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【読書メモ】 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (文春文庫) 著 町山智浩

 

アメリカ人の88%がアフガニスタンの位置がわからず、63%はイラクの場所を知らなかった。さらにアメリカの地図を見てニューヨーク州の場所を示せない者が5割もいたという。せめて自分たちが戦争を仕掛けた国の位置くらいは把握すればいいのに・・と呆れてしまった。

 

聖書を一字一句信じようとする福音派がアメリカ人の3割もいるというのも驚きだった。以前、アメリカ人に進化論の話題を出して「進化論なんて馬鹿げてる!」と、地雷を踏んでしまったことが2回あった。アメリカ人の45%が進化論やビックバンを信じていないという。リベラルな州に住んでいると日本との違いをそれ程感じないが、キリスト教の考えに基づいた古い価値観に従って生き、その他の考えを受け入れようとしない人々が想像していたよりもたくさんいる。私が進化論の話題を振ってしまったのは、まだ英語を勉強し始めたばかりで、進化論を受け入れないなんて特別な人たちだろう、と思い込んでいたためだった。

 

映画「宇宙人ポール」で、イエス・キリストがダーウィンを銃殺している絵柄のTシャツを来た白人中年女性が登場する。アメリカの事情を知らなければギャグとして笑い飛ばしてしまうのだが、聖書を史実として一字一句信じ、学校で銃の撃ち方を教えるべきだと信じている「ふつうの人々」はわりとそこら辺にいる。私が地雷を踏んでしまった2回も、まさかそんなことを言うなんて思いもよらない、どこにでもいる普通の人々で、「進化論なんて馬鹿げてるわよ!」と急に声を荒げられた時には心底驚いてしまった。

 

この本では、ブッシュ政権からオバマ政権の始まりまで、アメリカの共和党の人々のエピソードを中心に紹介されている。息子ブッシュはおかしな奴だとは思っていたが、ここまでアホだとは思っていなかった。アメリカの”不可解な言動”の根本となる考え方が紹介されており、今後気になるニュースを自分で掘り下げて行く際の足がかりとなりそうな一冊。

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (文春文庫)

 

【今日の一枚】

クレイターレイクのリスさん。

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