同窓会にて

大学時代の同級生女性6人で10年振りに飲み会。

研究者として2年半アメリカに留学していた人がいて、いろいろと話を聞くことが出来た。今まで3-4人研究留学をした人にも話を伺ったことがあるんだけど、共通しているのは留学して中国人・インド人が嫌いになったということ・・・。最初話を聞いた時は、その人個人のコミュニケーション力に問題があるんじゃないかと疑ったのだが、4人連続で信じられないような話を聞いたので、どうやらその人個人だけの問題ではないらしい。日本で暮らしていると想像も出来ないくらい常識の範疇が違うとのこと。

例えば、新しいラボに入りたてで右も左もわからない頃。物品の場所などを聞いても教えてくれない。実験で使うサンプルを隠す/捨てる。モノを盗られる。他人のテリトリーを散らかす。データを盗る・・・など。ラボ内での盗難もあるため、トイレに行く間もパソコンや貴重品は鍵のつく棚に直していたそう。実際、ほんのちょっと席を外した隙にパソコンが無くなった人がいたと。私の同級生は論文を2本書いて投稿する直前に日本に帰国したそうだが、彼女が帰国した後に”あの論文を私の名前で出してくれ”と中国人が教授に交渉し、教授からそれでいいかと確認メールがきてビックリしたとか。実験も自分でして論文も書いたのに、なぜそこまでした成果を横取りされるの!?ってビックリだけど、ボスはそこのラボから論文が出るかぎり誰が出そうと構わないというスタンスなので、中国人の方の主張が強ければ”じゃ、そうしようか”ということになったらしい。2本のうち1本は彼女も相当頑張って主張して、自分の名前で出せたそうですが、1本はとられてしまったとのこと。そういえば私の同僚も実験データを横取りされた(T_T)と言ってた・・・。


意外だったのが、競争が厳しくて成果が求められる場所だからみんな必死で実験しているのかと思いきや、きっかり9時ー17時なんだそうです。時間がかかるのは無能の証、と思われるので長時間労働はしないと。一般的な企業はそうだけど、大学の研究室などは14時間労働しているのかと思っていたので意外でした。


中国、インドの方がみんな意地悪だとは思いません。LingQ友のあきこさんから聞いた中国人像はかなり良い人達、というイメージでしたし。研究室は生き残りをかけた競争が厳しいために、なりふりかまわずになってしまうのでしょうか。日本人側が言いたいことをしっかり伝えることが出来てコミュニケーションを取れればいい関係が築けるのか。自分で体験してみたい気もするし、話を聞いただけでもう十分という気もする。

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同窓会にて への2件のフィードバック

  1. Akiko T のコメント:

    いや~、十分ありうる話だね~。
    私の中国人像は良かった?ほんの一握り仲良くなった子がとても良い人だったんだけど、その他は……..自分の経験も、人からの話も、きっつい話満載です^^;
    中国相手に仕事してる時は毎日ほんとに……大変でした。
    仕事以外で仲のよかった中国人たちは、mainlandじゃなくて、台湾や香港から早くにアメリカに来た子達だったから、ちょっと違うしね…
    本土の人も、一人一人仲良くなると違うんだろうけど、全体となると……
    でもお互い理解しようと歩み寄ることは大事ですね。

    • yuko のコメント:

      Akikoさんの話だけが救いだったのに、違ったのか! 確かにアメリカ出身の中国人は本土の人よりマイルドな印象。あきこさんが英語流暢だから、中国の人ともコミュニケーションばっちりで大丈夫なんだと思っていたよー。言葉だけの問題じゃなさそうだね…。

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