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【オーディオブック】Revival: A Novel (2014)

Revival: A Novel (2014)

時間:13時間24分

発音:アメリカ英語

速度:170~190語/分前後

評価:5 out of 5   ホラーに分類されていますが、あまり怖くありませんでした。

Revival

 

 

【あらすじ】

1962年、ニューイングランドに住む6歳のジェイミー・モートンは、町に新しく着任した若い牧師と出会った。チャールズ・ジェイコブスは、美しい妻と共に教会を盛り立て、地元の人々から愛されていた。ところが、ジェイコブス一家を悲劇が襲い、牧師は信仰心を失ってしまう。教会に集まった信者の前で、神の存在を疑う不適切な礼拝説教を行ったジェイコブス牧師は教会から追放され、町から姿を消した。

 

1992年、人生のどん底にいたジェイミーは、意外な場所でジェイコブス牧師と再会することになる。

 

 

【感想】

面白かった!時が移ろい、自分と周囲が年を取っていくこと、親兄弟が亡くなって寂しく思うと同時に、子孫にその面影を見いだすこと・・・。なんだか切なかったです。

 

 

冒頭、キングは人生を映画に例えます。主役は自分と家族や友達。知人や顔見知りの人々が脇を固め、ただ単に通り過ぎるだけのエキストラもいます。そんな中、自分の人生に思いがけない重要な転機をもたらす“Fifth business”という存在がいます。主人公ジェイミー・モートンにとって、チャールズ・ジェイコブス牧師がその人生のワイルドカードでした。

 

 

1962年、6歳だったジェイミーは、庭でおもちゃの兵隊で遊んでいたところ、地面に影を落とす存在に気付きます。顔を上げるとそこに立っていたのは、新しく町に着任した若い牧師、チャールズ・ジェイコブスでした。

 

 

しばらくジェイミー少年の幼少期から高校時代に至るまでの他愛のない思い出話が語られるのですが、ジェイミーが遊んでいるところの地面に「陰ができた」という登場シーンがその後のジェイミーとジェイコブス牧師の関係を予感させるのです。

 

 

30代で薬物中毒者となり、人生のどん底にいたジェイミーは、地方のお祭りで偶然ジェイコブス牧師と再会します。それぞれの道を歩んでいた二人の人生がふたたび重なり、お互いに影響を与えつつ運命の輪が回り出す様子は、作中にある、’ Life is a wheel, and it always comes back around to where it started.’ という文章そのものでした。

 

 

不思議な物語で、最後のほうはオカルト。少しだけ後味が悪いです。ハッピーエンドでも良かったのではないかとも思ったのですが、「奇跡が起きて大団円!めでたしめでたし!!」となってもモヤっとしたような気もします。順風満帆、幸せだった人生に取り返しの付かない不幸が起こり、「この世に神などいない!」と絶望することも、現実世界では良くあることだと思うので。

 

 

この世に神はいない・・・が、この世界の向こう、扉の先に「人ならざる者」がいて、魑魅魍魎の世界が広がっているかもしれない・・・と思えてしまうのがキング作品の凄いところでしょうか。もし、今後どこかで枯れた蔦の絡んだ扉を見かけたら、この作品を思い出して走って逃げてしまいそうな気がします。

 

【今日の一枚】

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マクドナルドがオシャレだったので。

【オーディオブック】Zero Day (2012)

Zero Day (2012)

時間:13時間11分

発音:アメリカ英語

速度:140~150語/分前後  女性パートは早め。

評価:4 out of 5

zero day

 

 

【あらすじ】
ウエスト・ヴァージニア州の炭鉱の田舎町で一家惨殺事件が起こる。被害者の1人が大佐だったため、軍の特別捜査官であるプラーが派遣され、地元の女性巡査サマンサ・コールと共に事件解決に挑む。

 

【感想】
AudibleでPullerシリーズの3作目がかなりの高評価を得ていたので、1作目のZero Dayから聞き始めてみました。前半はかなり退屈。田舎町での連続殺人事件に、この主人公はオーバースペックすぎる!ところが、そうこうするうちに、これは単なる田舎の殺人事件ではなく、国家の安全を揺るがす大事件であることがわかるのです。

 

それにしても主人公のアメリカン・ヒーロー仕立てには驚きました。ジョン・プラーは中東帰りのコンバットベテラン。父は伝説的な軍人で、兄も空軍に属する物理学者だったのですが、現在は国家に対するtreasonの罪で軍の刑務所に収監されています。Pullerは多国語を操り、アフガンでは数々の修羅場をくぐり抜けてきた男。本来であれば出世コースなのですが、現場主義の本人の意向により、出世とはかけ離れたInvestigatorをしているという設定。なんだか万能すぎませんか・・・。

 

更にはPuller家の男の第一信条は泣かないこと・・とかいうマッチョぶりに少し萎えてしまいました。戦場で仲間を救えなかった事でトラウマを抱えている・・というのもアメリカン・ヒーローのお約束なのでしょうか。

 

この本で興味深かったのは、ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱の田舎町の様子が良く描かれている事でした。喫煙率が高い・・と思ったら、ウェスト・ヴァージニア州は全米でも1、2を争う喫煙率の高さ。2011年の喫煙率は28.6%で、妊婦さんでも1/4以上が妊娠中に喫煙するそうです。ミシガン州出身のアメリカ人上司が、世間話の拍子に「ウェスト・ヴァージニア州には住みたくない!貧乏だから!!」と言っていたのを思い出しました。フィクションだけれども、当地の様子が反映されているのかも。

 

色々と突っ込みどころはあるものの、展開がスリリングなのでそれなりに楽しんで読みました。この世界観に慣れれば大げさなバックグラウンドも気にならなくなるのかも。シリーズが進むにつれて評価が高くなっているようなので、続きも読もうと思います。

 

Book review: Zero Day (2012)

Plot:

When a retired colonel and his family are brutally murdered in a small mining town in West Virginia, the U.S. Army Criminal Investigation Department (CID) sends a war hero, John Puller, to investigate the case. With help of the local detective, Samantha Cole, Puller soon realizes that there is a calamitous scheme that will destabilize the safety of the country.

 

My thoughts: Spoiler Alert!

Zero Day by David Baldacci is the first book in the John Puller series whose third book is currently on the bestseller list on Audible. Although I felt that the protagonist, John Puller is too cliché, I enjoyed this fast paced thriller.

 

John Puller is a combat veteran who had survived several tours in Iraq and Afghanistan. His father was a legend in the military, and his older brother, an ex Air Force nuclear scientist, is serving a life sentence for treason in a military prison. Although he has an impeccable reputation as the best investigator in the army, he is traumatized by the wartime experience in the Middle East. He couldn’t save his fellow soldiers; the remorse he feels seems to have kept him in pursuit of an advanced career.

 

As the murder case that took place in a rural mining town in West Virginia involves a retired colonel, the Army CID sends Puller from D.C. While he is investigating the crime scene in the middle of night, he stumbles upon the strangled body of a police officer. The perpetrator of murder of the colonel’s family came back to the murder scene to look for something important, and killed the officer on guard duty. What is more, the couple next door, who worked for the mining company, were also killed. A letter that was addressed to the dead colonel is missing, and it turns out that the missing piece of mail was a geological survey of the soil in the town.

 

I first thought that Puller was over-qualified for this murder case. He speaks several languages, he seems to be good at hand-to-hand combat, and he is truly patriotic. As the story progressed, however, it became apparent that there is much more going on in this rural mining town. There have been several life threatening attempts against Puller by professional killers, a devastating terrorist scheme is revealed, and a hidden nuclear facility underneath the town is suspected. Puller has to cope with all this with a local detective named Cole, because if the authorities send in an army, it could scare off the terrorists… No wonder Puller should be a super hero.

 

There were several “too good to be true!” moments in this book, but this is fiction after all. I was skeptical of a traumatized patriotic ex-soldier hero figure, but all in all, I was thrilled by this book. I’m looking forward to proceeding to the second book, The Forgotten, soon.

 


Zero Day: 1 (John Puller Series)

 

YL:7.5

語数:118,800語(概算)

 

【今日の一枚】

m&m

 

NYの夜景。ワクワクします。

 

【オーディオブック】Finders Keepers: A Novel

Finders Keepers: A Novel(2015)

時間:13時間5分

発音:アメリカ英語

速度:160-180語/分前後。

評価:5 out of 5

Finders Keepers

 

【あらすじ】

アメリカ文学の傑作、ジミー・ゴールド3部作の著者として知られるジョン・ラスティーンが自宅に押し入った強盗によって射殺された。代表作発表後に引退していた彼は、20年近くジミー・ゴールド3部作その後の物語をMOLESKINEノートに書き連ねていた。165冊にも及ぶ未発表作品が収められたノートは、自宅金庫に保管されていた多額の現金とともに消えた。

 

30年後。ピート・ソーバーズ少年は、自宅の裏庭に埋められていたスーツケースを発見する。中には現金2万ドルと共に、MOLESKINEノートが入っていた。メルセデス・ベンツによる無差別殺人により父が重傷を負い、生活が困窮していた一家を救うため、ピートは匿名で毎月500ドルが入った封筒を自宅に送り始める。モレスキンノートに書かれた作品の価値に気づいたピート少年が、怪しい古書店の店主にノートの売買を持ちかけた事で、35年前に起きた殺人事件に巻き込まれることになる。

 

【感想】

Mr. Mercedes: A Novel の続編。面白かった・・・!!!1作目よりも緊張感が増し、追われる側のスリルを存分に味わいました。

 

1作目とは関係ない話から始まり、徐々にメルセデス・ベンツ無差別殺人事件との繋がりが明らかになるところ、そこにジョン・ラスティーンの作品に取り憑かれた2人の少年の物語が絡んでくるところが最高に面白かったです。

 

多感な少年時代に読んだ物語の主人公にのめり込み、どうしても続きを知りたいと思う気持ちは理解出来ないこともないのです。結末が気に入らないからといって、作家を殺してしまうのはあんまりですが・・・。その偏執的で歪んだ情熱を、共感出来ないまでも理解してしまえるのは、キング先生の素晴らしいストーリーテリングのおかげでしょう。

 

オーディオブック版はウィル・パットンによる朗読。嗄れた声でネチネチと語られる狂人の自分勝手な思考回路が最高に良かったです・・・。刑務所の中で囚人が”I need a lover that won’t drive me crazy!!”と繰り返し叫ぶシーンがあるのですが、その調子っぱずれぶりに狂気を感じ、感動してしまいました。スティーブン・キングの作品は、読んでいて描写がくどいと感じることもあったのですが、オーディオブックとなると、その情報過多な描写のおかげで、情景が鮮やかに頭の中で再現されるのです。独特な読書体験が病みつきになります。

 

3作目はオカルト路線になりそうな雰囲気…。あまりにも緊張感があると読めないので、ほどほどにしてほしいな・・・。

 

YL:8.5 (概算)

語数:120,000語(概算)

 


Finders Keepers: A Novel

 

 

【オーディオブック】Trauma: A Novel

Trauma: A Novel (2015)

時間:10時間57分

発音:アメリカ英語

速度:150語/分前後。

評価:4 out of 5

Screen Shot 2015-05-31 at 9.29.14 PM

 

【あらすじ】

4年目の脳神経外科研修医キャリーは、医療ミスの責任を取り、勤めていた研修病院を辞職した。医師を辞めようとまで思いつめていたキャリーだったが、同じく医師である父の勧めもあり、パーキンソン症候群患者の深部脳刺激療法(DBS)を行っているVAホスピタルで働き始める。そこでは、DBSをアフガニスタンやイラク派兵で心に深い傷を負ったPTSD患者に適用拡大し、成果をおさめ始めていた。

 

PTSD患者の脳に電極を埋め込む手術を担当したキャリーは、術後、2名の患者が立て続けに失踪したことに気づく。不審に思い、独自に調査を始めたキャリーだったが、次第にキャリーの周囲で次々と事件が起こり始める。

 

【感想】
医師兼作家のマイケル・パーマーと作家である息子さんの合作。完成前に著者が亡くなったために息子ダニエル・パーマーが仕上げた作品らしいです。

 

ここからはネタバレ感想。

 

表からは見えない心の傷を負った帰還兵たちのケアがテーマ。深部脳刺激療法を行うことで、記憶と負の感情を切り離すというもの。キャリーが手術を行った患者が二人とも失踪するのですが、キャリーの同僚である神経外科医たちが怪しすぎるのですよ。術後はレジデントたちが患者の面倒を見るべきであり、術者は患者の診察も許されないというのは極端なのでではないでしょうか・・。何か隠しているのがバレバレ。

 

犯人はこの人だろうな、という予測はつくものの、キャリーの命が狙われる場面や、ダニエルが病院に忍び込む場面などはスリルがありました。ただ、一番怪しかったあの人が金と名誉のためにやった!というのではなく、政府が絡んだ陰謀だった!としたほうが面白かったのではないかと思いました。戦場での記憶と恐怖の感情を切り離すことが出来れば、恐れ知らずの兵士が出来ると思うんですよね。PTSDのため、イラクやアフガニスタンから帰国しても社会復帰出来ず、自殺率も高い元兵士たちの脳を改造し、負の感情のない殺戮マシーンを作り上げる・・・。と途中から勝手にプロットを変更して妄想しました。

 

でも一番ドキドキしたのは、キャリーの辞職原因となった前の病院での出来事です。初めて一人で担当するオペが夜に始まり相談する人もいないという状況がありえるのでしょうか。そして4年目のレジデントが1人で脳腫瘍手術を担当するというスリル・・・。血管に富む腫瘍を切除したことで稀な合併症であるDICが起こり、腫瘍を切り取った組織から血が止まらないうえに、体中の血管で微小血栓が出来る・・という状況は、読んでいるほうも冷や汗をかきそうでした。

 

さらには、朝まで対応して疲れきっているところに、時間に厳しいことで有名な上の先生のオペの助手に入り、頭部CTを裏返しに表示してしまっていたがために左右間違えて健側の脳を摘出してしまうというミス・・。本作品はメディカル・ミステリーですが、冒頭の医療ミスシーンは医療者にとってホラーストーリーなのではないかと思いました。

 

YL:8 (概算)

語数:95,000語(概算)


Trauma: A Novel

 

【今日の一枚】

Florida

 

フロリダの景色

 

【オーディオブック】Harvest

Harvest(1996)/命の収獲

時間:12時間30分

発音:アメリカ英語

速度:130語/分前後。医療用語が多いものの、ゆっくりで聞きやすい。

評価:5 out of 5

Screen Shot 2015-05-15 at 10.24.30 PM

 

 

 

【あらすじ】

2年目の外科研修医であるアビーは、当直の夜に34歳の交通事故患者を担当する。2児の母である被害者は脳死と判定され、彼女の心臓は同病院で1年以上心臓移植手術待機をしていた17歳の少年に移植される事になった。ところが、46歳の富豪患者が突然割り込んだ事で、少年が移植手術によって助かる道は閉ざされてしまう。

 

貧富の差に関係なく平等であるべき移植待機リストに金持ちの患者が割り込んできた事に疑問を感じた研修医2名は、少年を他の病院に移送し、脳死患者の心臓を彼に移植する手配をする。

 

移植待機リストのシステムに疑問を感じ、ドナーの情報を調べていくうちに闇の移植ルートの存在を疑い始めたリビーは、次々と不可解な事件に巻き込まれていく。

 

【感想】

1996年に発表された、テス・ジェリッツェンのメディカル・サスペンス。移植チームの内情が丁寧に描かれていて面白かったです!

 

本作品のテーマは「移植手術」。アメリカ国内では脳死患者からの移植手術が盛んに行われているとはいえ、全ての待機患者に臓器が行き渡るわけではありません。移植を希望する人々全てに救いがあってほしいと思う反面、心臓移植手術を望むということは、誰かの死を願うということでもあります。1日も早く心臓移植手術を!と待ち望む家族の気持ちも分かるものの、心臓移植を「治療の選択肢の1つ」と考えるのはあまりにも利己的なのではないかと考えさせられました。

 

作者のテス・ジェリッツェンさんは、スタンフォード大学卒業後、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で医師免許を取得されています。産休中にロマンス・スリラー小説を書き始め、8冊出版した後にメディカル・サスペンス小説を書くようになったそうです。産休中に作家に転向するというパワフルな経歴に圧倒されました。

 

実際に医療現場にいらっしゃったということで、救急外来やアテンディングドクターによる回診の場面など臨場感がありました。一生懸命手を尽くしても不幸な転機をたどってしまった患者の家族に恨まれてしまったり、突然現れた変わり者の患者の親戚に悩まされたりと、これはきっと作者が医師として経験したことなのではないかと思いました。

 

かなり最初のほうで全体像が分かってしまうのですが、それでもヒロインに感情移入してドキドキしました。病院で起こりうる不幸の全てがヒロインに襲いかかっているんじゃないかというくらいのドラマチックぶり。医療用語満載ですが、ストーリー展開が早く、サクサク読めるのでメディカル翻訳などに興味がある方は楽しく読めるのではないかと。

 

この作品がかなり面白かったので、今後、メディカル・ミステリー分野も開拓していきたいです。

 

YL:7.5(概算)

語数:97,500語(概算)

Harvest

命の収獲

 

【今日の一枚】

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広場で見かけたヨーダのオブジェ。

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