アフリカ旅行記 ツアーDay4 Fish River Canyonへ

6:45 荷物積込、7:00朝食、8:00出発。卵とソーセージのメニューを取っていくのだが、大人数のため間に合うはずもなく、パンとフルーツのみ。同室のジョイスは卵とソーセージを頼んだが結局時間内に間に合わなかったそうだ。トイレの壁がない問題を非常に気にしていた私はジョイスがレストランで卵を待っていた間に食事を終え部屋に戻ることができた。

 
バスでぶどう畑沿いにある村を通り過ぎる。藁葺きの簡単な家々で水道はないそうだ。人々は収穫時のみこの村にやってきて、収穫が終わると次の収穫地へと向かう。収穫期のみの滞在であるため、家は簡単で良いそうだ。集落の中に学校もクリニックもあるそう。ソーラーパネルが設置されており、今後この地域一帯にソーラーパネルを設置する計画があるとの事。昼間は40-56℃まで気温が上がるそうなので日光は十分。

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1時間ほどでナミビア南部に位置するFish River Canyonに到着。渓谷の長さ160km、幅27km、面積5900㎢、最深部は550mとアメリカのGrand Canyonに次いで世界で2番目に大きい。Grand Canyonは観光客でごった返しているが、こちらはシーズンオフのためか人が少なく過ごしやすい。
この渓谷はおよそ6.5億年前に形成され、かつては辺り一帯海だったらしい。地元の言い伝えによると、羊などの家畜を狙う悪い蛇がいて、羊飼いたちが石を投げて蛇を殺した時に蛇がのたうち回ってこの地形が出来たと言われているそうだ。

 

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気温は30度を超えているが風があるので涼しい。端っこに寄らないように、崖でヨガのポーズを取らないように!とガイドに言われているにもかかわらず、ヨガポーズを取る人たちがいた。深さ500m、落ちたら自分たちで助けに行ける距離ではない。ガイドのハネリーは、「落下後にまだ生きていたらmercy killingで上から岩を落としてトドメを刺してあげるから!」と皆に忠告していた。

 

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1時間ほどキャニオン沿いを歩いてハイキング終了。もう少し大変なのを想像していたがお散歩程度だった。ハイキングトレイルが崖下へと続いていたが、ハイキングコースの長さは90km、5ー6日ほどかかる本格的なトレイルらしい。

 

Fish River Canyonを後にし、30分程で今夜の宿Namib Desert Resortに到着。広々としてステキなコテージだがWi-Fiが無い。温水プールがあるため、皆さんプールで寛いでいた。外にハイキングに行きたかったが、スコーピオンや毒ヘビがいるため全くおススメ出来ないとの事。プールに入ろうにも水着を持ってきていないので、洗濯などをしながらのんびり過ごした。

 

夕食はホテルレストランで。Kudu肉のステーキを注文。140ランド。ガーリックソースは別料金で14ランド。ジントニック28ランドと質素だが値段高め。Kuduは硬めの牛ステーキという感じだった。いとこ同士のメイとティナ、イギリス人のエマ、運転手のバリー、ガイドのハネリーと同席。メイとティナはカンボジア生まれの中国人で、7歳の頃に一族でアメリカに移住したとのこと。訛りのある英語だが、とにかく喋る喋る!一家のこと、これまで行った国、会った人など弾丸トークだった。バスの運転手のバリーは5人の妻と11人の子供がいると話していた。妻を1人迎えるごとに牛と交換するらしいので、アフリカ基準では相当な金持ちなのではないだろうか。後に5人の妻と11人の子供の話は冗談だとわかったが、南アフリカの国としては、一夫多妻は認められていないが、所属する部族の慣習であれば問題ないらしい。アフリカ大陸の内情を知らないため、バリーの冗談をそのまま信じてしまった!世界のいろいろな事情をもっと知りたいと思った夜だった。

 

 

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