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映画やドラマで英語学習その1

洋画やドラマを使った英語学習で大事なのは、ただ1−2回字幕付きで見るだけではなく、スクリプトを読み、知らない単語をチェックし、完全に分かるようになるまで繰り返し見ることだと思います。ちょうどTwitterで過去記事の「4000時間リスニング」を紹介していただいたので、映画やドラマを使った私の英語学習法について書いてみようと思います。

 

 

洋画やドラマで英語学習をお勧めする理由

 

1.楽しんで学習出来る

一番のお勧め理由はなんといっても、好きな作品を素材にすると英語学習が苦痛ではなくなる!ということでしょう。繰り返し見ても良いと思える作品を見つけたら、スクリプトを読み込んで未知単語や表現を覚え、文字と音が一致するまで繰り返し視聴します。嫌々とやるようでは効果半減ですので、何十回でも食い入るように見ることの出来る、お気に入り作品を見つけましょう。

 

2.オリジナルの教材が出来る 

スクリプトの読み込みでリーディング、繰り返しの視聴でリスニング、未知単語を集めてボキャビルと、好きな作品を使ったオリジナルの教材が出来上がります。特に私のお気に入りは単語カードです。例文がセリフなので、単語カードを見るたびにその場面を思い浮かべることが出来ます。現在までにドラマや映画から1700個ちょっと単語カードを作りました。今さら市販の単語本を使って1000個以上の単語を覚える根性はありませんが、好きな作品のセリフを集めた自作の単語帳なら飽きずに何度も見返すことが出来ます。

 

3. 一般の人が話す英語に近い

TOEICや英検、英語学習系のPodcastでは、非常に聞き取りやすい綺麗な英語が話されています。ドラマや映画では、架空の世界とはいえ誰かの日常のひとこまを切り取ったものが多く、一般的な人々が話す英語に近いと感じます。4大ネットワークで放送されているドラマや古い映画では、比較的「くっきりはっきりと」話すキャラが多い気がするのですが、それでも教材用の英語と比べるとかなりくだけた話し方です。英語学習者用に編集されたリスニング素材で基礎を築くのも良いですが、ある程度慣れてきたら普通の人が話すレベルに近い映画やドラマで耳を鍛えることも必要だと思います。

 

 

教材探しのポイント

 

1.大好きな作品を選ぶこと

これにつきます。最低数回は見てもよいなと思えるものを選びます。シットコムをお勧めしている学習サイトが多いのですが、自分の好みで選んだ方が続きやすいです。私はフレンズで挫折しました。いくら皆さんのお勧めでも好みが合わないと見続けることは出来ません。私の選択基準は「好みのイケメンが出ること」。そうでなければ数十回も見られません!

 

2.台本があるもの 

ネット上に台本が公開されているものが多いので、作品名+scriptまたはtranscriptで当該作品の台本があるかを探します。出来ればト書きもあるほうが良いです。公式に台本が公開されているものもありますし、ファンが書き起こしているものもあります。

 

ただセリフを羅列しただけのスクリプトは読むのが大変なので、せめて誰が発したセリフか分かるものがよいでしょう。

 

出来合いの映画教材を使うのであれば、「名作映画完全音声セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ」という商品があり、プラダを着た悪魔 英国王のスピーチなどの作品が販売されています。

 

3. 標準的な英語を話しているもの

イギリス英語でもアメリカ英語でも何でも良いのですが、はじめのうちは、自分が話すときのお手本となる綺麗な発音のものが良いと思います。あまりにもコックニー訛りが強いもの、スラングばかりのものは、ある程度英語に慣れて自分で使っても良いものかどうかの判断が出来るようになってからのほうが良いです。

 

私が好きなドラマの一つにTrue Bloodという作品があるのですが、この作品の舞台はアメリカ南部ルイジアナです。登場人物の大部分が南部訛りですし、いわゆる“エボニクス”というアフリカンアメリカン独特の言葉が多いです。“Where are you?”のかわりに“Where you at?”というような表現が出てきます。まじめにスクリプトに取り組むうち、ついこのような表現が口からとび出してしまうとも限りません。地域や育ち方でだいぶ英語の雰囲気も違いますので、自分にとって無難な作品を選ぶこともポイントの一つとなるかと思います。

 

  1. 全てのエピソードが揃っていなくても良い

張り切ってシーズン1のパイロットから全てスクリプトチェックをしたい衝動に駆られますが、よほどの人気シリーズではないかぎり、全てのエピソードが網羅されている事はありません。すごく気に入っている作品があるけれど、スクリプトが数本しかない・・という場合や、ただセリフが羅列しているだけのわかりにくいスクリプトしかなかった場合は、ちゃんとしたスクリプトがあるエピソードだけを使い、他の作品に取り組んだ方がよいです。

 

洋画やドラマを使った英語学習に取り組めるレベル

 

全くの初心者向きではないと思います。せめてなんとかスクリプトが読めるレベルでないと、いくら作品に対する愛があっても非効率的すぎます。スクリプトに目を通してみて、ほぼ全ての単語を辞書で調べなければならないような場合は、遠回りに思えても、基本的な単語を2000-3000個覚え、中学レベルの文法を1冊読むなど、オーソドックスな英語学習法を済ませるか、または洋画やドラマを用いた学習と基礎的な学習を平行したほうが良いです。

 

まとめ

というわけで、映画やドラマを使った英語学習は、スクリプトが読める中級者以上で、好きな作品がある人にお勧めしたい方法です。ただ漠然と見るだけではなく、“スクリプトを使う”というところが大事なのです。長くなったので、具体的な方法については次回の記事に続きます。

 

 

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