The Well of Ascension: Mistborn, Book 2
Written by: Brandon Sanderson Narrated by: Michael Kramer
時間:29時間1分
発音:アメリカ英語。
速度:140語/分前後。
オススメ度:★★★★☆
ミストボーン1作目オーディオブックの感想はコチラ。
【あらすじ】ミストボーン3部作の2作目。終の帝国崩壊後、首都ルサデルでは、エランドを王とした新たな体制作りが始まった。元支配階級、商人、スカーからなる議会も立ち上げ、エランドの理想としていた民主政治が行われるのだが、民衆の声を聞きすぎたがために、かえって世の中を混乱させてしまう。そんな折、ヴェンチャー卿とセト卿の軍隊が帝国奪回のため、首都ルサデルを包囲する。
【感想】今回は”即位の泉”の謎解きを中心に物語が進んでいく。1作目では、統治者を倒すことで平和が訪れると信じられていたのだが、問題はそれほど単純ではなかったらしい。統治者が1000年もの間、守っていたものは何だったのか。作中の世界と同様に、読み手も深い霧に包まれながら手探りで物語を探っていくような感覚が面白かった。
オーディオブックの朗読自体はゆっくりめ。ファンタジーの造語に慣れれば聴きやすい。ペーパーバックだと800ページ、朗読時間は29時間と聞きごたえがあります。邦訳タイトルは、ミストスピリットー霧のうつし身。洋書の表紙絵は全然かわいくないのに、日本版は綺麗でだいぶ印象が違います。
YL:8(概算)
語数:200,000語(概算)
The Well of Ascension: Book Two of Mistborn
ミストスピリット―霧のうつし身〈1〉遺されし力 (ハヤカワ文庫FT)
【今日の一枚】アメリカでよくみかける青い鳥。