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2020年4月のアーカイブ
【オーディオブック】His Dark Materials: The Subtle Knife (1997)
- 2020/04/18 8:49 PM
- ファンタジー
His Dark Materials: The Subtle Knife(1997)/ 神秘の短剣
- Narrated by: Philip Pullman, full cast
時間:8時間57分
発音: イギリス英語
評価: 5 out of 5
His Dark Materials/ ライラの冒険シリーズ2作目。
【あらすじ】
今回は私たちの世界に住むウィル・パリー少年が物語の中心となっている。ウィルの父親は探検家であったがウィルが幼い頃、北極探検中に失踪した。以後、ウィルの母親は見えない追手に怯え、精神を病んでしまった。ある日12歳のウィルの家に見知らぬ男たちが侵入、ウィルは正当防衛で男を殺してしまう。父が遺した書類が目的だと知ったウィルは書類を持って父の手がかりを探すうち、異世界に繋がる「窓」に迷い込む。
【ネタバレ感想】
チッタガーゼに迷い込んだウィルがライラと出会い、チッタガーゼの塔で守られていたSubtle Knifeの継承者となるお話。Subtle Knifeはこの世界にある全てを切ることができ、無数に存在するパラレル世界への扉を切り取る力があった。
チャールズ卿に騙され真理計を盗られてしまったライラ。Subtle Knifeを得て真理計を取り返しに行く部分では、チャールズ卿のずる賢さ、卑怯さにハラハラドキドキしっぱなしだった。
大人の自分勝手さを嫌というほど見せつけられた。子供たちへの試練がえげつないほど過酷で、3部作の中で一番のお気に入り。
YL:7.5
語数:98,684語
【オーディオブック】The Golden Compass (1995)
- 2020/04/17 8:00 PM
- ファンタジー
The Golden Compass (1995) / 黄金の羅針盤
時間:10時間39分
発音: イギリス英語
評価: 5 out of 5
BBC One/ HBO ドラマシリーズが始まったので再読。
日記を振り返ると、2006年12月、洋書多読38冊目、200万語通過本だったらしい。Audibleで初めて買った本だったのだが、この時は全く歯が立たず結局紙で読んだ本。
14年経過し、当時聞き取れなかった理由を考えてみると
・1人のナレーターではなく、多数のキャストがセリフ部分を話すため、息継ぎ部分がなく矢継ぎ早でスピードが早かったこと
・子供のセリフが多いので聞き取りづらかった
・セリフ部分に地方の訛りが多かった
などが考えられた。今回はあっさりと聞き取れたのでリスニング力アップを実感。
【あらすじ】
ライラの住むオックスフォードは私たちが住む世界とよく似ているが、ライラの世界の住人はみな、ディーモンというその人特有の動物を持っている。ディーモンはその人の魂のようなもので、男性はメス、女性はオスの動物となっていて、ディーモンと会話することも出来る。子供のディーモンは様々な動物の姿になれるが、思春期をむかえると、持ち主の性質を表した動物の姿で固定する。
幼い頃、事故で両親を亡くしたライラはオックスフォード大学の寮に預けられ育てられた。12歳になったライラは、叔父のアズリエル卿が北の国で観測される「ダスト」という現象を学者たちにレクチャーしてる現場に遭遇する。その後、教権に属するコールター夫人のアシスタントとして寮を出ることになったライラは、学長から「真理計」を託された。
下町でジプシーの子供たちの誘拐事件が相次ぐ中、コールター夫人の行動に不審を感じたライラは、夫人の家を飛び出し、ジプシー達と共に北を目指すのだった。
【ネタバレ感想】
Audibleでは11−13歳向けとなっていたけれども、大人も夢中になれる児童書。ライラが実はアズリエル卿とコールター夫人との間の不義の子であることや、子供があっさり死ぬなど児童書らしからぬユニークな本だった。
ドラマはオックスフォードの建物、街並が美しいのと、コールター夫人と彼女のディーモンである黄金の猿の秘めた狂気が良い感じ。シリーズ3部作なので、1シーズンだけでは盛り上がりに欠けるのではないかと心配。どうか打ち切られずにシーズン3まで制作されますように!
YL:8.5
語数:116,603語
LingQ Known Words 45000語
- 2020/04/12 10:09 PM
- LingQ
LingQのKnown Wordsが45000語を超えたので記念ショット。
2010年5月 20000語
2014年5月 40000語
2020年3月 45000語
2006年9月にLingQを開始した時は、profit, administration, tide などの基本語彙も”意味がわからない単語”として集めていた。今ではベストセラーの洋書を読めるようになったの感慨深い。
ただ、長い期間をかけて単語を集めたので、以前は憶えたはずの単語をすっかり忘れていたり、なかなか憶えられなかったはずの単語でも時間が経てば自然に定着していたりする。
次のmilestoneは5万語。今度は1年で到達したい。
【オーディオブック】The Nickel Boys (2019)
- 2020/04/04 8:09 PM
- 文学
- Narrated by: JD Jackson, Colson Whitehead
時間:6時間46分
発音: アメリカ英語
評価: 4.5 out of 5
フロリダ州に実在したDozier Schoolでの事件を基にしたフィクション。1900年〜2011年まで運営されていたDozier Schoolの敷地内から墓標のない遺体が数十体発見された。The Nickel Boysの冒頭でも大学の発掘チームが学校の敷地跡から四十数体の遺体を発見したところから始まる。
1960年Tellahasseeで祖母と2人暮らしをしていた黒人少年Elwood Curtisは勤勉で、大学進学を目標としている真面目な少年だった。ある日、同乗させてもらった車が盗難車であったことが発覚し、少年院に入れられてしまう。Nickel Academyでは人権を無視した運営がまかり通っており、正義感の強いエルウッドは、いじめられっ子を庇った事でさらなるトラブルに巻き込まれていく。
ここからはネタバレ感想
冒頭でNickel Academy跡地から多数の少年たちの遺体が見つかる事が分かっているので、エルウッド少年の安否を心配しながら読み進めた。途中から、現在の大人になったエルウッドが過去を語っている形式である事がわかるので、無事に出所出来たのだなと安心したのだが、なぜか違和感がある。あんなに世話になって心配をかけた祖母の話が一切出てこないのだ。
最後に、実はエルウッドはNickel Academyからの脱走に失敗し殺されており、Nickel内での親友だったTurnerがエルウッドを偲んでエルウッドの名とIDで40年間生きていた事実が明かされる。だから唯一の親族だった祖母の話が出てこないし、微妙な違和感を感じたのだと。気づいた時にとても悲しかった。
1960年代のアメリカでは、黒人に生まれたというだけで運命が全力で自分を押しつぶそうとしているように感じられて辛かった。テーマが重いのと、過去と現在のストーリーラインが混ざっているので、やや難しかったが読んで良かったと思えた一冊。
YL: 8くらい
語数:63,742語
The Nickel Boys: the new novel from the Pulitzer Prize-winning author of The Underground Railroad
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