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【オーディオブック】Finders Keepers: A Novel

Finders Keepers: A Novel(2015)

時間:13時間5分

発音:アメリカ英語

速度:160-180語/分前後。

評価:5 out of 5

Finders Keepers

 

【あらすじ】

アメリカ文学の傑作、ジミー・ゴールド3部作の著者として知られるジョン・ラスティーンが自宅に押し入った強盗によって射殺された。代表作発表後に引退していた彼は、20年近くジミー・ゴールド3部作その後の物語をMOLESKINEノートに書き連ねていた。165冊にも及ぶ未発表作品が収められたノートは、自宅金庫に保管されていた多額の現金とともに消えた。

 

30年後。ピート・ソーバーズ少年は、自宅の裏庭に埋められていたスーツケースを発見する。中には現金2万ドルと共に、MOLESKINEノートが入っていた。メルセデス・ベンツによる無差別殺人により父が重傷を負い、生活が困窮していた一家を救うため、ピートは匿名で毎月500ドルが入った封筒を自宅に送り始める。モレスキンノートに書かれた作品の価値に気づいたピート少年が、怪しい古書店の店主にノートの売買を持ちかけた事で、35年前に起きた殺人事件に巻き込まれることになる。

 

【感想】

Mr. Mercedes: A Novel の続編。面白かった・・・!!!1作目よりも緊張感が増し、追われる側のスリルを存分に味わいました。

 

1作目とは関係ない話から始まり、徐々にメルセデス・ベンツ無差別殺人事件との繋がりが明らかになるところ、そこにジョン・ラスティーンの作品に取り憑かれた2人の少年の物語が絡んでくるところが最高に面白かったです。

 

多感な少年時代に読んだ物語の主人公にのめり込み、どうしても続きを知りたいと思う気持ちは理解出来ないこともないのです。結末が気に入らないからといって、作家を殺してしまうのはあんまりですが・・・。その偏執的で歪んだ情熱を、共感出来ないまでも理解してしまえるのは、キング先生の素晴らしいストーリーテリングのおかげでしょう。

 

オーディオブック版はウィル・パットンによる朗読。嗄れた声でネチネチと語られる狂人の自分勝手な思考回路が最高に良かったです・・・。刑務所の中で囚人が”I need a lover that won’t drive me crazy!!”と繰り返し叫ぶシーンがあるのですが、その調子っぱずれぶりに狂気を感じ、感動してしまいました。スティーブン・キングの作品は、読んでいて描写がくどいと感じることもあったのですが、オーディオブックとなると、その情報過多な描写のおかげで、情景が鮮やかに頭の中で再現されるのです。独特な読書体験が病みつきになります。

 

3作目はオカルト路線になりそうな雰囲気…。あまりにも緊張感があると読めないので、ほどほどにしてほしいな・・・。

 

YL:8.5 (概算)

語数:120,000語(概算)

 


Finders Keepers: A Novel

 

 

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