TOEICブロガーと呼ばれる人たちのブログを見るのが好き。すごく頑張っている姿を見ると刺激されるから。
TOEIC関連の問題集を繰り返し解く根気はすごいと思う。問題集を何回”まわした”という表現も独特で、ブログからヤル気がはみ出ているのを感じます。
英語学習を始めたころはTOEICで何点取れるか、ということにもかなり関心があって、いろいろな学習者さんたちのブログを訪問してはTOEICの点数と学習方法を比較していました。たまたま目にした多読の方のTOEICが800点台だったことと、LingQ学習者さんたちにも800点台以上の方が多かったことに励まされて、多読とTOEICを中心に英語学習をすすめてきたわけだけど、今でもTOEIC戦士さんたちのブログを見ると心が揺れます。なんというか… 自分もガシガシ問題集やらなきゃヤバイ!って気になるの。焦るだけで実際にはやらないのですが。
自分には問題集で英語を勉強するというスタイルは合わなくて、実際”1分間で〜”という参考書を買ったにもかかわらず、一日1分だって問題集を解けませんでした。遠回りではあるけれど、洋書を読んだりオーディオブックやpodcastを聞いたりして自然に英語力を伸ばしていくのが理想。そしてTOEICブロガーさんたちのブログを見てもやる気だけもらって、焦りや劣等感を感じずにすむようになりたい。
本屋さんの英語コーナーではTOEIC関連の問題集が一番目立つところに平積みされているので、TOEIC問題集派が多いのでしょう。でも、きっと私のように問題集を解くのは嫌だけれども、英語をマスターしたい、そしてTOEICで力試しをしてみたい、という人は多いと思います。
自分が思うには、多読や多聴は一見遠回りのようでいて一番確実に英語力を上げているんじゃないかと。最近はゆるさんがTOEIC900点超えを達成された時の感想をお聞きしてさらにその印象を強めました。問題なのは、多読・多聴も続けなければ意味がないということ。
以前多読の掲示板で、TOEICで高得点を取るためにはYL(読みやすさレベル)5程度のものを楽に読めるレベルが必要、と書かれていたのを読んで、なるほどと思いました。TOEIC用の長文をひたすら解かなくても、同じようなレベルの洋書をたくさん読むことで対応出来ると思います。また、オーディオブックなどを聞き慣れていると、TOEICのリスニングが驚くほど短く感じられます。しっかり聞き取ることができれば、”Whatで始める文章の時の答えは〜”とテクニックを覚える必要もないと思います。
私は2006年11月に、多読100万語、多聴100時間、LingQ3ヶ月間の状態で初TOEICに臨み905点でした。思わぬ高得点に驚きましたが、その頃YL5レベルのものが読めるレベルになっていたので、多読掲示板の意見は的を射たものであったと感じました。
多読・多聴を中心に英語学習されている方は、試験のことにはこだわらない、または控えめな方が多いためか、TOEICに関してはあまり多くを語りませんよね。意見を言うなら満点取ってからにしろ!って突っ込まれたら怖いし。
でもねー、多読・多聴はいいんですよ〜。長くユルく続けているうちに基礎力がつきますから。私はLingQもいっしょにやりましたが、あまり一つのやり方にこだわらず、多読・多聴のいいとこ取りでいいと思います。
多読・多聴が良いとは思っていたものの、これまで声高にオススメできるまでに至らなかったのは、すぐに効果を感じられないというところにありました。もしかしたら、自分には合っている方法だけど他人には合わないのかも、という不安も。だけどきっと私の他にも、”英語勉強したい→とりあえずTOEIC問題集→出来ない→やーめた!” となった方がいらっしゃるはず。多読・多聴も効果のある勉強法の一つとして、是非検討して頂きたいと思います。
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はじめまして。
最近、以前から興味のあったLingQに入会(といっても無料版ですが)したものです。
学習方法、操作方法がさーーぱり分からなく、困っていたのですが
Yukoさんのブログでかなり分かって来ました。本当に助かりました!ありがとうございます。
(特に画像つきの操作方法!あれLingQのヘルプにも載せてほしいぐらいです)
この記事とは全然関係なくて申し訳ないのですが、ひとつ質問させてもらってもいいでしょうか?
チューターについてです。
ポイントを払えばチューターが利用できるところまではわかったのですが、
どうやって自分にあったチューターを探せばいいのでしょうか?
というのもEnglishでソートをかけたら900人近いチューターが出てきて、
でもLingQ学習者さん達のブログを読んでみると、特定(有名?)チューターさんは皆さん認識されている様子…。
(こんなに多いチューターさんがいるのに、「えーあの人辞めちゃうの?」って話題が皆でできるんだろう???(笑))
あれは人気順に表示されていて、とりあえず最初の方に表示された人を選べばいいのかなぁ?とか…。
フォーラムを覗いてもそのことについて書かれたスレッドが見つけられなくて
失礼を承知でこちらに書かせていただきました。
LingQ、使いこなせばすっごく便利なツールですねぇ。
私はTOEIC720ぐらいでまだまだ英語に抵抗があるで、Yukoさんや他の上級者さん目指して頑張りたいと思います。
それでは。ブログ更新楽しみにしています。
chachaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。LingQ記事がお役に立てたようでうれしいです。
チューターについてですが、今年になってから誰でもチューターが出来るようになり、一気にチューター数が増えました。それまでは英語は数人しかいなかったので、皆さんよく知っておられたんだと思います。
チューターは増えましたが、non nativeもチューターを名乗っていることがあって、その人たちの英語レベルはまちまちなので注意が必要です。
スピーキングページでのスケジュールを見て、母国語とこれまで開催したスピーキングの数をみて参考にされたらいかがでしょうか。Englishで検索するとアクティビティスコアの高い学習者さんが上位に出てくるのでは?
以前からおられるチューターさんは、じりさ先生、へれん先生、エドワード先生、スティーブ先生、トム先生、ありそん先生がいらっしゃいます。とりあえず、ベテランの先生を試されてみては。新しいチューターは、すぐに活動を停止されてしまう方もおられるので、なれたころに辞められてしまうとがっかりですしね。
私も初心者のころ、LingQの先輩方にいろいろと教えてもらったので、chachaさんも遠慮無く質問してくださいね。
おひさひぶりです~。多読多聴、いいですね~。TOEICよみやすさレベル5いりますか。私レベル2-3あたりのペンギンリーダーとやらで快適、そのうえいくとしんどかったり。興味、内容にもよるんかな、「モリー先生の火曜日」だったか。あれを読み、ちょっと泣きそうになったことあるしなあ。「HOLES」なんか、何にもおもしろなかったぞ。
てことで、一級うかったらYUKOさんのように多聴多読生活したいね。二次なんとか突破したいもの。もうがんがんtoeicの問題集解く気力ないかも。昔、900越えしたとき、ただのテストスマーターだった気がします。語学を愛し、駆使できるちからもつけたいものよ。ではでは。
ケニアの母さんへ。読みやすさレベル5は掲示板での意見だったのですが、私もレベル5くらいと難易度が同じかなと思ったので。確かに得意分野とか興味のある内容などにもよりますよね。
モリー先生の火曜日は号泣しました。HOLESも最後は感動してうるっと…。なんでも感動してしまうのかもしれません(>_<)
もうすぐ二次試験ですね。試験までは心休まる暇がないし、大変ですよね〜。頑張ってくださいね!!
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こんばんは。
私は、多読に関してはもともと本の虫だったので習慣化し易いのですが、多聴が習慣化しにくいです。
とりあえずこの1週間ひたすら50分シャドーイングと30分くらい聞き流しリスニングはしていますが、
20回くらい聞いてもVOAの細かいところが分からない^^; 耳が悪いのかな・・・と心配です。
yukoさんや他の学習者さんのコメントを拝見するとリスニングは最初の壁を突破するまでが
つらいみたいなので、もう少し1日に聴く時間を増やそうかなと思っています。
YL5はまだきつくて、YL3.5~4.5くらいが今の私には合ってるみたいです。
でもPercy Jackson読み始めちゃって苦戦してます(笑 映画見たから何とかついていってる感じです。
今年12月にTOEIC受ける予定です。500点位が目標です。
本当に人生において英語の試験で良い点数を取れたことがないので。楽しみながら頑張ります♪
マリさんへ。私はVOAは最初何回か音声のみで聞いて、もうこれ以上聞き取れないと思ったらスクリプトを見て、LingQで単語保存、その後音声を何回も聞いてました。音と文字を合致させる作業をたくさんこなしていくうちに、聞き取れる範囲が増えてくると思います。繰り返し聞いている期間に保存した単語も覚えるようにしましたしね。
最初の壁を超えるのは、人によってまちまちなんでしょうね。私は最初に多読100万語があったせいか、リスニングをはじめて3ヶ月、100時間の時点ではっきり聞き取れるようになりました。それまで全部繋がっていた言葉が単語として認識出来るようになった感じです。
たくさん読んで、聞いて・・・を繰り返していれば、TOEICにも対応できると思っています。TOEIC、はまると恐ろしいですが、たまに力試しで受けたくなります。12月の試験、頑張ってくださいね!
書店でのTOEICの問題集の多さには私もびっくりさせられますね。
問題集をコツコツと解くことができない私にとっては、TOEIC戦士の方々の努力には本当に頭が下がります。
問題集を解くだけでも退屈なのに、あの内容は苦痛です…。それを何度も回すなんて皆さんホントにすごい。
TOEICに関しては、点数制というシステムに加え、実施頻度や会社から一定の点数を要求されるという点から、どうしてもすぐに結果として現れる勉強方法を選んでしまうんでしょうね。
そういうこともあって、Yukoさんが書かれているように、洋書や英語記事、オーディオブックやポッドキャストでたくさん英語に触れましょうという方法はなかなかオススメしづらいですね。
でも、問題集ばかり解いて、TOEICでいかに高得点を取るかということばかり考え始めると、それ自体が目的になってしまいそうでちょっと怖いです。
エミコフさんへ。このあいだ、よく行く書店の洋書コーナーが縮小されて、問題集コーナーが拡大されていたことがショックで!
しかも問題集、次々に新しいのが出てきますよね。売れるんだろうなぁ〜。
日曜日のディスカッションで話したように、英語学習に”ショートカット”を求めるのはどうかと思いますよね。時間はかかるが、着実な方法を選びたい。結局、時間がかかると思っていたほうが、早道なんじゃないかと思っています。
Yukoさん、優しく教えていただいてありがとうございます。
そういう事情でチューターが多いんですねぇ。
早速その方法で検索して、良ければwritingやspeakingに挑戦したいと思います。
LingQをやってる人たちって英語も上級で、当たり前なんだけどLingQも使い慣れてる人たちで
入りづらいイメージがあったのですが、誰だって最初は初心者ですもんね。いろいろ試してみたいと思います。
本当に丁寧なご回答をありがとうございました。
chachaさんへ。先週LingQに入られたんですね。慣れるまで1ヶ月くらいかかるかもですね。でもいったん慣れると色々と自分なりの工夫もできるサイトだと思いますよ。
LingQ学習者さんたちって、入ってすぐに辞めていく人が大半なんだろうけど、長く続けている人は本当に学習熱心な方たちばかりで、お話を伺うととても刺激になります。
chachaさんもLingQを楽しみながらぜひ続けてくださいね!
私もまったく同じ意見ですね。
TOEIC初受験が640点(何の準備もしていなくて、形式にも慣れずのんびりやっていました)。
そこから多読のみで200万語くらい(現在YL4~5)読んだところでTOEIC860点です。
やはりリスニングが一番伸びました。L350からL450です。
ただしわたしの場合はわからない表現があったら辞書を引いています。
ひかない方がストレスになるし、幼少より本が好きで辞書をひきながら本を読んできたものですから。
ただし単語を覚えようという努力はまったくしてませんが。
マンさんへ。はじめまして。
私も多読を始めるとき、TOEICの点数で評価できるような勉強法じゃないとは思いながらも、つい多読をされている方のTOEIC点数を気にしたりしていました。多読だけでも試験にも対応出来ているというのを知ると安心できますしね。
多読って、それぞれ自分の好きにアレンジしながら長く続けられるところが一番の魅力だと思います。