アメリカでの歯科治療見積もり

アメリカは歯科治療がとんでもなく高額と聞いていたので、アメリカに来る前に全て治療したのだが、去年かぶせたばかりのクラウンが外れてしまった。高校生の時に銀歯を詰めたものを、わざわざ外してセラミックにしたため却って強度が落ちたらしい。しかも、外れる時に元の歯も一緒に割れてしまったので、単純に外れたものをかぶせるというわけにもいかず、厄介なことになってしまった。

 

アメリカでの歯科治療が気に入らず、何件もドクターショッピングをした経験のある日本人の方のオススメ歯科医へ。今日のところは、レントゲン撮影と診察、今後の治療方針の説明、金額の見積もり。本日だけで286ドル。

 

歯の見積もりは、外れた部分を新たに作りなおす手技料が306ドル。セラミックの歯が1355ドル。歯一本で合計1661ドル。診察の結果、前歯のfillingの中が虫歯になっているので、こちらも治療したほうが良いとのこと。こちらはTooth-colored filling というもので668ドル。そして、治療にとりかかる前に、必ず歯石クリーニングをしないといけないということで、歯のクリーニング代が133ドル。今日の診察代288ドル、今後の治療代は、歯2本で2329ドル…。

 

歯の詰め物が取れただけで、26万円の見積もりってなんなのさ!とは思ったものの、日本人の方々の経験談を聞くと、これでも少ないほうらしい。私が聞いた3人の方々はそれぞれ、25万円、70万円、90万円とのことだった。歯が一本痛くて歯医者にいくと、そこもあそこも虫歯と言われ、治療費がかさむらしい。90万円も請求されるなんて、歯がほとんど腐ってたんじゃないかと思いきや、その方は綺麗な美容師さんで、自分でもそこまで悪いとは思っていなかったらしい。

90万円請求された方は、職場で歯科保険も加入していたらしいけど、保険でカバー出来るのが10万円以内だったので、日本に帰国した時に治療したそう。日本の保険会社で、歯科治療100万円分カバー出来る保険もあるらしいけど、保険料が高いのと、いったん自費で払って後日請求、保険会社が指定した歯科にいかないといけない、というのがイマイチ。

私は日本で全部治療したから大丈夫と思い、歯科保険には加入していなかったので自費になってしまった。日本の健康保険も持っているので、後日請求すると日本の保険でカバー出来る分のみ返ってくるらしい。ただし、日本の保険点数は安く、アメリカの歯科治療はバカ高いので、たいした額は期待できないとのこと。

いくら日頃節約をしていても、虫歯になればあっという間に何十万が消えてしまう。アメリカ人が白い歯大好きなのは、審美性だけではなくて、虫歯になったら数十万単位で飛んでいってしまうからなんだろうな…。

 

【今日の一枚】

Route66にて。

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