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多読10年間のまとめ② ジャンル、語彙数、リスニング時間など

多読10年間のまとめ①の続きです。

 

本のジャンル

 

GenreGenre [Genre]

 

 

Graded Readers(GR)だけで100万語読みなさいと勧められているようですが、私はどうしてもGRが合いませんでした。GR4冊でいったん挫折してしまったので、好みに合わない方法であれば自分なりにアレンジすれば良いと思います。私の場合は、GR、子供向けの絵本や小学校低学年向けの本、中高生向けヤングアダルト本などが合わせて123冊、全体の24%でした。面白くないGRを我慢して読み続けて挫折するくらいならば、エルマーの冒険シリーズや、How to train your dragonシリーズなど、幼児向けの本に目を向けて見るのも良いのではないかと思います。また、特に面白いわけではなかったのですが、Dr. Seussシリーズは英語圏で人気があり、このシリーズのエピソードをよく知っていることを前提としたエピソードがドラマや映画に出てきます。英語圏で長らく読み継がれている絵本を読むことで、英語圏で育った人なら誰もが知っている共通認識のようなものを知ることが出来るのでお勧めです。

 

読みたい本をレベルを気にせずに読むことが出来れば一番良いのですが、気をつけなければいけないのは、読みたいけれどもレベルの高い本を分かるところだけ拾い読みして意味を繋げるような読み方はしないという事です。どうしても読みたい本があれば、時にはそのような読み方をする事もあるかもしれません。ただ、いつも「読めるところ、聞けるところだけを拾って意味を類推する」というようなやり方だけを続けていては、いつまでたっても読めるレベルは上がらないと思います。

 

「レベルの低い本から始めて無理なく読めるレベルを上げていく」というのが多読の醍醐味なので、逸り立つ気持ちをいったん抑えて、辞書を引かなくても読めるレベルの本までいったんレベルを落とす事が大事です。多読・多聴わかったつもりになっているだけ・・・?にも書いたのですが、多読で分かるところだけを拾い読みするようなやり方では読めるようにはならない、というのは確かにその通りなのですが、多読は「分かるところだけを拾い読みする方法」ではありません。分からない単語は飛ばす・類推するという原則はありますが、あまりにも分からないようならレベルを落として辞書なしでも分かるレベルの本からやり直す、というのが本来の意味なのではないでしょうか。

 

多読と精読の割合

LingQに登録し、辞書で新出単語やフレーズの意味を調べながら読んだ記事の語数は195万2868語でした。多読で読んだ語数が1207万1989語なので、多読:精読の割合は6:1でした。

 

精読は、2006年〜2007年はVOAを中心に易しい記事を選んでいましたが、2008年からはThe Economistなどの新聞記事から選んでいます。多読で辞書を引かない分、精読記事では分からない単語を全て調べ、単語カードを使って復習しています。精読記事で覚えた単語を多読で目にする機会も多く、新しく覚えた単語の定着率が良いです。

 

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語彙数の変化

Test your vocab という英語の語彙数測定サイトで2年ぶりに現在の語彙数を測定してみました。結果は、25,100語でした。
test your vocab 2015

初めてこのテストを受けた2011年は20,600語、2013年は25,600語でした。2年前から語彙数が増えていないのは残念ですが、最近は意識的なボキャビルをしなかったので、現状維持という結果は妥当だと思います。

 

2006年、英語学習を開始した当初、SVLレベル2までの単語はさすがに知っていたものの、レベル3から未知単語が増え始め、レベル4、5は半分以上分からない状態だったので、当時の語彙数は5000語以下だったと思われます。

 

当時知らなかった単語を振り返ってみると、本や日常会話で頻出する単語ばかりです。これらの単語を知らずに英語を読み聞きすることは困難でした。SSS多読では、「辞書を引かないこと」を推奨していますが、出現頻度の高い単語は本を読んでいるうちに辞書を引かなくても自然に覚えることが出来ます。

 

ただ、私は多読と平行してボキャビルも行っていて、両者を同時に行うことの効果を実感しています。多読というと、「多読オンリー!辞書、ボキャビル禁止!」のように思われる方もいらっしゃるようですが、SSS多読は辞書を引くこと自体を禁止しているわけではないのです。色々と議論はあるようですが、「多読に辞書を持ち込むのが良くないのだ」と私は解釈しており、多読以外では辞書を引いたりボキャビルをしたりしています。

 

オーディオブックリスニング時間

 

iPhone-90 degree

 

 

オーディオブック329冊のリスニング時間は4384時間でした。聞き流しや、意味が分からずに聴いた分は含まれていません。オーディオブック以外にも、初期のVOAリスニング、イングリッシュジャーナル、podcast類、海外ドラマ・映画の字幕なし視聴等合わせると、現在6500時間前後だと思います。さすがにオーディオブックだけでこれだけ聞くと、一般的なベストセラー本のオーディオブックは良く聞き取れます。

 

オーディオブックリスニングの良い点は、聞いている時間全てリスニング時間になるという事です。ドラマや映画だと、画像もあるので実際に聞いている時間は半分ほど。また、小説の朗読では画像の助けがない分、全て説明しなくてはなりません。耳から得る情報だけで状況を把握する良い練習になります。

 

また、プロのナレーターで評価の高い方達の朗読は素晴らしいです。良いお手本をたくさん聞き続ける事で、発音、リズム、アクセントなどの英語の音感が身につきました。

 

オーディオブックだと、目の疲れを気にせずに長時間聞けるのも良いところです。家事の合間などにも聞けますし、多読と組み合わせることで、読める本の数が飛躍的に増えました。読まずに聞くってズルじゃないの?と最初の頃は後ろめたく思っていましたが、読んでも聞いても入ってくる内容は同じ。情報満載でハイライトやメモを沢山したくなるようなノンフィクションは本で、ぐいぐい先を聞きたいフィクションはオーディオブックで、と使い分けています。

 

身長の2倍洋書を読む

 

「やさしくたくさん」に、読書量の目安として「身長の2倍」読むと良いと書いてありました。読んだ本を実際に全部積み上げることは出来ませんが、持っている本の中から10冊ほどランダムに抜き出し、ページ数と本の厚みの平均を計算、読んだページ数と掛けてみました。その結果、読んだ本、聞いた本の高さは11.27メートル、身長の7.2倍でした!

100クマ身長の7倍

 

細々とでも10年続けられてきたことに感謝です。多読を始めたのは、インターネットで多読の体験談を読んだことがきっかけでした。多読三原則という基本的なルールはありますが、どのように実践するか、細かい部分は個人個人で違います。私の経験も「続けていれば読める範囲が広がってくるんだな」という多読体験談の一つとして読んでいただければありがたいです。

 

多読10年間のまとめ③多読以外にしたこと、しなかったことに続きます。

 

 

 

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