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太陽光発電に関するレクチャー

Entrepreneurial Thought Leaders, Bill Gross氏のレクチャー。1996年以降75以上の会社の起業にかかわってきたIdealabのCEOが起業について話した講義ですが、その中の一部、クリーンエネルギーについての解説が分かりやすかったので紹介します。


現在、世界中で15テラワットの電気が使われており、2050年には50テラワットの電力が必要になると予想されている。それは人口増加が原因というより、人々の生活が豊かになってより多くの電力が必要になるため。では差分35テラワットをどうやって準備するか。もし原子力発電で全部賄うとすれば、2050年までに1日おきに新しい原子力発電所を作り続けなければ間に合わないとか。ただし、原子力発電所を作るには7年はかかるので、この案は現実的ではない。

では風力発電は?地球上の風力の強い場所全てにタービンを置いたとしても全部で3テラワットしか得られない。潮力発電、バイオマスの総力を結集して3テラワット。太陽光発電なら15,000テラワット得られ、十分不足分を補える。


じゃあなぜ太陽光発電をどんどん利用しないのか?それはコストがかかりすぎるから。2000年頃、化石燃料に対して太陽光発電は4倍のコストがかかった。この10年でずいぶんテクノロジーが進化したが、それでもまだ2倍コストがかかる。なので、今後化石燃料などが少なくなるにつれ値段が高くなり、太陽光発電と立場が逆転するまで待たなければならないだろう。


以上がだいたいの要約。これは起業を志す学生に対しての講義なので、”だから今ベンチャー企業で太陽光発電を研究し、いいタイミングが来たときに備えているんだ”という商売のお話でした。東北の大地震、福島原発の事故があって、”どうしてもっと早く原発以外の代替エネルギーに切り替えないんだろう?”という疑問を持っていましたが、そう簡単に切り替えられるものではないんだな、ということがわかりました。

日本はエネルギーの29%を原発から得ているそうです。今回の事故があったからといって、”すぐにでも原発やめます”とは言えないのですね。今後新しい原発を作るには反対が多いだろうし、今ある原発も40年という寿命がある。でも、原発を作るのにも廃棄するにも莫大なお金がかかるでしょうから、そのお金を太陽光発電の研究資金や大規模な太陽光発電所や各家庭のソーラーパネル設置への補助金などに回せないのでしょうか。


各個人が節電の意識を高めることも大事だと感じました。先進国で典型的な4人家族が使う電力を馬に換算すると、24頭の馬を24時間目一杯働かせて作り出すエネルギーと同等なんだとか。お金さえ払えばスイッチ一つで簡単に手に入る電気だけど、この電力を自分で用意するには24頭の馬の餌やり、糞尿の世話などしなければならない・・・そう考えると、電気の無駄遣いにもっと敏感になるかもしれない。普段電力がどうやって作られているか意識することはないけれど、石油や石炭を採掘する際の事故で命を落とす方が40年で35,000人程いらっしゃったそうですし、今回日本で原発の事故があるまでは、こんな大きな危険と引き換えに便利な生活を手に入れていたことに気付きもしませんでした。電気代も4人家族で1万円かからない程度でしょうが、馬24頭を使役することを考えたら、とても1万円でまかなえるものではありません。自分の身に直接振りかかることならば、出来ればお世話する馬を24頭から12頭まで減らせないかと色々節電の工夫をするのではないでしょうか。


原発反対、でも便利な生活も諦めたくないし、これ以上お金を払いたくない・・というのはワガママだということに気づいて態度を改めなければ、と感じました。

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