Walt Disneyのオーディオブック

オーディオブックでWalt Disney: The Triumph of the American Imaginationを半分程聞いたところ。全部で33時間ちょっとの長丁場です。
 今までディズニー映画を1本もみたことがなかったし、ディズニーと言えばディズニーランドの人、くらいしか認識がなかったのだけど。このオーディオブックを聞いて、アニメに対する認識が180度変わりました。
 
 ディズニーが短編アニメを作り出したのが1920年代、アニメから声が出るなんて!という時代。アニメと音声をシンクロさせたり、カラーアニメを作ったり、また白雪姫などの長編アニメに挑戦したり、ディズニーの仕事に対する入れ込みようはすごいです。何かを成し遂げるためには執念が必要だということを思い知らされます。
 
 いっぽうで、常につきまとう財政的不安、仲間たちの裏切り、従業員のストライキ…。映画が大ヒットしても、次の作品やディズニースタジオへの投資のために資金難に苦しみ、完璧な作品よりも低予算で大衆受けしそうな作品も作らざるを得なかったこと。華やかな成功者の一面しか知らなかったディズニーの苦しい時代を知り、オーディオブックを聞きながら胸が苦しくなりました。
 
 伝記を読むと、偉大な人物の一生から感銘を受けて自分も頑張ろうという気持ちになれます。以前から伝記モノは好きだったのですが、最近になって伝記を読むことで自分の一生が有限であるということを良く考えるようになりました。人の一生を30時間かそこらで聞いたり読んだりする訳だから、人生の時間があっという間に過ぎるような感覚にとらわれます。
 
 時間管理や効率化のTips満載の自己啓発本も好きなのですが、著者のノウハウの受け売りになりがち。伝記は直接的で分かりやすいアドバイスはないけれど、自分にとって大切なことを自分自身で考えるきっかけを与えてくれるのが良いところだと思います。

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