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2014年2月のアーカイブ

【オーディオブック】HRC: State Secrets and the Rebirth of Hillary Clinton

HRC: State Secrets and the Rebirth of Hillary Clinton Written by: Jonathan Allen, Amie Parnes

時間:15時間48分

発音:アメリカ英語。

速度:155語/分前後。本人朗読ではない。

オススメ度:★★★★☆

 

2008年、ヒラリー・クリントンが民主党の大統領候補としてオバマと戦って敗れたところから、国務長官の任務を終えた2012年まで、2人の政治記者が取材によってヒラリーさんの功績をまとめたもの。タイトルのHRCは、 Hillary Rodham Clintonの略。

 

オバマ大統領が就任した直後、”Team of Rivals” として国務長官に指名されたヒラリーさんだが、当初は何度も断ったらしい。しかし、オバマ大統領は”Yes” 以外の返事を受け付けなかった。国務省のスタッフをヒラリー陣営が指名するという条件も受け入れてもらって国務省入りしたようだ。同じ民主党とはいえ、オバマ大統領とは激しい選挙戦を繰り広げた直後だったので、両陣営のスタッフのわだかまりも相当あったらしい。
ヒラリーさんは、非常に勤勉、真面目な女性という印象。激務だが、仕事に全く手を抜かず、いったいどうやって長時間集中力を保っていられるのかと周囲が驚く程の働きぶり。国務長官は、外交関係の仕事が主なので国内政治に関われないかわりに、夫のクリントン氏がオバマ氏の二期目の大統領選を手伝い、ヒラリー氏の2016年の大統領選に向けての下地固めをしていたようだ。

 

この本で繰り返し強調されていたのは、”忠誠心”という言葉。クリントンチームは、過去に関わった人々の”貸し借り”台帳のようなものを作成しており、”あの時の選挙戦で応援演説をしたのに今回の大統領選挙で寝返った”、”子供さんが就職する時に推薦状を書いてあげたのにオバマ陣営に加わった”などずっと覚えているらしい。エクセルシートに裏切り者〜味方までを1−7にわけてスコアリングしてあるというから驚いた。夫妻は、助けを必要としている友人には心を尽くして手助けする一方で、自分たちが助けを必要としていた2008年の大統領選で裏切った友人・知人には手厳しかった。オバマ陣営を応援することで、”恩を仇で返した”とみなされた人は、数年後の選挙で対立陣営を応援されたために落選し、きっちりお返しをされたようだ。政治の世界での身の振り方の難しさを垣間見たエピソードだった。

 

2011年、民主党下院議員のアンソニー・ウィナー氏が、妻以外の女性に自分の下半身画像をTwitterで送りつけたというニュースがあった。ヒラリー氏には、フーマ・アバディーンさんという娘同然に可愛がっている部下がいるのだが、ウィナー氏は、フーマさんの夫であった。クリントン夫妻は、2人の婚約パーティを自宅で主催するなどして懇意にしていたため、思わぬところでスキャンダルに巻き込まれてしまったようだ。クリントン夫妻には何の落ち度もなさそうだが、過去のルインスキー不倫スキャンダルを思い起こさせたとのことで、不本意なとばっちりだったと思われる。ウィナー氏は、ニューヨーク市長に立候補するような有力な若手議員だっただけに、フーマさんとの婚姻関係を通じてさらなる地盤固めをしたかったのであれば、アテが外れたところか思わぬところで足を引っ張られた形になったのでは。

 

 

現時点では2016年の大統領選に立候補するかどうかの表明はされていないものの、この本を読むかぎり、立候補するつもりで準備しているんだろうなという印象を受けた。立候補したならば、2012年リビアでのアメリカ在外公館襲撃事件の責任問題や、健康不安(これまで何回か血栓症で入院している)、ウィーナー議員のTwitter猥褻写真スキャンダルなどが問題になりそう。国務長官時代のヒラリー氏は、国民からの人気が高かったようだが、大統領候補となると当然ながら人気だけでは乗りきれない。大統領に立候補するのは、”自分が大統領としてふさわしいと思うから”と述べているヒラリー氏だが、国民も同じ思いなのか。2016年の結果を楽しみに待ちたい。

 

HRC: State Secrets and the Rebirth of Hillary Clinton

YL8.5 (概算)

語数 130,000語(概算)

【オーディオブック】Old Man’s War

Old Man’s War by John Scalzi

時間:9時間58分

発音:アメリカ英語。

速度:140-160語/分前後。初心者には聞き取りにくいかも。

オススメ度:★★★★☆

 

【あらすじ】

ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊に入った。しかも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民をはじめた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方も全く異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる防衛軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いた『宇宙の戦士』の21世紀版登場!2006年ジョン・W・キャンベル賞受賞作。(Amazonより)

 

【感想】

Old Man’s Warシリーズ1冊め、邦題は「老人と宇宙(そら)」。75歳以上の老人で構成される地球防衛軍、と聞いて思い浮かんだのは、湿布の匂い。食事も誤嚥防止のため、きざみ&とろみ食で、膝が痛くて走れない人多数なのでは…と設定を読んで想像してしまったのだが、実際は遺伝子改変により75歳の知恵と20歳の身体を手に入れた超人部隊。地球から他の惑星に移り住んだ人々をエイリアンから守る任務につく。軍隊に志願出来るのは75歳の時のみ。どうやって若返るのか、どんな戦いが待ち受けているのかは事前に知ることは出来ない。一度老人部隊に志願して地球を出てしまうと、10年の兵役を終えたあとも二度と地球には戻れないのだ。

20歳の身体に75歳の知恵と経験、という設定が面白かった。作家や議員、幼稚園の先生など、人生経験豊富な老人ばかり。若返った後の行動も、これまでの経験に基いているのが興味深い。人間の身体を都合のいいように変えてしまっていいのかという倫理的な問題や、コロニーの住人を守るためとはいえ、知的生命体であるエイリアンを殺すことの是非など、主人公が抱えるジレンマを感じられるのが良かった。

 

I once read “Ender’s Game”, and found the idea of an army that consists of 6-year-old elite cadets quite intriguing. The Old Man’s War, however, recruits 75-year-olds for the Colonial Defense Force (CDF). Sometime in the future, the human race emigrates to the other planets, and the colonists have to defend their new lands against aliens.

 

The enrollment is one time only, and to satisfy the criteria, they must be a resident of the earth and 75 years old. Why do people sign up for the army at the age of 75? Because CDF offers them a chance to be young again in exchange for two years of military service that can be extended to ten. The decision is theirs—to die old, probably within 10 years, or to take whatever chances of surviving and live a new life again. Once they enrol, they can never return to the earth, and they will be assigned to one of the colonies to settle in after the military service. Little is known by the general public as to how the CDF rejuvenates old people, and what their chances are of winning against aliens. Since no veterans return to the earth, there is no information about the “new life”.

 

Many 75-year-olds decide to go for it every year, and John Perry is one of them. He lost his wife several years back, and his only son seems to live his life fully with his own family. On his 75th birthday, he visited his wife’s grave, and went to the recruiting office. There is nothing left for him in this life, and that seems to explain the concept of a 75-year-olds’ army.

 

What makes this book interesting is that each of the new recruits has their whole life experience in their 20-year-old body. They had their lives as a writer, senator, philosophy professor, and kindergarten teacher, and their experiences affect how they behave as young people. The typical 20-year-old soldier might be reckless due to inexperience, but a CDF soldier with his/her young genetically-modified body and old mind is invincible.

 

I won’t spoil the storyline after this, but I would like to pick up one episode in particular—the fact that one of the alien species loves to make soup stock with a human’s cervical bones creeps me out. I would think twice before I would jump into the wonderful opportunity to become young again. Is it a risk worth taking? I will not know for sure until I experience what it is like to be 75 years old.


Old Man’s War

語数:80,000語(概算)

YL 7 (概算)


老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

 

【今日の一枚】

Nashvilleにて。

【オーディオブック】Wolf Hall

Wolf Hall by Hilary Mantel

時間:24時間19分

発音:イギリス英語。

速度:150語/分前後。

オススメ度:★★★☆☆  朗読が単調なのがイマイチ。

 

【あらすじ】

16世紀のイギリス、ロンドン。息子が生まれないと悩む国王ヘンリー八世は、王妃との離婚を願う。しかし、教皇の反対により、一向に離婚協議は進まない。トマス・クロムウェルは、卑しい生まれから自らの才覚だけで生きてきた男。数カ国語を流暢に話し、記憶力に優れ、駆け引きに長けた戦略家だった。仕える枢機卿の権勢が衰えていくなか、クロムウェルはヘンリー八世に目をかけられるようになるが―

16世紀のイギリス宮廷を、希代の天才政治家クロムウェルの目から描いた興奮の歴史大作。ブッカー賞、全米批評家協会賞、ウォルター・スコット賞受賞。(Amazonより抜粋)

 

【感想】

ヘンリー8世時代のイギリスを、トマス・クロムウェルの視点で描いた小説。

3部作の1部め、父親の暴力に耐えかねたクロムウェルが15歳で国外に脱出するところから、トマス・モアが捕えられ、処刑されるあたりまでが描かれている。ヘンリー8世は、アン・ブーリンと結婚したいがために、王妃キャサリンとの結婚を”なかったこと”にしたいとムチャを言う。それを宗教改革という形で叶えたクロムウェル。

当時は教会の権力が非常に強く、聖書を英訳しただけで処刑されるような時代。ヘンリーのワガママを叶えるためとはいえ、宗教改革で教会の力を抑えなければ、その後の科学の発展もなかったのかもしれない。そう考えると、今日の科学的発展は王様の浮気癖のおかげといえるかも…。


Wolf Hall: A Novel

語数 18万語(概算)

YL 8 (概算)

 

【今日の一枚】

Dead Horse Point State Parkにて。

アイリッシュアクセントスプレー

お口にシュッと一吹きするだけで、すぐさまアイリッシュアクセントになるスプレーをゲットしたので、その使用感など。

こちらがパッケージ。

なんでしょう。この全身から漂うアイルランド臭さ…。説明書きによると、口にスプレーすると、劇的に話し方を変えるそう。口の中に見えない”言語レセプター”があり、そこに働きかけるのだとか。

 

裏面には、使用者から寄せられた感謝の言葉が。

 

アイリッシュアクセントを手に入れたおかげで、モテモテになった女性。カナダ訛りがきつくて恥ずかしい思いをしていた(!?)が、このスプレーのおかげで人生が変わった男性。南部訛りのせいで、いつも端役しか貰えなかったのに、アイルランドアクセントを手に入れたおかげで、カトリック教会の神父役をはじめ、警察官役など、次々と良い役を手に入れた俳優さんなど。。。

 

お値段なんと700円。長らくフランス語訛りの英語が世界で最もホットとされていたものの、ここ数年は、アイルランド訛りが最もセクシーとみなされている模様。 そんなアイルランド訛りが700円で手に入るなんて!

 

しかも、”May Contain rainwater” と、雨水が入っている可能性も示唆されており、さらにお得感が募ります。

 

味は爽やかなミント系で、口臭予防スプレーにもなります。

 

でもこれ、どこを読んでも”嘘だよ~ん”って書いてない。世の中色んな人がいるので、本気にする人もいるんじゃないかと心配。

 

【今日の一枚】

スヌーピーの最後の晩餐。

アメリカでの歯科治療見積もり

アメリカは歯科治療がとんでもなく高額と聞いていたので、アメリカに来る前に全て治療したのだが、去年かぶせたばかりのクラウンが外れてしまった。高校生の時に銀歯を詰めたものを、わざわざ外してセラミックにしたため却って強度が落ちたらしい。しかも、外れる時に元の歯も一緒に割れてしまったので、単純に外れたものをかぶせるというわけにもいかず、厄介なことになってしまった。

 

アメリカでの歯科治療が気に入らず、何件もドクターショッピングをした経験のある日本人の方のオススメ歯科医へ。今日のところは、レントゲン撮影と診察、今後の治療方針の説明、金額の見積もり。本日だけで286ドル。

 

歯の見積もりは、外れた部分を新たに作りなおす手技料が306ドル。セラミックの歯が1355ドル。歯一本で合計1661ドル。診察の結果、前歯のfillingの中が虫歯になっているので、こちらも治療したほうが良いとのこと。こちらはTooth-colored filling というもので668ドル。そして、治療にとりかかる前に、必ず歯石クリーニングをしないといけないということで、歯のクリーニング代が133ドル。今日の診察代288ドル、今後の治療代は、歯2本で2329ドル…。

 

歯の詰め物が取れただけで、26万円の見積もりってなんなのさ!とは思ったものの、日本人の方々の経験談を聞くと、これでも少ないほうらしい。私が聞いた3人の方々はそれぞれ、25万円、70万円、90万円とのことだった。歯が一本痛くて歯医者にいくと、そこもあそこも虫歯と言われ、治療費がかさむらしい。90万円も請求されるなんて、歯がほとんど腐ってたんじゃないかと思いきや、その方は綺麗な美容師さんで、自分でもそこまで悪いとは思っていなかったらしい。

90万円請求された方は、職場で歯科保険も加入していたらしいけど、保険でカバー出来るのが10万円以内だったので、日本に帰国した時に治療したそう。日本の保険会社で、歯科治療100万円分カバー出来る保険もあるらしいけど、保険料が高いのと、いったん自費で払って後日請求、保険会社が指定した歯科にいかないといけない、というのがイマイチ。

私は日本で全部治療したから大丈夫と思い、歯科保険には加入していなかったので自費になってしまった。日本の健康保険も持っているので、後日請求すると日本の保険でカバー出来る分のみ返ってくるらしい。ただし、日本の保険点数は安く、アメリカの歯科治療はバカ高いので、たいした額は期待できないとのこと。

いくら日頃節約をしていても、虫歯になればあっという間に何十万が消えてしまう。アメリカ人が白い歯大好きなのは、審美性だけではなくて、虫歯になったら数十万単位で飛んでいってしまうからなんだろうな…。

 

【今日の一枚】

Route66にて。

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