に公開プロポーズをするも断られてしまう。しかもその理由は「彼のペ○スが小さいから」というものであった。激しくショックを受けたパトリックは、”Does size matter?” という男性なら誰もが気にしているであろうテーマについて探求するドキュメンタリーを製作する。

 

【ネタバレあらすじ】

サイズが小さいという理由でプロポーズを断られてしまったパトリック。これまで他人のペ○スを目にする機会がなく、彼女に指摘されるまでその事実を知らずに生きていた。

 

知ってしまったからには気になってしょうがない。よせばいいのに元彼女達にコンタクトを取り、自分のペ○スについて感想を求めに行く。”もうちょっと大きくても良かったわね”という婉曲的な表現から、”1−10のスケールで言うと3”というストレートすぎる答えをもらい、さらに落ち込んだのであった。

 

次に医学的見地から自分のサイズはどうかを知るため、美人泌尿器科医を訪れ診察を受ける。ノーマルなサイズは平常時で4−6インチ(10-15cm)。パトリックは正常下限とのことであった。

 

巷で好評のペ○スを大きくする薬、ペ○ス吸引器、手で扱いて血流を集め、局部の筋肉を鍛える民間療法を1ヶ月試してみたが、その結果は1/16インチ(約0.15ミリ)伸びただけであった。ペ○ス増大関連グッズは年間50億ドルの売上げがあり、赤十字全体の予算よりも多額なのだが、誇大広告訴訟も多く、2010年には600万ドルが支払われているとのこと。増大薬の販売元にも電話したが、「私に言われても困る。ペ○スが成長するとは言っていない」とのこと。まさに誇大広告であった。

 

性の専門家や性のアクティビスト、ポルノスターなどに会い意見を求めるも、スピリチュアルな答えしかなく、失意に陥った彼は次に世界に目を向ける。コンドーム会社ならペ○スの大きさに関する情報が揃っているに違いない!とマレーシアを訪れた彼は、そこで”アジアンサイズ”であると診断される。その会社によると、コンドームの太さの径は、アジア向けが49mm、ドイツが52mm、アフリカが54mm とのことであった。

 

ペ○スを大きくする方法を求めてパプアニューギニアの液体注入療法、韓国の自家脂肪移植を見学し、施術を受ける決意をするのだが、どちらも土壇場で怖気づいてしまい、結局手術を受けることはなかった。

 

世界で一番大きなペ○スを持つ男を訪れ話を聞いたパットは、彼が大きい人なりの悩みを持っていることを知る。彼には好奇心で近づいてくる女性が多く、どの関係も8ヶ月以上続いた事がないという。大きいペ○スを持っているだけでは幸せにはなれないのだ。

 

結局最後はサイズに対するこだわりを捨て、自分をありのままに受け入れてくれる人とすごす道を選択したのであった。

 

【感想】

下世話な内容とは思いつつ、紹介文に惹かれてつい見てしまった。アメリカ人、凄いあけすけ!自分のペ○スが小さいということを世界に向けて発信するという体を張ったドキュメンタリー。なかなか公に語られる事のないトピックなので興味深かった。事の発端になった彼女の発言はヒドイ。何か違う理由を言ってあげればよかったのに。大きさに対するこだわりは捨てるとの結論だったけど、やはり折あるごとに思い出して引け目に感じるんじゃないかな。。。


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