LingQでは読んだ記事から単語を保存、登録することが出来ます。LingQシステムを使って読めば読むほど、のちのち単語の重複が増えて便利になってきます。これまで身近な友達やweb上でLingQをオススメしたことがあったのですが、”使ってみたけど…よく分からなくてイマイチ”と反応が良くなかったので、お節介とは思いますが私の使い方を紹介していきたいと思います。まずは単語登録の方法から。
1. LingQのライブラリから記事を選ぶか、自分が読みたい記事をインポートします。インポートの仕方についてはコチラから。
そうすると、青のハイライト、黄色のハイライト、点線が単語についているのが見えます。青のハイライトは新出単語、黄色のハイライトは以前LingQ上で単語登録したけど、まだ覚えていない単語。点線は以前にLingQで登録して、単語テストでステータスを1→4に上げたか、他の記事で”知っている”に変更した単語です。
2. 青でハイライトされている、”eyelets” という単語を例にとって説明します。
単語の上にカーソルをのせると、新しいヒント、または知っているという文字がでます。すでに知っているなら”知っている”というボタンを押します。そうするとこの単語のステータスは”既知の単語”になります。知らない場合は、”新しいヒント”を押します。
3. 単語カードが開きます。
左上の、辞書というボタンを押すと、右側に辞書一覧が開きます。お好みの辞書を選ぶと、その辞書がポップアップウィンドウで開きます。ここではALCを選んでみます。
4. 辞書のポップアップ画面です。アルクの辞書の意味をコピペします。
5. 次にフレーズという項目をみます。これはLingQシステムが自動で単語周囲の文章を取り込むのですが、いかんせん自動取り込みなので文章が途中で切れています。ちゃんとした一文のこともありますが、ここでは手直しが必要です。面倒ですが、後でフラッシュカードを使って単語の復習をする際に例文は重要ですので、一手間かけることをオススメします。
6. 単語カードの上にある”例文ボタン”を押します。
すると右側に、このレッスンからと、LingQライブラリ内にある膨大な文章から”eyelets”を含む例文が提示されます。残念ながらeyeletsは頻出単語ではないようで、例文はひっかかってきませんでした。頻出単語ならば、例文がたくさん出てきます。しっくりくる例文があれば、ライブラリ内より提示された例文を選び、自分が読んでいる記事の例文がよければ完全な文章を手入力します。残念がながら文章をコピペしようとするとシステム上、青くハイライトされて新出単語と勘違いされてしまうので、コピペはできません。
7. 次にタグボタンを押します。
8. 今までに登録しておいたタグが表示されます。
私は”Life of Pi”を1章ずつ全部取り込んでPiタグをつけています。他には英検1級タグ、The Economistタグ、ドラマタグ、イディオムタグ、仕事上でみつけた単語のタグを作っています。タグは複数選択可能です。
初めてタグを作るときはタグを手入力して追加、既存のタグをつけるときはタグをえらんで追加ボタンを押します。タグをつけると今後単語の復習が非常に便利になります。ここまでできたら、保存を押します。
9. 既知の単語の説明です。点線がついている単語は以前自分が登録して覚えた単語です。単語カードに記録しておけば、点線単語にカーソルをあわせるとこのように、単語カードがポップアップしてきます。”知っている”というステータスになっても消えませんので大丈夫です。さらにしっくりくる例文があった場合には、編集ボタンをおして例文や意味の変更、追加ができます。黄色のハイライトにカーソルを合わせても同様に単語カードがポップアップします。”Once upon a time”はかつて知らない単語として登録されているようです。懐かしい…。今となっては当たり前の単語も、英語学習当初は知らなかったということで、自分の成長が垣間見えるうれしい瞬間です。黄色のハイライトでもう知っている単語は、単語カードのステータスを4に変えることで既知の単語にすることが出来ます。
10. 単語登録方法にはもう一つあります。”supple”という単語を選ぶと自動で意味が現れます。
これは他のLingQ学習者さんたちが登録してくれた単語です。(1)というのはこの単語を登録している人数です。頻出単語だとこの数字が増えるだけでなく、名詞、形容詞、動詞など多数の品詞で登録されています。提示された意味が気に入ればそのままクリック、しっくりこなければ、新しいヒントを押して自分で意味を登録します。
11. 全て未知の単語を調べ終わったら、残りの知っている単語で青のハイライトを一括で既知単語にするために、”すべて知っている”を押します。
また、画面上部にあるiPod風デバイスボタンを押して、読んだ回数や聞いた回数を記録します。
こうすることで、LingQ Statのグラフが増えますので学習の励みになると思います。
なお、LingQの使い方については、”レッスンページのビデオをみる”で説明されています。私は見ていませんが…。
機会があれば、単語登録や管理方法についても触れてみたいと思います。
ピンバック: yukoxoxo2000
すごく活用されていますねー!!
私はいまだ幽霊会員です・・・
こうやってマニュアルがあるとわかりやすいです。
ありがとうございます!!
iPhoneアプリもできるんでしたっけ?
hana20042524さんへ。LingQ歴5年目に入りましたからね〜。システムもすこしずつ改善されているので、ちょっとわかりにくいと思います。
アプリの件は創始者のスティーブさんがもうすぐ出来ると言っていました。これで単語復習テストがもっと便利になることを期待してます。
hanaさんのレポートをみて、いつも掘り出し物だけ活用させて頂いているので、たまにはこちらからも情報提供できればと思ってます。
これこれ、これが知りたかったのです。やはり例文は後々の復習のためにも手入力が必要ですね。
めんどくさがらずにがんばります。
そうそう!Yukoさんのブログをリンクさせていただいていいですか?
leonieさんへ。コメント、リンクありがとうございます。こちらからもぜひリンクをさせて下さい!
例文の手入力は面倒なんですけど、中途半端な例文だと復習する気が半減しますもんね。手をかけただけ覚えやすくなるので、ここは一手間かけるべきと思います。
あー、すごく分かりやすいです。
タグってどう使うのかな?と思っていたとこでした。点線がついている単語の意味も分かったし。例文はやっぱり手入力した方がよさそうですね。
断片で意味が分からんなーと思いつつ、放置してました。
これを参考にもっと活用したいと思います。
いろいろありがとうございました。
keikoさんへ。タグは、後で単語の復習をする時に便利なんですよ。単語カードが膨大になってきた時に、タグで整理できるし。
LingQのシステムは最初はわかりにくいと思いますが、ぜひ活用してみてくださいね!
ピンバック: The Glad Game - LingQ単語登録方法その2 手動登録、インポート/エクスポート
はじめてコメントします。
リングキューに興味あります。
手始めに、無料会員からはじめてみようかと思いますが、
姓名は本名で登録するのですか?
suanさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
まぎらわしいのですが、LingQはリンクと読みます。
無料会員は保存単語数とインポートできる記事数に制限がありますが、基本的な機能は使えますのでぜひ登録してみてください。
姓名のところは本名をいれています。横のドロップダウンメニューから”表示なし”というのを選べば、公開されませんので大丈夫です。メールアドレスやスカイプネームなども念のため非表示を選べば安心だと思います。
何かわからないことがあったら遠慮なく聞いてくださいね。
今後ともよろしくお願いいたします。
今さらコメント、ゴメン。
点線っていうの初めて知って、思わず書きこんじゃった。
今までLingQはディスカッション以外、ほとんど利用してこなかったけれど、yukoさんの記事を見て、ぜひ私もこんなふうに活用したいって思ったよ。
紹介してくれた方法を一つひとつ試してみる!
すごく楽しみだ~。
「リスニング強化月間」企画もはじまるし(←半ば強引に始めさせてる!?)、ますますLingQを活用して、頑張りたいと思ってるよ!
なぼむしさんへ。LingQの既知単語が点線になるの、便利だよね。知らない単語だと思っていたら点線になっていたりして。忘れていたことも忘れてる。
リスニング強化月間、いろんな人が参加してくれて楽しみになってきたね。LingQをうまく活用しようね〜。
ピンバック: なぼ/Naomi
「やってみよう!!」とすごく思わせてくれる記事です。感謝☆
こんな風にして毎日少しずつやれば、メールで届くEnglish LingQs of the Dayも活用して単語を覚えるのが楽しくなりそうです。
ところで、『”Life of Pi”を一章ずつ取り込んで』と書かれていますが、どのようにされているのでしょう?
私も精読に使いたい本が一冊あるのですが、(Jared Diamondの“Guns, Germs, and Steel”です)本を見ながら手入力してインポートするのがめんどくさいけど、本の中身がどこかにある訳でもないし・・・と今思っていて。yukomillenniumさんの方法を教えていただけたら嬉しいです。
と書きつつ、いつも質問ばかりでごめんなさい。よろしくお願いします。
yunnaさんへ。ご質問ありがとうございます! 本の取り込み方法ですが、最初のころは、本読み仲間がわざわざ数ページずつスキャンで取り込んだものをもらっていました。途中で面倒くさくなったので、”本のタイトル,pdf ” などでググったところ、本のpdfを無料ダウンロードできるサイトがいくつかありました。ホントはダメなんですけど…。そこでPDFファイルをダウンロードして、一章ずつLingQに取り込んでいます。紙の本も買ったので許して…。
その手の外国サイトがいくつかありますが、無料会員登録を求められたときにいつものユーザー名とパスワードを入力してしまうと、抜き取られてしまうのでご注意ください。無難なのはスキャナで読み取ってOCRソフトにかけることでしょうか。手入力は大変すぎると思いますよ〜。
早速のお返事ありがとうございます♪♪♪
そうですよね〜手入力はそれだけで挫折の原因です^^ゞ
私も、紙の本も買ったので許してもらうことにしてダウンロードできるサイトがあるかどうかググってみることにします。
ほんとうにいつもありがとう!
yunnaさんへ。手入力は大変すぎますよね。せめてスキャナで! 無料PDFサイトはかなり怪しいです。パスワードには気をつけてくださいね!
ダウンロードした後は、特に問題はありませんでしたが。
ピンバック: hanatowaka