朝英語 on Ustream

朝英語セミナー、茂木健一郎先生の講演をUstreamでみました。東京で行われているセミナーをライブで、しかも無料で見られるなんてありがたいことです。テーマは”朝学習の有効性”ということだったのですが、日本人学習者の英語への取り組み全般に関してお話されました。


まずは”現場”に出ることを意識した学習をするということ。英語の”現場”というのは人によって違うかもしれないけど、実際英語を使ってビジネスをする人もいれば、旅行でたまに話す程度の人もいると思います。先生のお話を聞いて、実際に使うことを想定して学習することが大事だと思いました。TOEICや英検を目標にするのもいいけど、そればかりしていてはいけないということです。実際に英語を使う機会がない、という人でもインターネットでの繋がりでもいいし、Twitterで英語で発信するのでもいい。とにかく日本のことを英語で発信することを意識するようにしたい。


多読・多聴の重要性も強調しておられました。文脈つきで単語を覚えること。TOEICや英検に終始せずたくさん本物の英語に触れること。茂木さんは高校生の頃に赤毛のアンに感動して、シリーズをすべて原書で読まれたそうです。実は私も中学2年生の時に赤毛のアンシリーズにはまって、日本語で10巻くらいのシリーズを全部読んだ後に原書の1巻を買ったことがあります。大好きな本で、日本語で一度読んだにも関わらず読めませんでした!ホームステイをさせてもらったオレゴン州のホストマザーに”赤毛のアン、読めないんですけど”と手紙を書いたところ、あれは古い本で読みにくいからもっと簡単で新しい本を読んだら、というアドバイスをもらったことを思い出しました。高校生であの本をシリーズ読破したとは本当にすごい方だと思います。


もう一つ印象に残った言葉は、自分の今の英語力が乏しいからといって自分のことを悪く思わないこと。完璧じゃないからといって引け目を感じたりせずにどんどん学習すればいい。高校生のころから原書を読んでいたような茂木さんでも完璧ではないわけです。もっと自分が努力していることに自信をもって英語を使っていけたらいいなと思います。


今回の講演で得られたことは、日本のことを英語で発信しなければならないということ。今までは外国の文化に触れたり、日本語環境では手に入れられなかった情報を得られることで満足でしたが、日本の素晴らしい文化を発信することにも挑戦したいと思いました。時々ブログの英語日記で火山の爆発や温泉、人形文楽、日本人のマスクなどのことを書いていますが、ちらほらとキーワード検索で英語日記を見に来てくださる方がいます。日本のことといってもあんまり歴史には詳しくないし、書くことがないなぁと思っていましたが、温泉や人形劇のことでも情報を探して読みにくる方がいらっしゃるので、今後は日常的なことでももっと英語で書いていきたいです。

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