Stephen Fry朗読のハリーポッターオーディオブック

  職場でつけっぱなしになっていたFoxのBonesシリーズ4を観ていたら、どこかで聞いたことのある声が…。見たことのない俳優さんだけど、この声は絶対に聞いたことがある…。としばらく聞いていたら、ハリーポッターオーディオブックの朗読をされていたStephen Fryさんでした!

 

 ハリーポッターは本もオーディオブックも映画も見たけれど、オーディオブック版が一番好きです。アメリカ版のJim Dale、イギリス版のStephen Fryがあり、Jim Dale版のほうが安いのですが、絶対Stephen Fryのほうがいい。Jim Daleのほうは本がアメリカ版というだけで読んでいるJim Daleはイギリス英語です。1本だけ間違ってJim Dale版を買ってしまいましたが、まぁ、普通の朗読者という感じ。1本聞きましたが、どうしてもStephen Fryで揃えたかったので買い直しました。Stephen Fryのほうが声に深みがあり、表現力も豊かで断然聞きやすいのです。

 

 オーディオブックのナレーターは基本的には全員上手なのですが、その中でも声の良し悪しや表現力の差があります。イギリス英語が苦手!という方もいらっしゃると思いますが、標準的な発音で読まれたイギリス英語は癖がなくてかえって聞きやすいと思います。

 

 私にとってハリポタが初めてのオーディオブックで、正直なところ本を読んでも分からない単語が多かったです。ところがStephen Fryの朗読を聞くと、感情の込め方で単語の意味が分かるのです。特に感情やキャラクターの表情を表す単語。grimace や flinchなど、当時は知らない単語でしたが、朗読により顔をしかめたり、身じろいだりする様子がありありと脳裏に浮かぶという体験を初めてしました。どんどんと読み上げられていくスピードに合わせて高速に脳内で日本語変換をするのは不可能なので、聞いた言葉をイメージとして訳さずに理解していく、といういい訓練になったと思います。

 

 声のイメージからスマートなおじ様を想像していましたが、Bonesで見かけたStephen Fryは外人にいがちな、体幹部肥満で足だけ細いふつうのオジさんでした…。Bonesのレギュラーというわけではないようなので、たまたま見かけたテレビで初めて演じている姿を見ることができてうれしかったです。Audiobookにハマったのも、最初に聞いたオーディオブックが彼の朗読だったおかげだと思います。その後100本以上のオーディオブックを聞きましたが、本の面白さだけでなく、声や発音によってもオーディオブックの好き嫌いは大きく左右されています。お気に入りのナレーターさんを見つけて、声でオーディオブックを選ぶのも楽しみの一つです。

 

 I heard a familiar voice at my work place today. Bone series 4 was being broadcasted on the TV in the dining room. I’ve never seen the program before, but one of the character’s voices sounded vaguely familiar to me. As I watched it, I realized that he was the Harry Potter audiobook narrator, Stephen Fry!

 

 I love the Harry Potter audiobooks, and I have listened to all of them. It was the first audiobook I ever heard, and the amount of time I listened to his voice could be more than 150 hours. I was surprised by his stocky figure, because I had imagined him as a smart middle-aged man judging by his voice.

 

 Most of the audiobook narrators are excellent readers, but few have both acting talent and a magical voice. I read the Harry Potter books and watched the movies, but the audiobook version read by Stephen Fry was definitely the best of all. His reading helped me to create my own Harry Potter world in my head. My English comprehension wasn’t good enough to read the book when I started listening to the audiobooks. I didn’t know words such as “grimace”, “cling to dear life”, “flinch”, but his narration was so lively that it stretched my imagination. I gained a lot of new vocabulary without looking it up in a dictionary. It was a wonderful experience, and I became a huge fan of audiobook.

 

 I was lucky to have spotted him by chance today as he wasn’t a regular character of the drama. Although his appearance didn’t match my imagination, I was still glad to watch him acting at last.

カテゴリー: Audiobooks タグ: , , , , パーマリンク

Stephen Fry朗読のハリーポッターオーディオブック への5件のフィードバック

  1. mami のコメント:

    はじめまして。
    私は今Harry Potter and the philosopher’s stoneを読んでいるのですが、Stephen Fry氏の音声を聞きながら本を眺めていた所、190Pの下から10行目、「locked up」という所を音声では「chained up」というように聞こえました。
    皆さんのもそうなってるのでしょうか・・・?

    • yuko のコメント:

      こんにちは!コメントありがとうございます。CDの何枚目か、または何時間目あたりかを教えていただけるとありがたいのですが。本は持っていなくて、CDのみなので。
      よろしくお願いいたします。

  2. mami のコメント:

    説明不足でした。
    4枚目の01:02:19あたりです。
    宜しくお願いします。

    • yuko のコメント:

      はい。聞いてみました。ハロウィンの日にトロールが校内に現れて、ハーマイオニーが泣いていたトイレに入ったシーンですよね?確かにchained up と言ってますよね。洋書は持っていないので、本と違うかどうかは確かめられないのですが。本にもアメリカバージョンとイギリスバージョンがあると聞いたのですが、その違いでしょうか?

      • mami のコメント:

        すみません、確かめてくださりありがとうございます!
        私が持っている本はUK版なんですよ。
        音声を聴きながら目を通していて、あれ?おかしいなと思い、他の方にも確認してみたかったので思わず書き込みさせて頂きました。

コメントを残す