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2015年10月のアーカイブ

【オーディオブック】The Godfather

The Godfather (1969) /ゴッドファーザー〈上〉

時間:18時間8分

発音:アメリカ英語

速度:150語/分前後

評価:4 out of 5

The Godfather

 

 

【あらすじ】
全米で最も強大なマフィアの組織を築き上げた伝説の男、ヴィトー・コルレオーネ。絶大な力を持つこのマフィアのドンを、人々は畏敬の念をこめてゴッドファーザーと呼ぶ。そんな彼の三男マイケルは、家業に背を向け家を出ていた。が、麻薬密売をめぐる抗争でドンが瀕死の重傷を負った時、彼は、父、家族、そして組織のために銃を手に起ち上がった…
(Amazonより)

 

【感想】ネタバレあり
名作と名高い映画「ゴッドファーザー」を鑑賞したことがなかったので、まずは原作から読んでみることにしました。

 

シチリア系マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネは情に厚く、義理人情を大切にする男。序盤は「友達を大切に」という本か!?と思うくらいゴッドファーザーがいかに人を大事にするかというエピソードが語られます。ゴッドファーザーは、論理を展開して自分のやりたい方向に人を説得するのですが、相手がそれに従わないとなると殺ってしまうのが堅気と違うところ・・・。頼りになる懐の大きい男だけれども、あまりにも義理と人情に篤すぎてあの世界で生きていくのは大変そうです。

 

まだ映画のほうは見ていないのですが、原作と映画ではドンの死に方が違うようです。原作ではドンは引退後に庭いじりをしているところで心臓発作に襲われ、子供や信頼する部下に見守られながら「Life is beautiful」と言いのこして亡くなるのですが、映画版では誰も居ないところで孤独に死んでしまうらしいです。映画と原作でどのようにしてこの違いが生まれたのかが気になりました。

 

3部作ですが、続きは3男マイケルやコルレオーネ家のその後に続くわけではないようです。ドンがいつか言ったように、マフィア一家の子孫がいずれは政治家になることもあるかもしれない・・という3代にわたる物語を読んでみたかったかな。1作目は面白いけれど、夢中になるほどではない作品でした。

 

YL: 7.5 (概算)

語数:167,000(概算)

 

ゴッドファーザー〈上〉

The Godfather

アメリカのズンバ教室 

最近運動系の習い事を始めたのですが、その教室に行く途中にズンバ教室があるのです。平日の夕方7時前に取りかかるといつも閉まっていたので、流行が去った後に潰れたのだろうと思っていました。

 

ところが。今週習い事を終え21時頃に教室を出ると、通りの向こうから女性数名の叫び声が聞こえたのです・・・。

 

「フッフーーーウ!」「ヒャッハーーーーー!」と、まるで乱痴気騒ぎでも起きているかのよう。ドラッグパーティでもしているのでしょうか・・・。

 

 

恐る恐る駐車場に向かって歩いて行くと、騒音の出所はズンバ教室でした。

 

 

教室は前面ガラス張りの引き戸になっており、通りに面したドアが全部開けてありました。踊り狂う十数名の女達の姿が通りから丸見えです。女性達は思い思いの格好をしており、ジャージ姿の人もいれば、スポーツブラに短パンという限りなくビキニに近い格好の人もいます。いくらアメリカ人は見た目にこだわらない人が多いとはいえ、道行く人々の好奇の目は気にならないのでしょうか・・・。

 

 

奇声を発しながら踊る女達の姿を横目に、「アメリカ人スゲーな」とニヤニヤしながら教室前を通り過ぎようとした時、先生らしき女性と目が合いました。バッファローのようないかり肩にボッキュッボンを通り越してもはや土偶のような腰つきのヒスパニック系の中年女性です。目が合ってお互いニッコリしたと思ったら、なんと先生がこちらに向かって手招きをしているではありませんか!?

 

わ、私、誘われてる・・・?

 

私にもラテンの血が流れていたならば、ここで「ヒイフウ——————ッ!」と雄叫びを上げて飛び入り参加したのでしょうが、残念ながら私はネット弁慶の気弱な日本人。「ムリムリムリ・・」と両手を体の前で振りながら後ずさりして逃げてしまいました(>_<) ああ、なんてチキンな私!!

 

 

駐車場に着いて車のドアを閉め、落ち着いてから「やっぱり参加してみれば楽しかったかも・・?」とも思ったのですが、どう考えたって私には無理。というか、アメリカ人ならこのシチュエーションにノリノリで参加するのでしょうか!?

 

 

アメリカに来てからずいぶんメンタル的に鍛えられたと思っていたのですが、まだまだ修行が足りないことを痛感した出来事でした。

 

【今日の一枚】

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サンディエゴ動物園にて。右奥のパンダよりも、手前にいるパンダの被り物の女性に目がいってしまいました・・・。

【オーディオブック】Lord of All Things 

Lord of All Things(2011)

Written by: Andreas Eschbach, Samuel Willcocks (translator)
Narrated by: Nick Podehl

時間:21時間38分

発音:アメリカ英語

速度:160語/分前後

評価:4 out of 5

Screen Shot 2015-10-26 at 8.39.12 PM

 

【あらすじ】
日米ハーフのヒロシと、フランス外交官の娘シャーロットは10歳の時に出会った。ヒロシの家は母子家庭で、母はフランス大使館で洗濯を担当していた。二人は身分の違いを乗り越えて友情を育むが、ヒロシがお盆で水俣に帰省している間にシャーロット一家は突然の辞令交付を受け、南米に引っ越していた。

 

その後、ヒロシとシャーロットは偶然ボストンで再会する。ヒロシはシャーロットが運命の女性であると確信するが、シャーロットには婚約者がいた。

 

MITでロボット工学を専攻していたヒロシは、この世界から貧困を無くすため、すべての仕事をこなすことが出来るロボットの開発に取り組みはじめる。一方、人類学専攻のシャーロットは北極圏で不思議な物体に遭遇する。

 

 

【感想】
2012年、ドイツのベストSFに選ばれた作品のようです。SFというより、2/3はYA恋愛ものといった感じ。後半1/3で少しSFらしくなるものの、あまりSFという感じはせず、SFとファンタジーと恋愛が入り混じった不思議な感じの作品でした。

 

ウイルスのように自動複製していくナノテクロボットというアイデアについて、どうやって材料や動力源を調達するのか、すべて自動化するためには何が必要かを考えるところが面白かったです。

 

主人公が日米ハーフの男の子という設定なので、日本文化に触れられていることや、考え方が非常に日本的な点が興味深いです。主人公がアメリカ人だったら、”世界を救う”ヒーローものになっていたのではないかと思います。この結末に誘導するために、主人公を日本人にする必要があったのでは・・・。

 

ドイツ人の作者が描く日本の科学と時代がややミスマッチなところが狙っていたのか調査不足なのかが気になりました。主人公の子供時代はそれほど昔ではないはずなのに、文章から昭和30-40年代の日本の雰囲気がするのです。外国人の目から見た日本のイメージを読むのも興味深い体験でした。

 

SFというか普通の恋愛モノ?と思いながら読んでいたところ、シャーロットが北極圏に行くあたりから急に雰囲気が変わったので驚きました。その部分だけ全体と合わず、B級SF作品のような感じ。それでもヒロシの行く末が気になって一気に読める作品でした。ヤングアダルト本に抵抗がなければ読みやすい本ではないかと思います。

 

YL:8(概算)

語数:200,570語(概算)

Lord of All Things

 

【今日の一枚】

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アラスカの景色

【オーディオブック】The First Fifteen Lives of Harry August  ハリー・オーガスト15回目の人生

The First Fifteen Lives of Harry August (2014) 邦題ハリー・オーガスト、15回目の人生

Written by: Claire North
Narrated by: Peter Kenny

時間:12時間10分

発音:イギリス英語

速度:150語/分前後

評価:5 out of 5

Screen Shot 2015-10-07 at 10.56.44 AM

 

【あらすじ】
ハリー・オーガストは特殊な能力を持っていた。どんな死に方をしても、次の瞬間には前世の記憶を持ったまま再び生まれ変わるのだ。何度生まれ変わっても同じところからスタートするが、生き方は自由に変えられるため、生まれ変わるたびにどんどん賢くなっていく。

 

ハリーが11回目の生を終えようとしている時、病床に女の子が現れた。未来において世界が終わろうとしているという。ハリーのように何度でも生まれ変わる能力のある”カリチャクラ”がある一定の割合で存在しており、次世代のカリチャクラが死にゆく老人のカリチャクラにメッセージを託すことで、どんどん過去にメッセージを伝えようとしているらしい。

 

カリチャクラの能力を利用し、未来を変えようとしているのは誰なのか。ハリーは志半ばで何度も死にながら、未来が変わる瞬間を突き止めようと試みる。

 

【感想】
面白かった!ファンタジー好きにはお勧め!15回にも渡るハリーの人生を追いながら、過去と未来の出来事を経験出来るお話。

 

1回目は初めて生まれたので普通の人と同じように生きるのですが、2回目、前世の記憶を持って生まれたハリーは混乱し、7歳で自殺してしまいます。3回目に生まれ変わった時は自分の不思議な能力を理解するために宗教に没頭し、4回目に生まれ変わった時は科学に傾倒します。確かに”自分の存在とは何か”を悩む人にとっては妥当な選択だろうと思います。

 

同じ生を何度も生きることが出来るカリチャクラには、”未来を変えない”という不文律のようなものがあるのです。例えばハリーは1919年に生まれ、2000年前後まで生きるのですが、次に生まれ変わった時に2000年の科学技術を1919年に持ち込まないように気をつけます。ところが、自らの好奇心を満たすために未来の技術をどんどん過去に持ち込む人物が現れ、未来が崩壊に向かってしまうのです。

 

この瞬間をやり直せるならば次はもっと上手くやるのに!と思ったことは数知れず。でも実際にそれが出来るとなると、より良く生きられるかどうかは分からないな・・と考えさせられた作品でした。2-3回のことであれば、特殊能力を利用して、お金持ちになりたい!楽に生きたい!という単純な欲望を満たして満足かもしれないけれど、何度でも生まれ変わって死ねない運命となると、何十回目には人生に絶望してしまうかもしれません。命は1回しかないからこそ、どう生きるかが大切だと感じた作品でした。

 

ハリーの十数回ある生命を行ったり来たりするので少し複雑だったものの、最後まで飽きませんでした。Goodreadsでは評価が1と5に分かれていたので好みが分かれる作品なのかも。何度も同じ人生をやり直す、というコンセプトは映画「About Time」と同じような感じですが、あちらはハートウォーミングなラブコメ。こちらはシリアスで、宿敵との対峙が結構グロいです。人生をやり直せたらどのように生きるか・・・というテーマが好きなので、お気に入りの作品になりました。

 

作者クレア・ノースはペンネームで、本名はCatherine Webb。Catherine Webb名義でヤングアダルト、クレア・ノースで大人向けのファンタジーと使い分けているようです。

 

YL: 8.5 (概算)

語数: 87,500語(概算)

 


The First Fifteen Lives of Harry August

 


ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫)

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