2022年4月英語活動のまとめ

2022年4月、英語活動のまとめです。

 

LingQではインポートしたThe Economistの記事読み84本、81,252語でした。記事読みは年間1000本、語数100万語以上が目標なので、やや足りない。

 

リスニングはオーディオブック94時間。The Wheel of Timeという全14巻のファンタジーシリーズの10巻目まで読んでいて、94時間でもやっと本3冊分です。まだまだ先は長い・・。

 

映画は映画館で11本、家で19本でした。このうち非英語が4本。英語のものは字幕なしで見ていますが、これをリスニングに含めるのは気が引けるのでただの趣味として。

 

最近アウトプットなし。話したいことが枯渇していてヤバい。定額制のところは全然元が取れそうにないので、割高でもスポットで入れるところでリハビリ的に練習しようかと検討中です。

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【映画】Casting By (2012)キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性

キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性

 

原題はCasting  By。2012年の作品ですが、今回渋谷シアター・イメージフォーラムで公開されたので観に行きました。

 

「映画監督の仕事の9割はキャスティングの質で決まる」とマーティン・スコセッシは述べています。重要な仕事の一つでありながら、最も知られていなかった仕事=キャスティングに焦点を当てたドキュメンタリー。

 

1940年代の映画界は、配給会社が役者を雇用しており、映画制作の際は、俳優リストから選んで配役していました。これまで荒くれ者の役が多ければ次回も荒くれ者、前作で医師の役が上手ければ次回も医師というように、それぞれの役者はタイプ毎に役割が決まっていました。また、「スター」女優がいれば、次作はその女優さんの人柄に合っていようがいまいが、そのスター俳優さんを配役するのがお決まりでした。

キャスティングの先駆者マリオン・ドハティ(1923ー2011)は、第二次世界大戦後、テレビの配役アシスタントとして業界に入ります。テレビの生放送ドラマ枠に俳優を起用するために、NYのオフブロードウェイに出演している俳優たちをスカウトしていきました。ドハティは俳優との面談でそれぞれの個性や特徴をメモし、本人さえも気づいていなかったような“良さ”を見出すのが上手かったようです。また、たとえオーディションでは上手く演技出来なくても、面接での直感を信じ、「この人なら絶対に敵役」と、監督や製作会社を説き伏せ、作品を成功させていきました。

 

ロバート・デュヴァルから元ルームメイトのダスティン・ホフマンを紹介されたドハティは、原作では金髪碧眼の典型的な白人ハンサムの設定であった「卒業」の主役として、彼をオーディションに紹介します。ちょうど先週「死ぬまでに見るべき1001映画作品」の一つとして「卒業」を見たばかりだったので、ダスティン・ホフマンの背が低くて苦悩、暗さが滲み出ているような繊細な演技はまさに適役だと思いました。白人ハンサムだったら深みはなかったのではないかと思います。

 

また、リーサル・ウェポンでメル・ギブソンの相手役としてダニー・グローヴァーを推薦した時は、「相手役が黒人!?」と監督に驚かれたそうです。ドハティは「相棒の肌の色は設定に書かれていない。黒人ではダメだという決まりはない」と説得し、後に監督に感謝されています。白人と黒人のバディ・ムービーが当たり前ではなかった時代もあったというのも驚きですが、先入観にとらわれず、役者さんたちの適性や相性などを見抜き、説得力を持って提案できる力量に感動しました。

 

キャスティング・ディレクターにアカデミー賞を授与する案は却下され、マリオン・ドハティへの功労賞案も実現しなかったのは残念な事ですが、彼女の50年にわたるキャリアを知る事が出来て良かったです。映画好きにはおススメです。

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Kickstarter A Year of Sandersonに課金してみた

2023年にBrandon  Sanderson氏の本が4冊届く企画です。

COVIDー19ロックダウン中に、本を4冊書き上げたらしいです。いつもながら、書くの早いですよね。読むのが追いつかないくらい!

 

The Way of KingsMistborn シーリズなどEpicファンタジーが好きなので申し込んでみました。

E Book4冊なら40ドル、オーディオブックだけなら60ドルですが、せっかくなので紙本を含めた全てのフォーマット4冊で220ドルのものを選択しました。

 

全てのフォーマットにSwag Box8回分で500ドルも気になるのですが、アメリカのSwag  Boxの景品ってデザインも使い心地もイマイチな気がするので本のみのセットにしました。

 

売れっ子作家なのになぜKickstarterなのか。本屋さんではYear of Sanderson企画のようなセット売りが難かしいからだそうです。普通に本屋さんやAudibleで売ってくれれば必ず買うのだけれど、本のSubscriptionは初めてなので企画に申し込んでみる事にしました。初回配本は2023年。届く頃には忘れていてびっくりしてしまいそうですが楽しみです。

 

 

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【映画】The Batman (2022)

The Batman (2022)

 

【あらすじ】

ブルース・ウェインの両親が殺害されてから20年後。ブルースは犯罪のはびこるゴッサムシティを変えようと「バットマン」としてビジランテ活動をしていた。

市長選の最中、現職市長が殺害され、現場には“No More Lies” というメッセージと犯人リドラーからバットマンへの謎解きカードが残されていた。バットマンはゴッサム市警ゴードン警部補と共に連続殺人事件の犯人を追う。

 

【感想】

3月10日(木)IMAX20時回の先行上映で鑑賞。ここまでの道のりが長かった・・・。2020年1月に撮影開始してから3月にCOVID-19で撮影中断。その後主演ロバートパティンソンのCOVID−19感染などの紆余曲折を経て2021年3月12日に撮影終了。公開予定日も2021年6月25日→10月1日→2022年3月4日に延びてやっと公開です。めちゃくちゃ楽しみにしていたので、生きてこの日を迎えられたことに感謝です。

 

ここからはネタバレ感想。Spoiler Alert!

めちゃめちゃ良かった!!!70年代フィルムノワール風の雰囲気、夜の滑らかさと雨の質感が好き。アクション・ヒーロージャンルではなく、シリアルキラーを追う探偵ストーリーが良い。バットマンとなってまだ2年目のブルースは、両親を理不尽に殺された怒り、悲しみがまだ癒えておらず、心の傷がまだ血を流しているような生々しさで、精神的に不安定。唯一の味方、アルフレッドとの関係にも緊張感が感じられます。監督のマット・リーヴスはGood Time (2017)に出演していたロバート・パティンソン氏をイメージして脚本を書いたそうで、脚本の当て書きだけあって、この引きこもりなブルース・ウェインの陰気さ、未熟さがロバート・パティンソンの雰囲気とマッチしていて非常に良かったのです。冒頭、コンビニ強盗シーンでの店名がGood Times Grocery だったのを発見して嬉しくなりました。

 

そして今回の悪役リドラーを演じたポール・ダノの静かな狂気!カフェで逮捕された際の満面の笑み、人形の眼のような奇妙な眼球の動きが見事でした。お上品な中年女性のような見た目も良い。狂人というとアドレナリン噴出状態のうるさい演出を見ることが多いですが、前リドラーを演じたジム・キャリーのような感じだと、折角のフィルム・ノワールが台無しになってしまう。リドラーの職業がForensic Accountantというのも納得でした。金の流れから犯罪を追う。ブルースの父親、トーマス・ウェインが設立したチャリティ基金を資金洗浄の隠れ蓑とした犯罪者たちの秘密を暴いたリドラーと、お金のことなど無頓着で遺産を食い潰しても構わないと担当会計士に会うのを避けていたブルース。もしブルースがお金の流れをきちんと把握するような男だったら、チャリティ基金を巡っての汚職に自ら気付いたのかもしれません。

 

市長殺害の凶器がCarpet  Tuckerだった点について。リドラーの部屋のカーペットの下に、防波堤爆破地図が描かれているヒントになっていると同時に、”Sweep under the rug/ carpet” 隠されているものを暴く、という意味の成句が隠されていたのではないかと。”unmask the truth” というリドラーの目的に適っていて、凶器一つをとってもよく考えられているな・・と感心しました。

 

バットマンの正体について。

ファルコーネは死ぬ直前に気付きましたよね??20年以上前、銃創を負ってトーマス・ウェイン医師宅のダイニングテーブルの上で手術を受けた時、子供だったブルースは上からずっと見下ろしていた。ファルコーネは“お前の顔は忘れない“と言っていたから。あの時と同じで、銃で撃たれ、下からバットマンを見上げる状況だったので薄れゆく意識の中でブルースだと気付いたのではないかと。対してリドラーがバットマン=ブルース・ウェインという事に気付いたかどうかは分かりにくい描写だと思いました。リドラーの部屋の壁には“If only I knew then what I know now.”とありましたし、バットマンがゴードンに“You are a good cop.” と言ってアーカムに向かったのは、正体をバラされることを覚悟して、ゴードンにお別れの挨拶のつもりで言ったのではないかと思ったのです。アーカムホスピタルでのリドラーは、“Bruuuuuuce Waaaaayne” と思わせぶりに何度も言うので、てっきりバットマン=ブルースに対する呼びかけなのかと思いました・・・が、“Bruce Wayne… He’s the only one we didn’t get.” と。ということは、ブルースがバットマンである事に言及していない???どうしてこのシーンはこんなに分かりにくいのか。もしリドラーがバットマンの正体に気付いていたとしたら、バットマンの弱みを握っているので、こんな最強のカードをあんな所で簡単にバラしたりしないと思うんですよね。なので正体を知っているぞーーーという名前の呼びかけ監視カメラを意識してわざとあの台詞を言ってブルースをハラハラさせたのではないかと解釈しました。このあたり、次作ではっきりさせてくれないとずっとモヤモヤしそう。

 

ゆっくりめのテンポで手に汗握るような大きな盛り上がりなく進んでいくスタイルですが、丁寧に作り込まれているところがとても好きな作品でした。「今後ディレクター・カット版が出ますか?」との質問に、「好きなようにやらせてもらったので、公開版のみです」という監督マット・リーヴスのインタビューを見たのですが、確かに監督が良いと思ったようにやった感がありました。分かりやすいカタルシスが作中に2−3用意されているマーベル作品と比べると確かに地味ではあります。私の中では、同じ「ヒーロー」を素材にした作品でも、マーベルは色々な具材を派手に配置したスペシャルチョコレートサンデー。いっぽうでDCはカカオ86%の一粒チョコレートのようなイメージがあります。どちらも違ってどちらも良い。

 

影響を受けた映画作品として

セリーナとバットマンの関係性がKlute (1971).

プロットの参考にしたのが、チャイナタウン(1974)大統領の陰謀 (1976)

その他、フレンチ・コネクションタクシー・ドライバー

が挙げられていましたので、これらも全部観る予定です。

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【オーディオブック】The Dispatcher (2016)

The Dispatcher (2016)

発音:アメリカ英語

時間:2時間18分

評価:3.5/5

Murder by Other Means (2020)  The Dispatcher 2

発音:アメリカ英語

時間:3時間33分

評価:3.5/5

 

John Scalzi作、ザッカリー・クイントがナレーションをつとめるThe Dispatcherシリーズのドラマ化が決まったらしいので予習のためオーディオブック1、2巻を聞きました。

【あらすじ】

殺人が不可能になった世界。ある日殺された人が999/1000の確率で生きて戻ってくるようになった。Dispatcher という資格が作られ、リスクの高い手術などで術中死しそうな人をdispatcher が殺し、命を救う仕組みが出来た。殺された人は怪我もなく数時間前の状態で自分の家のベッドに裸で寝ている状態で発見される。仕組みは解明されておらず、自殺や不慮の事故では戻ってこれず、殺人にのみ適用さらるらしい。Dispatcher である主人公トニー・ヴァルデスが、シカゴ市警の女性刑事ノナ・ラングドンと協力して同僚の失踪事件を捜査する。

 

【感想】

SF的な設定は面白いけどストーリー自体は普通のdetectiveものといった感じ。1、2巻とも1話2-3時間でアメリカAudible会員は無料で聞く事が出来ました。

 

他殺された人が無傷で戻ってくる世界でも、殺人を犯そうという悪い奴はいる訳で、気に入らない人をどうやって“他殺”するのか策略を巡らせるお話でした。他殺された人は999/1000の確率で生き返るという仕組みを悪用し、スリルを求めて臨死体験したい人々、商売敵を出し抜くためにわざと殺されて違う都市にワープする人など、仕組みを悪用する人たちがたくさん出てきます。ドラマ化されたら設定を活かして1話ずつ無限に話を作れそうです。

 

ザッカリー・クイントはオーディオブックのナレーターではあるけれど、ドラマ版の主人公を演じるかどうかはまだ決定していないようです。なんとなく陰気な雰囲気が、常に死と隣り合うDispatcherの雰囲気に合う気がするので、ぜひ彼を主演にしてほしいです。

The Dispatcher (English Edition)

YL:7.5(推定)語数:32,500(推定)

The Dispatcher: Murder by Other Means (English Edition)

YL:7.5 (推定)語数: 37,000 (推定)

 


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