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2014年11月のアーカイブ

【映画】INTERSTELLAR(2014)/ インターステラー

Interstellar (2014)

主演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ

 

【あらすじ】
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

(Yahoo映画より)

 

 

ここからネタバレあらすじです。

 

舞台は近未来のアメリカ。常に砂嵐が吹き荒れ、人類は食糧難にみまわれている。20世紀の宇宙探索は政策上の失敗と見なされ、食糧問題解決のために資金を使うべきだったとされていた。エンジニアや宇宙飛行士の需要は少なく、食糧問題に対応するため農家を増やす政策がとられていたが、地球の環境変化のため作物が実らず、人類は死に絶える運命にあった。

 

マシュー・マコノヒー演じるクーパーは引退したNASAのパイロット兼エンジニア。現在はとうもろこし農家を営んでおり、妻に先立たれた後、長男長女、義父と共に暮らしていた。ある日重力の異常を偶然発見したクーパーと娘のマーフはその謎を辿っていくうちに、NASAの秘密基地を発見する。人々が宇宙政策を批判し始めた後、NASAは秘密裏に第二の地球を探すプロジェクトを進めていた。

 

人類の手の届く範囲に居住可能な惑星はないと思われていたが、約50年前、土星近くに突然別の銀河系への入り口が出現する。それは自然発生したものではなく、何者かが2つの銀河系を結ぶワームホールを発生させる装置を設置したらしい。そこでNASAは10年前に銀河系の向こうに居住可能な惑星があるかどうか調査船を派遣。3つの惑星に宇宙飛行士が着陸し調査を開始、データを地球に送信する。今回、それぞれの宇宙飛行士とデータ回収ミッションのための宇宙船操縦士としてクーパーが抜擢される。クーパーは子供たちの世代を救うため、生きて戻って来られるか分からないミッションに参加するのだが、娘のマーフは大反対し、父娘は仲違いしたまま父は宇宙に旅立つ。

 

ワームホールの先へ到着したクーパー達が最初に到着した惑星は、1時間が地球の7年に相当していた。1時間でミッションを終了するはずが、アクシデントに襲われ、3時間後に戻った時には地球時間で23年が経過していた…。

 

【感想】ネタバレあり

今年観た中で一番”スゴイ!”と思った作品。予告編を見た限りでは面白くなさそうだったので、何も期待せずに観にいったのですが、作品の規模も内容も素晴らしくて感動しました。

 

宇宙探索のSci-Fi部分と人間ドラマと。169分という長さにもかかわらず、息を呑みながら見続けることが出来たのは、この2つのバランスが完璧だったからではないかなと。

 

全く予習せずに観にいったので、監督が誰か知らなかったのですが、重力と時が物質化した5次元の世界を見て、「インセプションみたい・・・」と思ったら、監督はクリストファー・ノーランだったのですね。宇宙空間で発見された重力の法則を現在地球にいる娘の腕時計へとモールス信号で伝える場面で、娘が”ポルターガイスト”と言っていたのが、過去の自分たちにメッセージを伝えようとしていたクーパー本人だったという繋がりが分かるのですが、クーパーの必死の叫びに胸が痛みました…。

 

お婆さんになった娘と肉体は40代のまま124歳になったクーパーが土星のコロニーで再会を果たす”救い”があったのも良かったです。

 

結局土星の近くにTesseractを設置し、クーパーを5次元の世界に導いた”彼ら”とは何だったのか分からないままだったのですが、科学やエイリアンや神をも超えた”何か”の存在を感じたことと、広大な宇宙の映像が印象的な作品でした。

 

当初マーフは男の子の設定だったそうですが、監督のクリストファー・ノーランの長子が女の子ということで設定を娘に替えたそうです。男の子でも良かったけど、父と娘の絆というのは特別なものがあるなぁ、と思ったのでした。特に最後、娘が父の年齢を超えた時に母のように包み込む愛を感じたのは女性ならではだったのではないかなと。

 

映画館の大きな画面で、たくさんの観客と共に鑑賞して良かったと思えた作品でした。

 

https://www.youtube.com/watch?v=huNTmixOjnM

【映画】Big Hero 6 (2014) / ベイマックス

Big Hero 6 (2014) 邦題:ベイマックス

評価: 9/10

 

【あらすじ】

近未来都市 San Fransokyo。13歳で高校を卒業した天才少年ハマダ・ヒロは、ロボット闘技にハマり、無為な日々を過ごしていた。心配した兄タダシは、自分が通うナード大学の研究室を見学させる。タダシは大学で医療用ロボット「ベイマックス」の開発に取り組んでいた。ヒロは個性的な天才オタク達が、最先端の技術を用いてクールなガジェットを製作している事に触発され、入学試験を受けることを決意する。入学するためには、コンテストでオリジナルな発明品を披露し、教授陣に認めてもらう事が条件だった。

 

精神力で操ることの出来る「マイクロボット」を発明し、コンテストで入学を認められたヒロだったが、火災事故で会場が爆発し兄を亡くしてしまう。事故後、遺品に紛れていたベイマックスが、ヒロのある一言でアクティベートされ、心に深い傷を追ったヒロの”ケア”を開始する。

 

火災で焼失したと思われていたマイクロボットが実は盗まれており、兄の死が事故ではなかった事を知ったヒロは、タダシの研究室の仲間たちと共に、消えたマイクロボットと、それを操る歌舞伎マスクの謎の男を追うことになる。

 

【感想】

男児向けでちょっと子供っぽいかな?とは思ったものの、しっかり涙してました…。

 

舞台はサンフランシスコと東京が合体したような未来都市。ゴールデンゲートブリッジの鉄橋が鳥居みたいになっていたり、街中に”まんじゅう””わらび餅””みたらし団子”という日本語の看板があったりして、サンフランシスコと東京のいいとこ取りをしたような街並み。架空の都市とはいえ、サンフランシスコと東京を合体させるというのは良いアイデア!

 

お兄さんのタダシが開発していた医療用ロボット”ベイマックス”は、戦闘能力も戦闘意欲もないポヨンポヨンな風船型ロボット。兄を殺した真犯人を突き止める事がヒロの傷ついた心を癒やすと考えたベイマックスは、戦闘意欲ゼロながらも一生懸命ヒロをサポートします。ヒロの追加プログラムにより、それなりに戦えるようになったものの、元が医療用の心優しいベイマックスには人を傷つけることは出来ません。

 

そして復讐心に囚われ、徐々に自分を失っていくヒロ。

 

ベイマックスを通じて、亡くなったお兄さんのヒロを思いやる気持ちが伝わってくるところが良かったです…。

 

日本では2014年12月20日公開。

 

【今日の一枚】

映画館にいたBaymax。だいぶ空気が抜けてました。

【読書メモ】米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす

米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす マシュー・アムスター=バートン著

 

中野のアパートで家族と共にひと夏を過ごすことになった
アメリカ人フードライターが、立ち食いうどんや居酒屋、
コンビニ、チェーン店に至るまで、
ごく普通の日本の「食」と日常をユーモアたっぷりに、
しかし日本文化への鋭い視点を交えてつづる。

スーパーで買い物し、ゴミ分別に悪戦苦闘する、
単なる「観光旅行」ではない東京の日々。
8歳の愛娘アイリスへの子煩悩っぷりも楽しい、
最新・異国人食紀行!

「東京はどこか非現実的な都市だ。映画や小説に登場するような、
ネオンサインがあふれる仮想現実都市(サイバーシティ)。
商店街を歩けば、焼き鳥のにおいが鼻をくすぐる。
子供は安心して外で遊べるし、親が付き添わなくても
子供ひとりで電車に乗って遠出ができる。
アメリカのおおかたの高級レストランよりも
丁寧な接客態度で接してくれるドーナツチェーン店もある。
犯罪や薄汚れた風景、味気ない食事とは無縁の巨大都市(メガシティー)」
Amazonより抜粋

 

【感想】

気軽に読めて面白かった!

 

作者はフードライターで、もともと日本贔屓ということもあり、大概の日本食は美味しく食べられるのだが、そんな彼でも受け付けられないものがあった。それは「ジュンサイ」。ヌメヌメした感覚を、「池から採ってきた鼻水」と称している。思いもよらない表現方法に脱力した。それでも残さず食べたそうなので立派。

 

作者の一人娘、8歳のアイリスちゃんも可愛らしい。日本食好きのフードライターの父の英才教育のお陰で、乳児の頃から日本食に慣れ親しみ、日本でも穴子の骨などを楽しんでいる。彼女が日本食だけでなく、キッザニアでの職業体験や、1人でのお使いを経験するなど、子供の目から見た日本の様子を知るのも楽しかった。

 

作者の奥さんは来日前、日本食を殆ど食べた事がなく、日本食には懐疑的だったらしい。どちらかといえば、奥さんのような態度のアメリカ人が殆どで、日本食の知識があったとしても、スシやラーメンを食べたことがある程度で、トーフは体に良いらしいけど美味しくなさそう、というくらいのものだと思う。海外の方たちに日本食を広める際には、日本大好きな夫の感想より奥さんの言動のほうが参考になるんだろうなと思った。

 

日本の食べ物だけに限らず、自動販売機の不思議さや東京の街並み、お風呂、パチンコ、ラッシュアワーなどについても触れられている。作者は日本に好意的で、東京に恋していると言っても良いくらい愛溢れる文章が多い。

 

アメリカに来てから何人かのアメリカ人に「米国発祥の食べ物ってなに?」と聞いたことがある。答えは、バーベキュー、ピザ、メキシカンというものだった…。全然アメリカ発祥じゃないし、バーベキューに至っては原始人の発明だと思うのだけれど。強いていうならハンバーガーくらいか。日本ならではの食文化があり、しかも健康的というのは幸せな事だと思う。この本を読んで、改めて日本の食文化の良さを実感した。

 

作者が紹介するお店や食べ物の中には、まだ一度も食べた事がないものもあり、日本人の自分が読んでも今すぐお財布を握って家を飛び出したくなるお店ばかり。読むだけで食欲5割増になる本。

 


米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす

 

【今日の一枚】

サウスダコタ州で見かけたマウンテンゴート。

【オーディオブック】Call the Midwife: A Memoir of Birth, Joy, and Hard Times

Call the Midwife: A Memoir of Birth, Joy, and Hard Times

Written by: Jennifer Worth

Narrated by: Nicola Barber

時間:12時間2分

発音:イギリス英語。会話部分はコックニー訛り。

速度:160語/分前後。

オススメ度:5 out of 5.

 

【あらすじ】1950年台、ロンドンイーストエンドで助産師をしていた作者の回想録。

 

【感想】

感動した。涙も鼻水も止まらなかったほど。赤ちゃんが産まれる喜びだけではなく、1950年台の女性たちの生き様を描いたところが良い。スペインからイギリスに嫁ぎ、殆ど英語を話せないまま25人の子供を産んだ女性の幸せな家庭生活の心温まるエピソードもあれば、あまりにも惨めで不幸な生涯をおくった女性たちもいる。

 

特に心に残ったエピソードがある。赤ちゃんの誕生をどこからか聞きつけて必ず母子の健康を訊ねるみすぼらしい老婆の過去のエピソードには胸が詰まる思いだった。夫が3ヶ月から10歳までの子供5人を残し病死してしまった彼女は、10歳の長女に子供を任せ縫製工場で働いていた。ある日就業中の事故で腕に大怪我をし、働けなくなった彼女の生活は破綻する。貧乏のどん底に突き落とされ、乳児を亡くしてしても葬式代さえ出せず、赤ちゃんを箱に入れて川に流すシーンには50年以上前の事だと分かっていても涙が出た。

 

その後ワークハウスというチャリティ施設に入所したものの、家族は離れ離れに収容される。一度ワークハウスに入ってしまうと一家離散し、家族とは二度と会えなくなるという。ワークハウスは困窮した人々で寝る場所もないほど溢れかえっており、横になるスペースのない人々が、床に背中合わせで座った姿勢で支えあって寝ていたそうだ。

 

一家で餓死するよりは・・と苦渋の決断で入居しても、あまりにも酷い環境のため、子供たちは1人また1人と亡くなっていく。子供が全員亡くなった事を後に知らされるだけで葬式にも出られなかったのはあまりにも悲しく、彼女が精神を病んでしまったのも理解出来る。

 

50年以上昔の事ではあるが、自分たちの祖母が若かった時代だということを考えればそれ程昔の事ではない。社会が弱者を抱える余裕のなかった時代、戦争や病気で夫や父親を亡くした女性たちがどれほど大変な思いをしたのか知ることが出来て良かったと思う。

 

3部作だが、一冊ずつ完結しているので、この1冊だけ読んでも十分楽しめた。イギリスでドラマシリーズ化されているようなので機会があれば是非観たい。

 

YL: 7.5

語数:100,000語(概算)

 


Call the Midwife: A True Story of the East End in the 1950s

 

【今日の一枚】

アリゾナ化石の森国立公園の景色。

【読書メモ】 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (文春文庫) 著 町山智浩

 

アメリカ人の88%がアフガニスタンの位置がわからず、63%はイラクの場所を知らなかった。さらにアメリカの地図を見てニューヨーク州の場所を示せない者が5割もいたという。せめて自分たちが戦争を仕掛けた国の位置くらいは把握すればいいのに・・と呆れてしまった。

 

聖書を一字一句信じようとする福音派がアメリカ人の3割もいるというのも驚きだった。以前、アメリカ人に進化論の話題を出して「進化論なんて馬鹿げてる!」と、地雷を踏んでしまったことが2回あった。アメリカ人の45%が進化論やビックバンを信じていないという。リベラルな州に住んでいると日本との違いをそれ程感じないが、キリスト教の考えに基づいた古い価値観に従って生き、その他の考えを受け入れようとしない人々が想像していたよりもたくさんいる。私が進化論の話題を振ってしまったのは、まだ英語を勉強し始めたばかりで、進化論を受け入れないなんて特別な人たちだろう、と思い込んでいたためだった。

 

映画「宇宙人ポール」で、イエス・キリストがダーウィンを銃殺している絵柄のTシャツを来た白人中年女性が登場する。アメリカの事情を知らなければギャグとして笑い飛ばしてしまうのだが、聖書を史実として一字一句信じ、学校で銃の撃ち方を教えるべきだと信じている「ふつうの人々」はわりとそこら辺にいる。私が地雷を踏んでしまった2回も、まさかそんなことを言うなんて思いもよらない、どこにでもいる普通の人々で、「進化論なんて馬鹿げてるわよ!」と急に声を荒げられた時には心底驚いてしまった。

 

この本では、ブッシュ政権からオバマ政権の始まりまで、アメリカの共和党の人々のエピソードを中心に紹介されている。息子ブッシュはおかしな奴だとは思っていたが、ここまでアホだとは思っていなかった。アメリカの”不可解な言動”の根本となる考え方が紹介されており、今後気になるニュースを自分で掘り下げて行く際の足がかりとなりそうな一冊。

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (文春文庫)

 

【今日の一枚】

クレイターレイクのリスさん。

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