- Written by: Stephen King
- Narrated by: Campbell Scott
時間：15時間49分
発音：アメリカ英語。
速度：160語/分前後。
オススメ度：3 out of 5
【あらすじ】
コロラド州のロッキー山上にあるオーバールックホテル。雪深く冬期には閉鎖されるこのホテルに、一冬の管理人としてやってきた小説家志望の元教師であるジャックと妻のウェンディ、そして一人息子のダニー。ダニーは不思議な能力「かがやき」 (Shining) を持つ少年だった。しばらく過ごすうち、ダニーはこのホテルに自分たち以外の存在を確信するが、両親達は取り合ってくれない。実はインディアンの墓地跡に建てられたこのホテルそのものが、邪悪な意思を持った存在だったのだ。オーバールックホテルは最も弱い存在であるジャックに目を付け（かつて彼はアルコール依存症であり、ダニーに酷い暴力を振るったことがあった）、ダニーの「かがやき」を奪い取ろうと彼の心を侵食していくのだった。
（Wikipediaより）
【感想】
The Shiningの続編が30数年ぶりに出版されるということで、予習のために読んでみました。去年の夏にオーディオブックで聞いたのですが、後味が悪すぎて感想を書く気持ちになれず…。
一見幸せそうに見える一家が、じわじわと狂気に蝕まれていく様子が恐ろしかったです。作者のスティーブン・キング自身がアルコール依存症だったということもあり、作中のお父さんがアルコールに浸り、くだを巻く場面がとてもリアルでした。
気味の悪い本で最後まで聞くか迷ったけど、主人公一家の安否が気になり結局全部聞きました…。これだけ怖くて後味が悪く、心底震え上がったということは、ホラー小説として優れているのでしょう。
続編のドクタースリープだけ読んでも十分意味は通じるけれど、あの風呂場に出てくるお化けの本当の恐ろしさを感じるためには、The Shiningから読んだほうが良いのではないかと思いました。
The Shining
YL: 9.5（SSS調べ）
語数：160,973語 (SSS調べ)
【今日の一枚】
Old Northern Avenue Bridgeから見たボストンの街並み。
