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2020年5月のアーカイブ
【オーディオブック】Hatching Twitter (2013)
- 2020/05/29 8:08 PM
- ノンフィクション
- Narrated by: Daniel May
時間:9時間35分
発音: アメリカ英語
評価: 4 out of 5
2006年3月、Jack Dorsey, Noah Glass, Biz Stone, Evan Williamsの4人により設立されたTwitterの創業ストーリー。
4人は当時、Noahが代表をつとめていたポッドキャスティングサービスODEOに関わっていた。当時成功を収めていたのはEvan Williamsのみ。Evanは2003年にBloggerをGoogleに売却し多額の資金を得た。
Noahは1人でODEOを運営していた時期に、Forbesに掲載されたEvanの記事を読み、部屋の写真が自分のアパートの向かいの部屋であることに気づく。ベランダ越しにEvanに声をかけ、そこから仲の良い友人となり、後にODEOの運営資金を出資してもらうことになった。
Jackはいきつけのコーヒーショップで偶然Evanを見かけ、雇ってほしいとその場で履歴書をメールで送ったという。
ODEOはiTunes のポッドキャスト機能が発表されたことにより、対抗できなくなり衰退することとなったが、Jackが自分のステータスをウェブ上にアップするサービスのアイデアを持ちかけたところ、チームミーティングで話がまとまり、twttrとしてサービスが開始された。
当初Jackの案では自分のステータスを表示するだけだったが、皆のアイデアで日付がつき、フォロー、@、ハッシュタグ、検索などの機能が追加されていった。
当時はCNNなどのメディアのように個人が世界に届く声をあげられる事は画期的だった。Twitter初期にカリフォルニアでわずかに体感できる程度の地震が起きた時、タイムラインが地震?揺れた?というTweetで埋まり、離れた場所にいる人々と空間を超えて繋がったという実感を持ったという。
仲の良い仕事仲間で立ち上げたプロジェクトなのに権力争いがえげつなかった。CEOの座を引き摺り下ろされることになっていても、本人だけが当日まで知らずライバルが外堀を埋めていく。そしてCEOが変わると働いていた人までもが一掃される。Jackは部下から無能ぶりを上層部に告げ口され、CEOから下ろされ実務からも外されていた時期があった。共同創業者のうちの2人がTIMEの今年の100人に選ばれて表彰されたり、オプラのTVショーに出たりして、自分の存在が抹殺されたように感じていたらしい。Twitterの発案はチーム皆の功績だとされているけれど、元々のアイデアはJackのものだった。自分が長年温めていたアイデアから生まれた会社を追われ、自分以外の仲間が脚光を浴びるのをみるのはどれほど辛いことか。その後、JackはウィリアムズをCEOの座から引きずり下ろす復讐を遂げている。
本書は2010年までの経過を追ったもの。Jackの画策によりEvanがCEOを降り、Costolo氏がCEOに就任した辺りで突然終わっている。その後JackがCEOに返り咲くまでの経緯や、株式上場のエピソードなども知りたかった。
YL:7 (概算)
語数:83,375 語
Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship and Betrayal (English Edition)
【オーディオブック】If It Bleeds (2020)
- 2020/05/16 9:09 PM
- Mystery/Thriller
If It Bleeds (2020)
- Narrated by: Will Patton, Danny Burstein, Steven Weber
時間:15時間12分
発音: アメリカ英語
評価: 5 out of 5
Mr. Harrigan’s Phone
The Life of Chuck
If It Bleeds
Rat
の4作からなる短編集。特に1、2話めがお気に入り。特に1作めは鳥肌が立ち、あまりの緊張感にオーディオを止めては呼吸を整えながら聞いた。
Mr. Harrigan’s Phone
毎日本を朗読するバイトに行っていた近所のお爺さんが亡くなった。少年は埋葬前、スーツポケットに老人が愛用していたiPhoneを忍ばせた。葬儀後、寂しくなって電話を掛けると繋がり、留守番電話で声を聞く事が出来た。少年はこれまでの感謝と寂しい気持ちを伝えた。翌朝起きるとSMSに老人からのメッセージが届いていた・・・
少年と老人の心温まる交流、人生の大先輩からの教訓、ホラー的超常現象が入り混じった緊張感のある話だった。
The Life of Chuck
39歳ビジネスマンのChuckが脳腫瘍で亡くなった時、同時に世界も滅亡する話。
自分が死んでも世界は何事もなかったかのように続くわけだけれども、自分が中心となって生きていた“自分だけの世界”は自分とともに消滅してしまう。それがChuckの死とともになぜか全ての世界が消えてしまう。生きている事の一瞬の煌めきを感じさせるダンスシーンがとても良かった。
If It Bleeds
メルセデス3部作、The OutsiderのHolly GibneyはStephen King氏の大のお気に入りらしい。こちらはThe Outsider の続編で、葬り去ったと思っていたOutsiderが他にもいたというお話。
Rat
嵐の夜、死にかけの濡れねずみを助けてあげたら・・・というお話。聞き終わってから本の表紙を見てみたら、猫の顔にRatがまぎれているのを発見してギャッと飛び上がってしまった。読了後に初めて気づくという絶妙な気味の悪さ。
ホラーに分類されているけど、それほど怖くはない・・・はず。Stephen King本は時々とてつもなく嫌いな本もあるけれど、これは良かった。
YL:8くらい
語数:130,500語(概算)
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