【映画】Dracula Untold (2014) / ドラキュラZERO

Dracula Untold (2014)/ドラキュラZERO

ディレクター: ゲイリー・ショア

主演: ルーク・エヴァンス、ドミニク・クーパー、サラ・ガドン

評価:8 out of 10

 

【あらすじ】

15世紀、トルコ勢力下のトランシルヴァニア公国。オスマン帝国のスルタンは、周辺国の侵略に利用するためトランシルヴァニア国の少年1000人を帝国軍に徴兵し、さらに人質としてプリンス1人を提供するよう求める。

 

民衆と幼い息子を守るため帝国の要求を断ったヴラッドは、オスマン帝国の襲撃に対抗するため、ヴァンパイアと契約を交わす。3日間血への渇望に耐えることができれば元の人間に戻れるのだが。。。

 

ここからネタバレ感想です。Spoiler Alert!

【感想】

ルーク・エヴァンスの男前ぶりが作品の難点を全てカバーしたといっても過言ではないかと。オールバックと中世の騎士風衣装がものすごく似合っていたし、自国民と家族を守るためにはヴァンパイアと交渉し、その身を捧げても構わないという決意の表情が良かった。

 

ヴァンパイアの住む洞窟がいかにもセットくさかったのと、妃役の女優さんがルーク・エヴァンスの雰囲気と合っていないのが残念だった。妃はもっとシリアスな美女が良かったのではないかと。

 

オスマン帝国との戦いを最新VFXを駆使し壮大なスケールで描くアクション映画、というのもウリの一つらしいけど、1人で1000人以上の敵を斬りまくるのにCGを多用しすぎている感じで、本当の剣さばきを美しく見せてくれたほうが満足度が高かったと思う。

 

それにしてもトランシルヴァニアの臣下や民の頼りにならないことよ!もう少し皆で一致団結してヴラッドを盛り立てても良かったのに。

 

邦題はドラキュラZERO。原題のドラキュラUntoldというのは、この物語はヴラッドの息子が後に語った話であるのだけれど、実は後日談というか後世には語られなかった真実があり、今回はそれを語りますよ、という意味のUntold だと思う。糖質ゼロみたいで響きはいいけれど、ドラキュラZEROでは意味合いが違ってくると思うんだけどな…。

 

いろいろと思うことはあるものの、ルーク・エヴァンスを愛でる映画だと思えば大満足でした。日本では2014年10月31日より公開。

 

 

 

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