5時起床、6時にNamib Wildlife Resortを出発。朝食はパックされていた。サンドイッチ、ゆで卵、オレンジジュース、グレープフルーツサイズのレモンのようなもの、洋梨。早朝から食べられないのでバス持ち込み。今朝に備えて昨夜は21:30に就寝したのだがやはり眠い。ジョイスがwe are party animals! と言って笑いながら就寝。
1時間ほどでroadhouseに到着、30分休憩。何もないところに突如現れたロードハウスだが、驚くほどセンスがあった。廃車をうまく配置してあるし、ナンバープレートを壁に貼ってあるのも良い。沢山の色を配置するとごちゃごちゃするのでお洒落なインテリアにするのは難しいと思っていたけれど、うまく配置されていてセンスが良かった。
女子トイレの壁には男性の半裸が描かれており、股間には蛇の描かれた箱が設置されている。好奇心に駆られて開けると、建物に響き渡るピーっという音。誰が好奇心に負けて箱を開けたかがバレてしまう。箱の中にはbar round! と書かれており、股間の箱を最初に開けてしまった人がバーで飲み物を奢るという仕組み。こんな箱が目の前に現れたら開けざるを得ないでしょう。タンザニア在住のカナダ人が最初に箱を開け、バーにいる人たちにお酒を奢る羽目になっていた。
ナミビアは1990年に南アフリカから独立した国で、色々な部族が共存している。ドイツ人は人口の1.1%を占めるに過ぎないが、建物や文化に大きな影響を与えている。ナミビアはplace of no people という意味があり、モンゴルに次いで二番目に人口密度が低いらしくたしかに人を見かけない。広大な土地が続くところにポツンと小さな町が現れる。
Bethanieという町でトイレ休憩。日曜日のせいか店は開いていなかった。道路で子供達が針金で作られた車のオモチャを引っ張って遊んでいた。日本であれば簡単に既製品が手に入るのだろうけど、廃品を利用した手作りのおもちゃも味わい深い。
その後もひたすら移動。途中ドイツ風レストランでランチ休憩。ここの庭はとても良く手入れされており、レストラン内はレモングラスのような良い匂いがしていた。ナミビアは広大な土地が広がっており何もないものの、店が現れるとこんな所にこんな素敵なお店が!⁈ と驚く。
Sossus Oasisキャンプまで後2キロのところで左前輪タイヤがパンクしてしまった。Sossus というのはthe end, no returnという意味らしい。 砂利道で激しく揺れていたので無理もない。運転手のバリーがタイヤ交換を試みるが、ジャッキがないため時間ばかりがすぎていく。結局キャンプ場からヘルプを呼んでタイヤ交換してもらっていた。外で2時間待機。暑かった。アフリカドライブ旅の道中、パンクやぬかるみにはまった車を何回か見かけた。携帯電話の電波が届くところとは限らないし、レンタカーを借りて自力でドライブするのは大変そうだ。
キャンプ場は2人で1つのテントをシェア。かなり狭い。炎天下の中、自分たちでテントを設置するのだが、結構な力仕事だった。マットレスとテントは支給、寝袋は各自持参。砂漠の夜は寒いと聞いて、0度まで対応の寝袋を持参したが夜は暑かった。
夕食はガイドのハネリーが準備してくれた。ひき肉と豆、マッシュポテトとチーズを層状に重ねて焼いたものとサラダ。キャンプといえばカレーと思っていたけれど、マッシュポテトも美味しかった。夕食後はキャンプファイヤーで焼きマシュマロ。中学校2年生の頃アメリカのホストファミリーとキャンプで焼きマシュマロをした事を思い出した。マシュマロを美味しいと思ったことは無いけれど、キャンプ場での焼きマシュマロは美味しい。アメリカ人はクッキーの間に焼きマシュマロを挟んで更なるカロリーアップを図っていた。
夜空に南十字星と天の川が綺麗に見えた。キャンプファイヤーにワイン、星空と最高の雰囲気の中での夕食だった。