多読記録 What I Wish I Knew When I Was 20.

What I Wish I Knew When I Was 20 今年の夏、英語プレゼンが決まり、いったいどうすればいいか分からずに途方に暮れていたときに読んで勇気づけられた本。著者のTinaさんが、2-3年のうちに大人になり巣立っていく息子さんに対してのメッセージを書き留めていたものを、Stanford大学の学生さん達に講義したものです。とっくに20歳を過ぎた自分も”今聞いておいて良かった!” と思える内容でした。


たくさんメモした中から特に心に残った部分を抜粋。

The overarching goal is to demonstrate that all problems can be viewed as opportunities for creative solutions.


です。何か問題にぶち当たった時に、ストレスを感じることなく、クリエイティブな方法で解決するチャンスだと捉えること。


そして、

Our mission is to teach scientists and engineers about entrepreneurship and to provide them with the tools they need to be entrepreneurial in whatever role they play. We believe, along with a growing number of universities around the world, that it isn’t good enough for students to come out of school with a purely technical education.


知識や技術的な教育を受けて卒業するだけでは十分でなく、起業家精神を持つことが大事。これは文字通り”起業する”、というだけではなく、問題解決能力を養うこと、想像力にとみ、革新的であることを意味しています。


仕事に限らず、生きている中で困難はあるけれども、やらなければならないこと、成し遂げたいことがあると思います。問題を前にした時、ストレスを感じずに、どうやってそれを解決しようかとポジティブに向きあう態度が大事であることが述べられていました。


また、失敗を恐れないことも大事です。もし私たちが最近失敗をしていないなら、それは失敗を恐れてリスクを取っていないということ。失敗から学ぶことも多い。失敗を恐れずに、自分のリミットを少しずつ上げてチャレンジするからこそ、成功する可能性がある。Successful careerというものは、右上がりに上昇しているものではなく、アップダウンのあるものであるということを心得ること。


ちょうど英語プレゼンという初めてのチャレンジに多大なるストレスを受けていたので、この本を読んで随分励まされました。

Attitude is the biggest determinant of what we can accomplish.

とは、本当にその通りだと思います。

iTunes U に著者の講義音声があります。


情熱、やる気が体中から溢れでてくるようなとてもパワフルな話し方をされる女性です。Stanford大学のEntrepreneurial Thought Leadersというシリーズの1回目で、毎回講師をかえて131エピソード用意されています。大学時代の自分の専攻分野とは関係ありませんが、全く知らない分野だからこそ、新鮮な気持ちで聞くことが出来そうです。

読み易かったのでYLは6くらいと予想。語数は概算で52,000語。

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多読記録 What I Wish I Knew When I Was 20. への3件のフィードバック

  1. あきやん のコメント:

    あぁ、これ、yukoさんの紹介で知ったのかどこで知ったのか忘れたけど、私のKindleの中にサンプルダウンロードだけして忘れてた。
    著者が自分の息子さんに向けて書いた、ってところを読んで、さらに読みたい度がアップしました。
    ちなみに、オーディオブックじゃなくて、本で読んだの?

    • yuko のコメント:

      翻訳版がベストセラーになってたし、あちこちで見かけてるかもですね。気軽に読めるのでお勧め。私は本で読みました。オーディオブックで聞くのは、メモを取る必要のない小説関係が多いかな。ビジネス書などはハイライトやメモをしたい部分が多いので、オーディオブックは大変。使い分けてます。

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