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北欧ミステリ

【オーディオブック】A Man Called Ove

A Man Called Ove (2014)

時間:9時間9分

発音:アメリカ英語

速度:160語/分前後

評価:5 out of 5

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【あらすじ】
住宅街の見回り役を自主的に行っている59歳のOveは頑固で変わり者。近隣住民のささいなルール違反にいつも腹を立てては文句を言っている。

ある日一人暮らしのOveの隣家に若い夫婦が引っ越してきた。旦那は背ばかり高く明らかに脳まで血液が登っていないし、奥さんは3歳7歳の女の子にくわえ、臨月腹を抱えている。しかもイラン人だという。

自分以外の全てが気に入らないOveだったが、グイグイと距離を縮めてくるお隣さんと関わっていくうちに少しずつ変化が現れはじめる。

 

【感想】
切なくて涙が出ました・・・。頑固な偏屈ジジイと思われていたOve(ウーバ)の過去と現在が交互に語られていくにつれ、何故彼がここまで意固地になってしまったのかが少しずつ明かされます。

 

バカ正直で融通がきかないウーバと社会を繋いでいたものが無くなってしまった時。素直に悲しみを表現出来ないウーバの不器用さが切ないのです。

 

この世にたった一人となってしまったウーバが徐々に周囲との関係を築いていく過程が心にしみました。

 

飄々としている主人公のウーバのキャラに合わせたかのように、物語自体も淡々と進んでいくのですが、その中にもユーモア溢れる文章がところどころあり、全く飽きることがありませんでした。「人は生きたように死んでいく」という言葉を実感した物語でした。

 

スウェーデン語からの英訳。ウーバが若いころのムラ社会的な陰湿さ、職場でのいじめや心理描写など、そのまま舞台が日本でも通用しそうです。

 

ミレニアムシリーズ、100歳老人も良かったので、北欧小説をもっと読みたいと思わせてくれた一冊。

A Man Called Ove (English Edition)

YL: 8 (概算)

語数:80,000語(概算)

 

【今日の一枚】

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Renoで見かけた落書き

 

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