【オーディオブック】The Stand

The Stand

時間:47時間52分

発音:アメリカ英語。アメリカ各地の軽い訛りあり。

速度:190-200語/分前後。

オススメ度:3.5 out of 5  長いので根気がいります。

 

【あらすじ】

1990年アメリカ。軍事施設から変異ウイルスが漏洩し、人口の99%が死滅する。生き残った人々は、夜ごとに1人の老婆の夢を見るようになる。夢に導かれ、ネブラスカのマザー・アビゲイルのもとに集まった人々は、コロラド州ボルダーに移動し、そこで共同体”フリーゾーン”を形成する。ところが、西部にはラスベガスを拠点とし、”闇の男”の元に集結した人々がいた。愛する人々を守るため、邪悪な意思を持った闇の男を滅ぼす旅が始まる。

 

【感想】

致死的なウイルスが猛威をふるい、人口の殆どが死滅するサイエンス・フィクションかと思いきや、途中から予知夢や悪魔の化身の男が出てきて、スティーブン・キングらしいファンタジーになった。

 

99%の人々が死んでしまったアポカリプス後の世界では、良い人ばかりが生き残っているとは限らない。キャパが小さく、すぐパニックになる人、自分の事しか考えていない人、銃で女性たちを思いのままにする男たち。。。こんな人と一緒になるぐらいなら世界でただ1人の生き残りになったほうがマシ!と何度思ったことか。それでも過酷な環境の中、1人では生き残れない局面も多々あり、信頼出来る関係を築くことが大事だと考えさせられた。

 

極限状態に追い込まれた人々の嫌な面がこれでもか!と書き込まれていて辟易とする程だった。それでも読みきってしまったのは、悪い出来事の中にも少しは希望が見えていたからだと思う。ありえないシチュエーションだとは思いつつ、”もしかして隕石が落ちてきて地球の人口の99%が死に絶える事があるかもしれない”と考えてしまうあたり、ファンタジーの中にも現実味があるストーリーだった。

 

YL:9

語数:462,138語(SSS調べ)

 

多読多聴3500万語めでした。1000万語越えてから早かった!!


The Stand

<邦訳版>

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

 

【今日の一枚】

クレーターレイク、The Old Man of the Lakeと呼ばれる流木。

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