お客様は神様ではない

アメリカではお客様は神様ではないのね・・・と実感したニュース。アリゾナ在住の男性が、大手スーパーのWalmartから一生出入り禁止を食らったそうです。

 

元プロレスラーのジョーさんは、Walmartが大好きで、最低でも一日2回はお店を訪れていたそう。その目的は、ad matching というプログラム。同じ商品が他店でもっと安く売られているのを報告したら、差額を払い戻すか最安値に変更してくれるというもの。

 

ある日ジョーさんが、クリスマス・オーナメントを手に入れるためにWalmartを訪れたところ、店員さんにad matching を拒否されました。すっかり気が動転してしまったジョーさんは、店員さんに暴言を吐いてしまったようです。ジョーさんは決して手は出していないと主張していますが、Walmartのスポークスマンによると、Facebookにこの出来事を投稿し、”店員のケツを蹴ってやる”とコメントしたとのことでした。

 

脅されたと感じた店員さんが保安官に電話連絡をし、次にジョーさんがWalmartを訪問した際には、3人の保安官に手錠をかけられ、裁判所への招集と一生、世界中のWalmartへの出入り禁止を告げられてしまったのでした。

 

現場となったWalmartだけじゃなく、世界中のWalmartから一生って・・・。徹底してますよね。ジョーさんは、そのような目に遭うような事はしていない!と主張しているようだけど、実際のところはどうだったんだろう。防犯カメラの検証もするのでしょうか。

 

脅されたという感じ方は個人差があると思うので、ジョーさんと店員さんの間には感じ方の違いがあるかもしれません。Walmartは、他のお客さんや従業員の安全確保が最重要と考えて厳しい対応をしたのでしょう。

 

アメリカでは、ちょっとした言い争いでも声を荒げたり、興奮して胸ぐらをつかむような事をしてしまったらすぐに警察を呼ばれてしまうと聞いた事があります。実際、職場で男性同士がちょっとした口論をした時にも、”警察呼ぶぞ!”と言い出した人がいて、驚いた事がありました。”大袈裟な・・”と思わないこともないけど、アメリカでは銃を発砲する人がいるので、大げさすぎるくらい用心しているのかもしれません。

 

日本では、客からのクレームは店員さんが低姿勢で聞いてくれることが多いと思いますが、働く人にとってはストレスですよね。トラブルをおこす人は金輪際お断り!というポリシーを全国的に出せばいいのに。Walmart、ここまでやるのか!と驚いたけど、アメリカではわりとどこでも店員さんの愛想は悪いし、お客様は神様どころか、文句のある奴は来なくていい!くらいの心構えなのかも。

 

【今日の一枚】

冬の帰り道。

 

 

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