【オーディオブック】Starsight (2019)

Starsight (2019)

時間:14時間30分

発音:アメリカ英語

評価:星4

 

ブランドン・サンダースンSkywardシリーズ2作目。

 

ここからは1−2巻目のネタバレを含みます。

 

惑星デトライタスに住む人類がアグレッシブすぎて宇宙にとって脅威であるため、エイリアンKrell星人により人類全体がデトライタスに閉じ込められていた。つまり惑星デトライタス自体が人類にとっての監獄であった・・と判明したのが前作。

 

今作は、デトライタス付近に不時着した紫色の肌の美しいエイリアンに成りすまし、Krellの本拠地に潜入するというお話。このミッションの目的は、Krellの情報収集と、進んだテクノロジーを持つ戦闘機を盗み出すこと。

 

全宇宙から集められたパイロット達とともに訓練するうちに、主人公スペンサは敵エイリアンも一枚岩ではなく、圧政に不満を持つ種族や、軍が指揮を強めようとしている事に反感を抱く政府高官がいることに気づきます。

 

そしてKrell軍のクーデターに乗じて戦闘機を盗み出す際に、Doomslugが惑星間ワープの原動力であることが判明。スペンサの相棒、AIのM-bot はスペンサの危機を救うため禁止されていた、自らのコードを書き換え、セルフデータのコピーを行ってしまいます。

 

主人公が圧倒的に成長する1巻目のようなカタルシスはなかったものの、今回の潜入ミッションで他のエイリアンとの同盟や、宇宙の仕組み、過去に人類が起こした宇宙戦争の謎が見えてきました。スペンサは人類を解放できるのか・・・。

 

YL:7くらい

語数:137,839 (推定)

 

 

カテゴリー: サイエンスフィクション | タグ: , , , , , | コメントする

電子ペーパークアデルノ購入

電子ペーパークアデルノを購入しました。A5サイズです。

クアデルノとは?

目に優しいe-inkの電子ノートです。iPadと違い、用途はPDFの閲覧・書き込みや、ノート書き込みのみ。電子ブックリーダー機能もありません。

 

では何故クアデルノが必要なのか?書き心地が一番紙に近かった事が決め手でした。iPad+Apple PencilでGoodNotes、Notability、Notionなどのアプリも試したのですが、ペーパーライクフィルムを貼ってもガラス面にコツコツするする感触に慣れず。字もヨレヨレで、字を書く喜びが削がれてしまう・・・。

 

クアデルノの感触は、コピー用紙30枚重ねた一番上の紙に鉛筆で書いているような柔らかい書き心地です。字もほぼ手書きの時と同じ。

読書ノート、映画感想メモ、スケジュール帳、日記を書きたかったので、とりあえず満足です。Wi-FiでiPadかiPhone上のアプリを通じてPDF取り込みができます。任意のページをEvernoteにアップロードできれば一番良かったのですが、ノート全ページが一度にアップロードされてしまうのがイマイチ。クアデルノからGoodNotesにアップロードすれば、GoodNotesは1ページずつエクスポート出来るので、トピックごとにEvernoteにエクスポートしてみることにします。

 

カテゴリー: ただの日記 | 2件のコメント

【オーディオブック】The Everything Store(2013)

The Everything Store (2013) / ジェフ・ベゾス果てなき野望

By: Brad Stone

Narrated by : Pete Larkin

発音:アメリカ英語

時間:13時間

評価:5/5

【感想】

アマゾンCEOジェフ・ベゾスについて、生い立ちから創業、2013年あたりまでをThe New York Times や Newsweek の記者だったBrad Stoneがまとめたノンフィクション作品。面白かった!

 

1986年にプリンストン大学を卒業し、ヘッジファンドD.E.ショーに勤めていたベゾスは、インターネット書店を開業するため、1994年に退職。結婚したばかりの妻、マッケンジーと、引越し先も決まらぬまま東海岸からシアトルに移動します。当初、社名はCadabra.Inc の予定でしたが、Cadaver(死体)と聞き間違いやすいとの指摘を受け、Amazon.com に変更されました。当座の開業資金は両親から。70%の確率で戻ってこない可能性がある・・と説明していたそうです。

 

ジェフ・ベゾスの両親は、父18歳、母16歳の時に結婚しましたが、ベゾスが1歳の時に離婚。父は仕事が続かない人で、月40ドルの養育費も支払われない時がありました。ジェフが3歳の時に母が再婚。相手は16歳の時にキューバからアメリカに移民としてやって来た青年で、ジェフは養子となり、ベゾス姓となりました。再婚に際して、実の父には今後関わらないようにと申し出があり、実父もその後再婚相手の姓を忘れてしまい、その後45年間にわたり音信不通となりました。

 

創業当時のアマゾンは長時間労働を課しており、土日にミーティング、土曜朝にエグゼクティブのブッククラブがあり、ワークライフバランスは?と従業員に質問された時、ワークライフハーモニーを推奨したそうです。家族のいる社員には不評で、ある社員は車を路駐したのを忘れて仕事に没頭するあまり、車がレッカーされたお知らせにも気づかず、数ヶ月後に自宅郵便をチェックした時には、車はすでにオークションで売られていたそうです・・・。

 

Kindle開発の話も興味深かったです。1998年NuboMediaから出たRocket ebookはBarnes&Nobleで販売開始されました。直接パソコンに繋げてダウンロードするタイプで、1つのデバイスに10冊ほどしか入らなかったようで、売れ行きも芳しくありませんでした。2004年、Kindle開発チームは、電子ブックデバイスという全く新しいデバイスのモデルとして、ニール・スティーブンソンの小説 The Diamond Age を参考にし、この小説の主人公「フィオナ」がKindleと名前がつく前のプロジェクト名だったそうです。Kindleのデザインを任された外部デザイナーは、キーボードの無いデザインを提案していましたが、ベゾス氏がブラックベリーのようなデザインを強く希望したため、下半分がキーボードに占められたデザインになりました。

 

Kindle発表前に各出版社に電子ブック版を用意させるのも大変で、電子版の版権がないとか、ネットで海賊版コピーされてしまうのを恐れて電子版を遅らせるなど抵抗されたようです。人気タイトル9.99ドルというのも仕入れ値は紙本と同じ15ドル台だったので赤字覚悟。2020年にはアメリカでの電子書籍売上は1500億円規模になっているようなので、赤字覚悟でも他社より早く電子書籍を開拓する、というのは正しい選択だったのではないでしょうか。Amazonは電子書籍販売のうち67%の売上を占めているようです。2008年に買収したオーディオブック大手Audibleもオーディオブックアプリでは1番人気ですし、今となっては他社はなかなか追いつけないのではないかと思いました。

 

無駄を省くやり方はトヨタから導入したらしく日本からのコンサルタントのエピソードもありました。

Japanese consultants occasionally came to work with Amazon, and they were so unimpressed and derogatory that Amazon employees gave them a nickname: the insultants.

日本人コンサルの人たちは感動もせず軽蔑的なので裏でinsultantsとニックネームを付けられていたようです。そこのところ、もっと詳しく!と気になったのですが、わずか1ページ以内のエピソードでした。

 

書籍分野だけではなく、他にもアマゾンプライム導入の話やAWSとEC2開発秘話など、どの分野のエピソードも面白かったです。身近にある企業の話なので、ところどころ知っている部分もあり、聞きやすかったです。


カテゴリー: ノンフィクション | タグ: , , , , | コメントする

第14回ヴァーチャル夏休みの目標

今年もヴァーチャル夏休みに参加します。今年で14年目です。

今年の目標は

1.LingQで記事読み

2.単語

3.オーディオブックリスニング

4.洋書を読む 8月30日までの目標4冊

5.ELSA

6.運動週3回 です。

なにか声を出す系の課題をいれたかったのでELSAのアプリを入れてみました。仕事後は声を出す元気が残っていないので、オンライン英会話は疲れすぎるかなと。ELSAならAI相手の発音練習なので元気がなくても自分のペースで出来そうです。

運動は、フィットボクシング2を張り切って買ったものの、毎日するのは大変すぎました。現実的に週3回目標とします。

カテゴリー: 学習記録 | タグ: , | コメントする

【オーディオブック】The Wheel of Time 時の車輪シリーズ読了

The Wheel of Time/時の車輪シリーズ14冊をオーディオブックで読了しました。

 

全世界で8000万部を売り上げた人気ファンタジーで、2021年11月にAmazon  Originalでドラマ化が開始されました。アメリカにいた頃、麻酔科の先生が「8巻くらいまで夢中になった読んだ。作者が亡くなった後に続きも出たので読みたい」と言っていたのを聞いて気になっていたシリーズでした。ドラマ化されたタイミングで聞いてみることにしたのですが、今年1月から聞き始め、14冊で合計450時間6分。長かった・・・。

 

あらすじは、エモンズ・フィールドに住む3人の若者ランド・アル=ソア、マット、ペリンが闇王の魔の手から世界を救うお話です。1990年第一部The Eye of the World が刊行され、2005年に第11部Knife of Dreamsまで出版された後、2006年に作者ロバート・ジョーダンが心アミロイドーシスに罹患している事を公表、2007年9月に亡くなりました。ロバート・ジョーダンは亡くなる前にエンディングまでの重要なプロットを仕上げていたそうで、作者の死後、妻がミストボーンシリーズのブランドン・サンダーソンを後継に指名。子供の頃からThe Wheel of Time の熱心な読者であったというブランドン・サンダーソンが物語を引き継ぐことになった過程を第12部The Gathering Storm の冒頭で語っていました。

 

シリーズ14冊全部を読んでの評価は3.8/5 かな。時間軸が円環となっているという考え方はヒンドゥー教や仏教から取り入れられたらしく、これに創造神と破壊神の神話的エピソードが組み込まれています。この世界には「絶対力」と呼ばれる超能力のようなパワーの源があり、それぞれの性が使える「男性源」と「女性源」に分かれています。

 

3000年ほど前、世界を破壊しようとした闇王シャイタンを竜王ルーズ・セレン・テラモンは倒しましたが、この時「男性源」は闇の勢力により汚染されてしまったため、ルーズ・セレン・テラモンは発狂、世界を破壊してしまいます。以後、男性源からパワーを引き出す男性達は絶対力を使ううちに発狂する運命となり、男性源を扱える男性は女性源を扱う異能者アイセダイから狩られ能力を消されることになったのです。

 

この世界では時間軸が円環になっているため、竜王ルーズ・セレン・テラモンはいつの日か復活するという伝承があり、女性源を操る異能者たちの集団であるホワイト・タワーから派遣されたアイセダイ、モイレインはいつの日か復活するであろう「ドラゴン・リボーン」を探し世界中を旅しています。辺境の地、トゥー・リヴァーズ地方にあるエモンズ・フィールドを妖獣トロロークが襲った時、モイレインはドラゴン・リボーンと年齢が合致すると思われる20歳前後の3人の若者ランド・アル=ソア、マット、ペリンを連れ出し、異能者の本拠地ホワイト・タワーへと旅立つのです。

 

世界観としては面白いし、14巻にも及ぶ壮大な物語に相応しいエンディングを用意してくれたことには満足しているのですが、どうしても女性の描き方がイマイチで、そこが大きなマイナス点でした。どの女性たちも高慢ちきで我が強すぎるのです。大勢いる登場人物たちの中で1−2人なら「そんな人、現実世界にもいるよね」でスルーできるのですが、出てくる女たちのほとんどが相手を自分の思うように操ろうとし、自分だけが正しいと思い込み、相手の気持ちなどお構いなしに策略を練るのです。「強い女」を描いているともいえるかもしれませんが、女性キャラクター部分を読むのが苦痛なレベルでした。

 

邦訳は第14部のうち12巻まで出ているようです。ドラマシリーズが流行れば最後まで邦訳が出るのではないでしょうか。原書は英語自体は難しくはないものの、とにかく登場人物が多いのと、造語が多いのでファンタジー慣れしていないと難しく感じるかもしれません。450時間ぶんの壮大な異世界に浸りたいエピック・ファンタジー好きにはおすすめ。


カテゴリー: ファンタジー | タグ: , , , , | コメントする