寒くても元気いっぱいな人たち

11月中旬あたりから雨季に入りました。週の半分ほど雨です。日本の梅雨と違って、毎日激しく降るわけではないのですが、短い日照時間がさらに短くなってなんとなく憂鬱な毎日。

 

そんな折、雨の中をトランクス一丁でランニングしている若い男をみました。

 

思わず我が目を疑いました。二度見&ガン見。

 

ザーザーと重たい雨が降りしきる中、何度見ても短パン一丁でした。ぱっと見トランクスかと思いましたが、ランニング用のショートパンツのよう。でも通りすがりに見るとトランクスにしか見えない・・・。

 

それほど寒くはない地域とはいえ、その時の気温は8℃ほど。しかも冷たい雨が降っています。頭がオカシイとしか思えません。

 

バカな男がいるもんだ・・と思っていましたが、その後もチラホラと見かけるのです…。星条旗柄のトランクスで愛国心をまき散らしながら走っている男さえいました。

 

なぜ奴らは12月に雨の中、半裸で走るのか。考えてみました。

 

雨の中トランクス一丁で走り回るメリットとしては、ランニング後、濡れたトレーニングウェアを洗う必要がないということが挙げられます。特にアパート住まいだと、部屋に洗濯機を置いているところがないので、洗濯物をまとめてコインランドリーに持っていく必要があります。濡れたまましばらく置いておくと臭くなるので、濡れるものを最小限にする、という意味では賢いやり方だと思います。

 

もう一つのメリットは、ランニング後、シャワーを浴びる必要がない事でしょうか。走っている間にシャワーも浴びることが出来て、一石二鳥だと思っているのかもしれません。

 

それにしても!12月ですよ!!

 

夏には短パン一丁で走り回る男たちが結構いたのです。ご自慢のムキムキボディの若者もいれば、”ニボシみたいな貧相な身体を晒すな!”とクレームをつけたくなるような人もいます。しかも若者だけでなく、お爺さんもです。さすがに12月の雨の中、半裸で走っているのは若者だけでしたが。

 

彼らの行動を見ていると、”他人からどう見られようが気にしない”という姿は潔いとさえ思いました。こちらは見ているだけで余計寒くなりますが。”こんな寒い中、ひとり短パン一丁で走り回るなんて頭がオカシイと思われる”という日本的マインドでは出来ないことです…。

 

 

【今日の一枚】

サウスダコタ州で見かけたプレーリードッグ。キュイキュイと鳴いていました。

カテゴリー: 感じたこと パーマリンク

コメントを残す