イギリス人の先生と、子供に「キラキラネーム」をつける親について話していた時のこと。chav または chavvy という単語を教えてもらいました。ソーシャルクラスの低い若者たちで、しばしば偽物のデザイナーブランドの洋服を着ている人たちのことを指すそうです。
そこでchav 御用達ブランドとして名前が挙がったのがバーバリー。イギリス人の先生によると、アホそうな人たちが全身偽物のバーバリーチェックを着ている事が多かったため、イギリスにおけるバーバリーのイメージは地に落ちたのだとか。アジアではバーバリーは高級ブランドとして知られているためか、イギリスに旅行や留学で来ているアジア人たちが「chavvy」なイメージを知らずにバーバリーを身につけているのを見ると微妙な気持ちになるそうです。
chavvy, burberry で画像検索してみました。著しく企業イメージを損なう画像が出てきます・・・。
バーバリーがchavvy なイメージを払拭するのに成功した、という記事がありました。
How an American woman rescued Burberry, a classic British label
記事では、コカイン中毒で悪名高い元ソープオペラ女優ダニエラ・ウェストブルックが、彼女の赤ちゃんとともに全身バーバリーで現れた事を、”バーバリーにとって死の鐘が鳴った”と表現していました。
記事によると、エマ・ワトソンを起用したりして現在バーバリーのイメージは回復しているとのことですが、イギリス人の先生が、”イギリスではバーバリーは恥ずかしくて着られない”と言っているところを見ると、一度ついたイメージを上書きするのは難しいのかもしれません。