LingQとは?その2 会員プラン

LingQとは?その1 2012年バージョンの続き、LingQ(りんく)の会員プランについて説明します。

 

LingQ には、無料のフリー会員、月10ドルのベーシック会員、月39ドルのプラス会員、月79ドルのプレミアム会員があり、それぞれ出来ることが少しずつ違います。こちらの表をご覧ください。

 

 フリー会員と有料会員の違い

LingQを初めて試す場合は、とりあえずフリー会員になってみることをお勧めします。使える機能については有料会員と違いはありませんので、まずはLingQがどんな感じなのかを試してみると良いのではないでしょうか。有料会員との違いは、保存出来る単語の数が100個までに制限されている点です。LingQの特長は、読んだ記事から単語を保存出来る事なので、保存出来るLingQカードが100個まで、というのはかなり不便です。LingQのシステムでは、これまでに保存した単語がハイライトされるため、LingQシステムを使って読めば読むほど、このLingQカードは威力を発揮します。フリー会員の場合は、LingQカードが上限の100個に達すると、新しいカードを登録するためには、古い単語を削除しなければなりません。これではリーディングにおけるLingQ効果が激減しますので、LingQカードが100個に達するまで使ってみて、このシステムのことが気に入ったら、有料会員にアップグレードすると良いのではないでしょうか。

 また、フリー会員では、インポート出来る記事の上限が5つまでとなっています。LingQライブラリには何千個ものスクリプトつき音源がありますので、インポートが出来なくても不便はありませんが、例えば自分が読んでいるThe Economist記事などをコピペしてLingQシステムで読むことで、オリジナルのThe Economist単語フラッシュカードなどを作ることができます。このように、自分の好きな素材をLingQシステム上にアップロードして読みたい場合なども、インポート5個の上限は不便ですので、有料会員がよろしいかと思います。なお、インポートした素材を他の学習者と共有する場合は、5個の上限はあてはまらないようですが、著作権があるものは共有出来ませんので注意が必要です。

 LingQにはiPhoneアプリがあります。フリー会員もアプリでフラッシュカードを使用することができますが、有料会員になればiLingQも利用することができます。

 ベーシック会員とプラス・プレミアム会員の違い

ベーシック会員は、月10ドルを支払います。保存出来る単語数や、インポート出来るレッスン数の上限はなくなりますが、月々のポイントはつきません。月10ドルは、LingQシステム使用料のような感じでしょうか。プラス会員は、月39ドルで月に3000ポイント、プレミアム会員は月79ドルで月に7500ポイントが付与されます。このポイントは、スピーキングレッスンを受けたり、作文を添削してもらうのに使います。スピーキングレッスンは、1コマ15分が500ポイント、英作文の添削は300単語が約1000ポイントです。ポイントは90日で失効しますので注意が必要です。LingQのシステムは使いたいけれども、スピーキングやライティングは他所でやりたいという人は、ベーシック会員が良いのではないでしょうか。また、LingQでスピーキングやライティングを受けたいが、3000ポイントも使い切れないというライトユーザーであれば、その都度ポイントを1000ポイント単位で購入することもできます。ディスカウントなしの正規の値段は1000ポイント20ドルですが、会員種類に応じて25%〜50%の値引きがあります。セール中でなければ、会員は通常1000ポイント10ドルです。

まとめ

とりあえずLingQがどんなものか見てみたい、という方はフリー会員になることをお勧めします。LingQシステムが気に入ったならば、100個の上限のために、せっかく登録した単語を消しつつ無料で使い続けるよりは、有料会員になって登録単語を増やしたほうが良いです。前述しましたが、LingQの良さは単語登録システムにあるからです。LingQシステムで英文を読む→単語を登録する→フラッシュカードで単語を復習する→他の記事でまた同じ単語に出会い、単語を定着させる、という流れのおかげで、読めば読むほど単語の定着率が良くなります。インターネットを使えば無料で英語学習が出来る環境が整っていますが、月々10ドルで何千ものスクリプト音源が手に入り、どんどん増える単語を簡単に復習できるLingQシステムは、お金を払う価値があると思います。

 

カテゴリー: LingQ タグ: , パーマリンク

コメントを残す