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2014年8月のアーカイブ

バーバリーのchavなイメージ

イギリス人の先生と、子供に「キラキラネーム」をつける親について話していた時のこと。chav または chavvy という単語を教えてもらいました。ソーシャルクラスの低い若者たちで、しばしば偽物のデザイナーブランドの洋服を着ている人たちのことを指すそうです。

 

そこでchav 御用達ブランドとして名前が挙がったのがバーバリー。イギリス人の先生によると、アホそうな人たちが全身偽物のバーバリーチェックを着ている事が多かったため、イギリスにおけるバーバリーのイメージは地に落ちたのだとか。アジアではバーバリーは高級ブランドとして知られているためか、イギリスに旅行や留学で来ているアジア人たちが「chavvy」なイメージを知らずにバーバリーを身につけているのを見ると微妙な気持ちになるそうです。

 

chavvy, burberry で画像検索してみました。著しく企業イメージを損なう画像が出てきます・・・。

 

バーバリーがchavvy なイメージを払拭するのに成功した、という記事がありました。

The luxury brand with a chequered past, Burberry’s shaken off its chav image to become the fashionistas’ favourite once more

How an American woman rescued Burberry, a classic British label

 

記事では、コカイン中毒で悪名高い元ソープオペラ女優ダニエラ・ウェストブルックが、彼女の赤ちゃんとともに全身バーバリーで現れた事を、”バーバリーにとって死の鐘が鳴った”と表現していました。

記事によると、エマ・ワトソンを起用したりして現在バーバリーのイメージは回復しているとのことですが、イギリス人の先生が、”イギリスではバーバリーは恥ずかしくて着られない”と言っているところを見ると、一度ついたイメージを上書きするのは難しいのかもしれません。

【オーディオブック】Surely You’re Joking, Mr. Feynman!

Surely You’re Joking, Mr. Feynman!

時間:11時間37分

発音:アメリカ英語。

速度:160語/分前後。

オススメ度: 5 out of 5

 

1965年にノーベル物理学賞を受賞した、リチャード・ファインマンさんの面白エピソードが集められている。

 

”天才物理学者”というと、偏屈で研究室にこもって研究に没頭しているイメージがあったのだが、意外なことにファインマンさんはかなりの社交家で、コミュニケーション力も高かったようだ。ラスベガスでは夜な夜なバーに繰り出し、女性にもモテたらしい。週に数回は自宅近くにあった上半身裸のウェイトレスさんがいるレストランに行き、そこで物理の問題を考えたり、授業の準備をしたり、絵を描いたりしていたとのこと。

 

とにかく好奇心が旺盛で、仕事以外でも金庫破りに熱中したり、音楽や絵にも没頭している。仕事も遊びも思い切り楽しんでいる様子が生き生きと伝わってきた。

 

元々頭も良かったのだろうが、父親が幼い頃から常に色々な事に疑問を持つように仕向けていたらしい。そのおかげか、分からない事をうやむやにせず、複雑な問題も適切な例えを用いながら考えぬく習慣が身についていたようだ。

 

若くして教授になり、ノーベル賞を受賞するほどの業績をあげたファインマンさんだが、第二次大戦で原子爆弾の開発にかかわった後、”燃え尽き”た状態になり、しばらく研究をする気力が起きなかったようだ。そんな時、社会に貢献出来るかどうかなど関係なく、自分の好きな事をやる!と決めた事で、スランプから抜け出し、さらにその時の仕事が後のノーベル賞に繋がったとのこと。義務や使命感からではなく、自分が心から楽しいと思い、熱中出来る仕事をしたいと思った。

 

YL:8

語数:125037


“Surely You’re Joking, Mr. Feynman!”: Adventures of a Curious Character


ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

【オーディオブック】The Hundred-Year-Old Man who Climbed Out of the Window and Disappeared

The Hundred-Year-Old Man who Climbed Out of the Window and Disappeared (Export Edition)

時間:12時間

発音:イギリス英語。

速度:150語/分前後。

オススメ度: 5 out of 5  シニカルな語り口が良い。

 

【あらすじ】

The Hundred-Year-Old Man who Climbed Out of the Window and Disappearedというタイトルどおり、窓をよじ登って失踪した100歳の男の物語。

 

アラン・カールソンは100歳の誕生日に老人ホームの自室の窓からスリッパのまま外に出て、そのまま失踪した。アランの行く先々で事件が起こるのだが、彼は地元ギャングの男たちとのトラブルに巻き込まれたらしい。

 

消えたギャングのスーツケースと失踪した100歳の老人の行方を追う警部は、やがて意外な事実を知ることとなる。

 

 

【感想】

スウェーデンの小説の英訳版。めっちゃ好きなストーリー展開だった。普通、100歳の老人が失踪し、ギャングが後を追っているらしい・・・となると、老人が事件に巻き込まれたと思うはず。ところが、事件を起こし、追い迫るギャングを殺しているのは100歳のアランなのだ。

 

100歳の誕生日に”自由にウォッカが飲めないから”という理由で、あてもなく老人ホームを出たアランの生い立ちと現在の様子が絶妙なタイミングで語られていく。彼は少年時代に近所の爆弾工場で爆弾作りの技術をマスターし、ひょんな事から世界を渡り歩き、各国のリーダーとも面識のあった男だったのだ。

 

若いころのアランは、事の成り行きに身を任せただけだったのだが、やっている事は凄腕のCIAエージェントと変わらない。スペインで革命軍に参加して橋を爆破し、イランでは秘密警察で要人もろとも事務所を爆破し、チャーチル暗殺計画を未然に防ぐ。第二次大戦時のアメリカでは原爆作りの一旦を担い、スターリン時代のソビエトでは、スターリンの逆鱗に触れシベリアでの強制労働に従事する。

 

第一次世界大戦から第二次世界大戦、冷戦時代の歴史的場面に必ず居合わせたアラン。若い頃、爆弾製造技術を手に世界各国を回るスリリングな展開と、100歳になったアランが”成り行きで”地元ギャングをやっつけてしまう様が非常に良かった。

 

20世紀の重要な出来事を盛り込んだ、あまりにも壮大なスケールの作り話だが、最後にはほのぼのと話がまとまっているのも良い。

 

好き嫌いの評価が分かれているようだが、シニカルな語り口と、アランの飄々とした様子がとても気に入った。

 

「100歳の華麗なる冒険」というタイトルで映画化されており、2014年11月8日から日本でも公開されるようだ。

 

YL:8

語数:100,000語(概算)

 

 


The Hundred-Year-Old Man Who Climbed Out of the Window and Disappeared

【邦訳版】

窓から逃げた100歳老人

 

【オーディオブック】The Stand

The Stand

時間:47時間52分

発音:アメリカ英語。アメリカ各地の軽い訛りあり。

速度:190-200語/分前後。

オススメ度:3.5 out of 5  長いので根気がいります。

 

【あらすじ】

1990年アメリカ。軍事施設から変異ウイルスが漏洩し、人口の99%が死滅する。生き残った人々は、夜ごとに1人の老婆の夢を見るようになる。夢に導かれ、ネブラスカのマザー・アビゲイルのもとに集まった人々は、コロラド州ボルダーに移動し、そこで共同体”フリーゾーン”を形成する。ところが、西部にはラスベガスを拠点とし、”闇の男”の元に集結した人々がいた。愛する人々を守るため、邪悪な意思を持った闇の男を滅ぼす旅が始まる。

 

【感想】

致死的なウイルスが猛威をふるい、人口の殆どが死滅するサイエンス・フィクションかと思いきや、途中から予知夢や悪魔の化身の男が出てきて、スティーブン・キングらしいファンタジーになった。

 

99%の人々が死んでしまったアポカリプス後の世界では、良い人ばかりが生き残っているとは限らない。キャパが小さく、すぐパニックになる人、自分の事しか考えていない人、銃で女性たちを思いのままにする男たち。。。こんな人と一緒になるぐらいなら世界でただ1人の生き残りになったほうがマシ!と何度思ったことか。それでも過酷な環境の中、1人では生き残れない局面も多々あり、信頼出来る関係を築くことが大事だと考えさせられた。

 

極限状態に追い込まれた人々の嫌な面がこれでもか!と書き込まれていて辟易とする程だった。それでも読みきってしまったのは、悪い出来事の中にも少しは希望が見えていたからだと思う。ありえないシチュエーションだとは思いつつ、”もしかして隕石が落ちてきて地球の人口の99%が死に絶える事があるかもしれない”と考えてしまうあたり、ファンタジーの中にも現実味があるストーリーだった。

 

YL:9

語数:462,138語(SSS調べ)

 

多読多聴3500万語めでした。1000万語越えてから早かった!!


The Stand

<邦訳版>

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

 

【今日の一枚】

クレーターレイク、The Old Man of the Lakeと呼ばれる流木。

【映画】Lucy (2014)

 Lucy (2014)

 –  Action | Sci-Fi  –  25 July 2014 (USA)
Director:  Luc Besson

Stars: Scarlett JohanssonMorgan FreemanMin-sik Choi
【あらすじ】

Lucy(スカーレット・ヨハンソン)は台北のクラブで知り合った男にブリーフケースを届けるよう頼まれる。Lucyが訪れた先には韓国マフィアが待ち受けていた。彼女は新しい合成ドラッグが入った袋を腹部に埋め込まれ、ドラッグの密輸を強制される。

 

腹部を蹴られた事で、中の合成ドラッグがリークし、致死量を超えるドラッグを吸収してしまったLucyだったが、奇跡的に生き延びた彼女は脳が秘めている100%の力を引き出せるようになっていた。

 

【感想】

極彩色の映像が直接脳に送り込まれてくるような、刺激的な作品でした。普段10%しか使われていない脳のパワーを100%引き出せたらどうなるか。スカーレット・ヨハンソン演じるLucyが、人間のリミットを超えた能力を発揮する場面がクールでした。

 

そして冒頭の韓国マフィアの容赦無い暴力シーンも、息が詰まる程の緊迫感があって良かった!舞台がアジアだと、何でもアリ!と、ありえないシチュエーションでもあっさり受け入れてしまう勢いがあります。

 

Lucyが段階的に脳の最大パワーを引き出していくのに合わせ、観客も視覚的にどんどん強い刺激を受けるのが面白かったです。脳のリミットが外れる感覚を、強い視覚効果で体験させようという試みでしょうか。

 

作品の持つ視覚効果を最大限に楽しむために、是非映画館で見るべき作品だと思いました。日本では2014年8月29日公開のようです。

 

 

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