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YL7〜

【オーディオブック】Hatching Twitter (2013)

Hatching Twitter (2013)

時間:9時間35分

発音: アメリカ英語

評価: 4 out of 5

 

2006年3月、Jack Dorsey, Noah Glass, Biz Stone, Evan Williamsの4人により設立されたTwitterの創業ストーリー。

 

4人は当時、Noahが代表をつとめていたポッドキャスティングサービスODEOに関わっていた。当時成功を収めていたのはEvan  Williamsのみ。Evanは2003年にBloggerをGoogleに売却し多額の資金を得た。

 

Noahは1人でODEOを運営していた時期に、Forbesに掲載されたEvanの記事を読み、部屋の写真が自分のアパートの向かいの部屋であることに気づく。ベランダ越しにEvanに声をかけ、そこから仲の良い友人となり、後にODEOの運営資金を出資してもらうことになった。

 

Jackはいきつけのコーヒーショップで偶然Evanを見かけ、雇ってほしいとその場で履歴書をメールで送ったという。

 

ODEOはiTunes のポッドキャスト機能が発表されたことにより、対抗できなくなり衰退することとなったが、Jackが自分のステータスをウェブ上にアップするサービスのアイデアを持ちかけたところ、チームミーティングで話がまとまり、twttrとしてサービスが開始された。

 

当初Jackの案では自分のステータスを表示するだけだったが、皆のアイデアで日付がつき、フォロー、@、ハッシュタグ、検索などの機能が追加されていった。

 

当時はCNNなどのメディアのように個人が世界に届く声をあげられる事は画期的だった。Twitter初期にカリフォルニアでわずかに体感できる程度の地震が起きた時、タイムラインが地震?揺れた?というTweetで埋まり、離れた場所にいる人々と空間を超えて繋がったという実感を持ったという。

 

仲の良い仕事仲間で立ち上げたプロジェクトなのに権力争いがえげつなかった。CEOの座を引き摺り下ろされることになっていても、本人だけが当日まで知らずライバルが外堀を埋めていく。そしてCEOが変わると働いていた人までもが一掃される。Jackは部下から無能ぶりを上層部に告げ口され、CEOから下ろされ実務からも外されていた時期があった。共同創業者のうちの2人がTIMEの今年の100人に選ばれて表彰されたり、オプラのTVショーに出たりして、自分の存在が抹殺されたように感じていたらしい。Twitterの発案はチーム皆の功績だとされているけれど、元々のアイデアはJackのものだった。自分が長年温めていたアイデアから生まれた会社を追われ、自分以外の仲間が脚光を浴びるのをみるのはどれほど辛いことか。その後、JackはウィリアムズをCEOの座から引きずり下ろす復讐を遂げている。

 

本書は2010年までの経過を追ったもの。Jackの画策によりEvanがCEOを降り、Costolo氏がCEOに就任した辺りで突然終わっている。その後JackがCEOに返り咲くまでの経緯や、株式上場のエピソードなども知りたかった。

 

YL:7 (概算)

語数:83,375 語

 


Hatching Twitter: A True Story of Money, Power, Friendship and Betrayal (English Edition)

【オーディオブック】His Dark Materials: The Subtle Knife (1997)

His Dark Materials: The Subtle Knife(1997)/ 神秘の短剣

時間:8時間57分

発音: イギリス英語

評価: 5 out of 5

 

His Dark Materials/ ライラの冒険シリーズ2作目。

 

【あらすじ】

今回は私たちの世界に住むウィル・パリー少年が物語の中心となっている。ウィルの父親は探検家であったがウィルが幼い頃、北極探検中に失踪した。以後、ウィルの母親は見えない追手に怯え、精神を病んでしまった。ある日12歳のウィルの家に見知らぬ男たちが侵入、ウィルは正当防衛で男を殺してしまう。父が遺した書類が目的だと知ったウィルは書類を持って父の手がかりを探すうち、異世界に繋がる「窓」に迷い込む。

 

【ネタバレ感想】

チッタガーゼに迷い込んだウィルがライラと出会い、チッタガーゼの塔で守られていたSubtle  Knifeの継承者となるお話。Subtle Knifeはこの世界にある全てを切ることができ、無数に存在するパラレル世界への扉を切り取る力があった。

 

チャールズ卿に騙され真理計を盗られてしまったライラ。Subtle  Knifeを得て真理計を取り返しに行く部分では、チャールズ卿のずる賢さ、卑怯さにハラハラドキドキしっぱなしだった。

 

大人の自分勝手さを嫌というほど見せつけられた。子供たちへの試練がえげつないほど過酷で、3部作の中で一番のお気に入り。

 

YL:7.5

語数:98,684語

 

 


His Dark Materials: The Subtle Knife (Book 2)


神秘の短剣〈上〉 ライラの冒険II (新潮文庫)

【オーディオブック】Nothing to See Here (2019)

Nothing to See Here  (2019)

時間:6時間40分

発音: アメリカ英語

評価: 4.5 out of 5

 

めったに表紙買いをしないのだけれども、これは気になりすぎて迷わず表紙買い。

 

興奮すると体が発火してしまう10歳の双子を世話することになった女性のお話。

 

ここからはネタバレあらすじ。

 

貧しい母子家庭で育ったリリアンは学業で優秀な成績を修めたため、地元の有名寄宿学校に特待生枠で入学することになった。そこでルームメイトとして知り合ったのがマディソンだった。

 

裕福な家庭の末っ子として何不自由なく育ったマディソンとバスケットボールを通じて仲良くなったリリアンだったが、ある日マディソンが違法薬物を使用してたことが発覚し退学の危機に陥る。ところがマディソンの父が、リリアンの母を100万円ほどで買収し、リリアンが罪をかぶって退学することになってしまった。貧しかったリリアンにとって、良い教育こそが貧困を脱する唯一の方法だったのだが、公立高校に転校した後も、「コカインに手を出し、せっかくのチャンスを棒にふった女」としてその後の進学の道も絶たれてしまった。

 

10年以上経過し、地元スーパーのレジ打ちバイトで生計を立てていたリリアンだったが、ある日マディソンからテネシー州の邸宅での仕事に誘われる。マディソンは年の離れたバツ2の議員と結婚し、4歳の男の子の母親となっていた。仕事の依頼内容は、急死した前妻が遺した10歳の双子の男女を引き取ることになったので、ひと夏の間面倒をみてほしいとのこと。問題は、双子たちは興奮すると自然発火してしまう事だった。

 

マディソンの罪を被って退学させられたリリアンの過去から始まったので、暗い話かと思いきや自然発火する双子たちとのドタバタな日常を描く楽しい話だった。ありえないシチュエーションにもかかわらず、リリアンがあっさりと双子の世話を引き受け、少しずつ絆が芽生えていくところが良かった。

 

マディソンは、「親友」と言いながらもリリアンを利用する嫌な女で、どうしても好きになれなかったのだけれども、リリアンと本音でぶつかって嫌な女のままハッピーエンディングとしてまとまってしまったのがすごい。奇想天外なプロットだったけれどもストーリーに勢いがあって一気に読めた。

 

YL:7くらい

語数:63,054語(概算)

 

 


Nothing To See Here

【オーディオブック】The Suspect: An Olympic Bombing, the FBI, the Media, and Richard Jewell, the Man Caught in the Middle(2019)

The Suspect: An Olympic Bombing, the FBI, the Media, and Richard Jewell, the Man Caught in the Middle(2019)

時間:14時間12分

発音: アメリカ英語

評価: 4.5 out of 5

映画「リチャード・ジュエル」に感動し、詳細を知りたくて選んだ本。

 

1996年7月27日、アトランタ五輪中 Centennial Olympic Parkコンサート会場を警備していたリチャード・ジュエルはベンチの下に不審なカバンを発見した。爆弾発見時の講習を受けていたリチャードは、不審物をただの落とし物として扱うことなく現場責任者に報告。近くの人々を避難させた。警官たちが爆発物周囲を取り囲み、観客たちとの距離を取らせていたところで爆発が起き、44歳の観客女性に爆破物の破片が刺さり死亡。現場付近にいたトルコ人のカメラマンクルーが心臓発作で亡くなり、111人が負傷した。リチャードによる迅速な避難行動がなければもっと大勢の人々が犠牲になったはずだった。

 

一躍ヒーローとなり、TV番組で脚光を浴びたリチャードだったが、FBIにより容疑者として疑われてしまう。過去にも第一発見者の警察官による自作自演の爆弾事件があり、「目立ちたがり屋でヒーローになりたい」「手柄を立てて警察官として雇用されたい」という犯人の”プロファイリング”に一致したからであった。

 

FBIエージェントが地元新聞記者の女性にリチャードジュエルの名をリークしたため、嫌疑をかけられただけの段階でマスコミにより犯罪者扱いされ、自宅や行く先々で追い回され、過去の行動やプライベートまで公にされてしまう。リチャードが現場にいる間に公園外の公衆電話から犯行予告があり、物理的にリチャードは犯人となり得なかったにもかかわらず、3ヶ月もの間、容疑が晴れることはなかった。

 

リチャードは馬鹿がつくほど正直者で、仕事熱心すぎるあまり融通がきかず、これまでの職場でも変人扱いされていた。リチャードが爆弾犯として疑われると、元同僚たちがいかにリチャードの行動が以前から怪しかったかをマスコミに語る様子が辛かった。リチャードジュエルの底抜けにお人好しで他人の役に立ちたいという善良な心が世間の人々によって無残に踏みにじられるのが辛い作品だった。映画でのリチャードの描かれ方は、とても良い人で愛すべきキャラクターだとは思うけれども、お母さん以外にこういう人物を心から愛せる人はいないと思ってしまった自分が後ろめたかった。本では後日譚もあり、仕事で知り合った素晴らしい女性と結婚していたことを知って安心した。リチャードは警官として再び働くという夢を叶え、小さな町の警官として生後5日目の赤ちゃんにCPRを施して救ったり、麻薬売人を検挙したりと活躍していたらしい。ただ、容疑は晴れても”The former suspect”のリチャードジュエルとして見られることに苦しんでいたようだ。

 

映画でリチャードの母親がFBIにタッパーを押収されたことを非常に悲しんでいたが、あれは30年かけて集めた思い入れのあるタッパーであり、事件後に国を訴えて25万円ほどの補償を受けることができたようだった。なぜか母親のタッパーシーンが悲しかったのでタッパーのその後を知ることが出来てよかった。

 

リチャードジュエルと弁護士のワトソンさんは、松本サリン事件の冤罪つながりで日本に招待されたらしいが、アトランタ五輪の爆破事件とともに当時はまったく気づかなかった。

 

真犯人のエリック・ルドルフが起こしたアトランタゲイクラブ爆破や中絶クリニック爆破、その後の逃亡生活についても触れられていた。映画では最後に一言真犯人についてコメントがあっただけだったが、本で真犯人の行動を知るにつれ、リチャードを犯人と決めつけたことがいかに愚かなことであったかを実感した。

 

本の前半はアトランタ五輪誘致やリチャードジュエル、女性記者の幼少期、FBIエージェントの職歴などでやや退屈だったので、映画でリチャードのキャラクターに興味を持ってから読み始めるのが良いかも。

 

YL:7.5

語数:113,956語(概算)


The Suspect: An Olympic Bombing, the FBI, the Media, and Richard Jewell, the Man Caught in the Middle (English Edition)

【オーディオブック】Permanent Record (2019) スノーデン 独白: 消せない記録

Permanent Record (2019)

時間:11時間31分

発音: アメリカ英語

評価: 4.5 out of 5

 

 

2013年、NSA, CIAが国民の同意を得ずにmass surveillance を行っているとして、何千もの国家機密ファイルをマスコミにリークしたエドワード・スノーデンの回想録。子供時代の思い出からロシア内で足止めされ、現在に至るまでの思いが綴られている。

 

回想録ではCIA, NSAの下請け社員時代のエピソードが語られていたのが興味深かった。通常であればCIA本部に勤務しているIT部門社員の話など守秘義務があって聞けないはず。スノーデンがCIA本部で夜勤をしていた時の相方は当時50台のコンピューター知識のない男性だった。夜間、何か問題が起こると翌朝日勤の人に問題があったと伝えるだけ。夜勤中は小説を読んで時間を潰していたらしい。仕事が増えて困っていた日勤者の訴えによりスノーデンが二人目の夜勤者として雇用されたようだ。

ただしその仕事の出来ない男には重要な役割があった。「コンピューターは故障するから信用できない」とのことで、CIAの地下には古いテープ式の機械があり、大切なバックアップはテープレコーダーに記録し、鍵付き金庫にしまわれていたのだ。IT部門なのにコンピューター知識が無い人間が夜間一人でCIA本部のIT部門を守っていたとは驚きだったが、スノーデンのようなハッカー技術のある若い男を一人で夜勤させると技術を悪用する可能性もあるわけで、仕事の出来ない人が「お留守番」するくらいが丁度よかったのかもしれない。

 

日本に関する記述もあった。コミュニティカレッジ時代は日本語クラスを取っていて日本アニメをよく見ていたらしい。Dellの嘱託職員としてNSAの仕事をするため、2年ほど横田基地内でも働いていた。アメリカのNSA本部がたとえ爆破されたとしても、世界中でバックアップが取れるようなシステム作りなどを行っていたとか。日本滞在中は写真が趣味のガールフレンドと共に日本各地を旅行したり、多摩川沿いで桜を見たりした思い出が語られていた。NSAのために働いている人が日本にいて普通に生活していたのは不思議な感じだった。

 

システムアドミニストレーターとして国家機密ファイルにアクセル出来る権限があったとして、それをジャーナリストに渡そうと思う人はどれくらいいるのだろう。彼は他国からのスパイでもなく、お金目当てに情報を売ったわけでもない。それでもCIAやNSAの嘱託職員という比較的末端の立場からこれだけの機密情報を引き出せたということは、本物の諜報員ならば壊滅的な被害を与えることが出来ただろう。NSAやCIAは最先端の技術や情報を駆使しているというイメージがあったが、スノーデンの回想録を読むと「意外とセキュリティがゆるそう・・」という印象を抱いてしまった。

 

”NSAとCIAは犯罪者とテロリスト容疑者だけではなく、国民全てを捜査令状なしで監視対象にしていた”。この点に関しては国民の意見を問うて議論が必要だと思う。ただ、個人の考えだけで国家機密をマスコミにリークしたスノーデンのやり方には賛同出来なかった。なぜならば彼の行為によってもたらされたメリットよりも、国に対するダメージが大きすぎると思ったから。せめて国家による監視の疑惑をに反対政党の議員に持ち込んで議論にあげてもらうとか考えられなかったのだろうか。勿論そんな生ぬるい方法では解決しそうにないことをわかった上で最もダメージの大きいやり方を選んだのだろうけれども。

 

自分のネット活動が国に監視されるのは嫌だけれど、すでに便利さと引き換えにAmazonやNetflix、Googleにはかなりの個人情報を握られている。もし私がNSAの国民監視活動を知ってしまったら、プライバシーを守る方法などを広く啓蒙する活動をするくらいか。彼のことを「国家の暴走から国民を守った真の愛国者、ヒーロー」と称える人々もいるけれど、どうしてもNSAやCIAが長年築き上げた情報網もろとも使えなくなったというダメージのほうが大きい気がした。

 

彼の主義主張には最終的に賛同出来なかったけれど、NSA, CIAの内情や、1980年代のコンピューター事情、日本に関する部分などとても面白かった。

 

YL:7.5くらい

語数:100,311語 Word Counters推定

 


Permanent Record (English Edition)

スノーデン 独白: 消せない記録

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