The Economist Debate の “This house believes that the English-speaking world should adopt American English.” が面白かったのでメモ。
世界中で1億人以上が英語を話し、そのうちノンネイティブ・スピーカーの割合はネイティブ・スピーカーの3倍とのこと。混乱を避け、コミュニケーションをやりやすくするために、アメリカ英語を標準とするべきか? という問いに対しての投票。
結果は7対3で”No” 。アメリカ英語を標準とすべきではない、という意見の代表として挙げられていたのは、英語は様々なローカルスタンダードがあって、”Globish” という、よりグローバルなものに形を変えつつあるということ。
例えば、Timesの記者が耳にしたスペインの国連平和維持軍とインド人兵士の会話。彼らの話す英語は非常に簡素化されていて、文法や構造はなかったけれども、完璧に理解できるものであったと。彼らの話す英語は”Globish” であり、今後はそのような形がノーマルとなるであろう、というのがNoの代表意見。
アメリカ英語が英語の世界標準となるべき、という意見は3割で、Globishはまだアメリカ英語のように世界中で受け入れられてはいない、というものでした。
アメリカ英語がスタンダードでなくてもいい、という意見が7割あるということは、英語を第二言語として学ぶ人々にとって喜ばしいことではないだろうか。日本人英語学習者は、”ネイティブ・スピーカーのように話す”ということに対するこだわりが強いのではないかと思う。自分もそうだけど、あまり発音とか気にしすぎると、何でもいいからとにかく英語を話す、ということに抵抗があって言葉が出なくなってしまう。
”上手になってからでないと話したくない”ではなくて、とりあえずこだわりなく声に出して会話の練習をしないと上手くなりようがないし、非ネイティブ英語のほうが多い現状で、”日本人英語”という一派があってもいいのではないだろうか。
私自身も、まだ”英語を話せる”と思える段階ではないのだけど、きっとこれは英米人と自分を比べているからじゃないかと思う。”ネイティブスピーカーのように英語を話す” 、憧れるけど、現実には難しい。大多数の人が、Globishがスタンダード英語だと思っているのであれば、自分の言いたいことが主張できて、相手の非ネイティブスピーカーの話す英語を理解できる、その程度の英語力があれば”英語話せます”って自信を持って言っていいんじゃないかと思ったのでした。
二次いってきたです~。前回よりは長く話したが、合否は微妙。「英語がはなせる」というのはどういうレベルなんでしょうかね。ほんと。自分の英語力なぞ、赤ん坊やなと常におもうわけで。時に、すごい自信持ってるような人と話をしてみて、「げ、そんな英語力でその自信?」と思ってしまう人にあったりするので、私の考える、「できる」レベルは高いとおもいました。ネイティブ並み。。。といっても、話の中身が薄い人だっているから、中身のしっかりした話を英語でできる人間になりたいとおもいます。まあ流暢に越したことはないですが。YUKOさんのブログの最後三行が共感を得ました。人生死ぬまで勉強。ガキの世話と家事を縫うように自分を高める努力を怠らないでおこうと思いますね。 ではでは。18日から家族でセブ島へ。しばし英検を忘れて満喫しますわ。まじ、息子の病気とかでフィリピンエアーが懸念して「受け入れ困難」と断られ、ぎりぎりキャセイパシフィック航空がひろってくれました。THANK YOU CATHAY!多読多聴生活に入りたいと思います~。
大阪の主婦さんへ。英検おつかれ様です!やっとプレッシャーから開放されましたね。来週からセブ島とは羨ましい~。存分に羽を伸ばしてきてください。
何もネイティブ並を目指さなくてもいいと思うんですよね。完璧を目指し過ぎると良くない。いくらやっても自分に自信がもてなくなりますしね。
ほんと、いつまでも自分を高める努力を続けていきたいです。
ケニアの母=大阪の主婦さんですよね?ヴぁ部内でおみかけしましたのでどちらでも大丈夫ですよ~。
あ、私ヴァー部では「ケニアの母」ハンドルネームだったのだけど、いうてた?
今の仕事をしていて一番の利点は、ノンネイティブの学生たちの英語に触れる機会が多いということです。発音もとても分かりにくいし、文法も??ということがしばしばなのですが、彼らはそれで海を渡り、場合によっては破格の奨学金をもらい、英語だけの授業を受け、更に日本語全然わからないのに(笑)この異国でちゃんと生活しているのです。そうか、英語って通じればいいんだな~と思った次第です。
楽天の三木谷さんの会見での英語があちこちでボロクソ言われてましたが、その中には「そういう(ボロクソ言う)態度こそが、日本人の英語の上達をどれだけ阻害してきたか」という意見もちらほらあり、なるほどと思いました。
はゆるさんへ。留学生って、流暢でなくてもちゃんと自分の意見を言ってますよね。異国の地で大学生活を送れるってすごいことだなと思います。それでもコミュニケーションがとれるんだったら何も問題はないですもんね。
楽天の社長の英語、ボロクソ言っている人って何様!?と思いますね。謙譲の逆、というか、相手を貶めることで自分を高めるような人は嫌だな~と思います。きっと自分の英語が中途半端な人こそ、他人のことを酷評したくなるんでしょうね。
何英語が標準・・・というのは、こだわってたらきりがないから、Globalish ってのには大いに賛成です♪
職場で英語を教える時に生徒の発音を直すのは、「これじゃ明らかに通じない、誤解される」と思う場合だけ。たとえば”she”(彼女)を「スィー」って読んだ時とか・・・
意味の切れ目にしたがって息継ぎするとか、文中の強調すべき語にストレス(ゆっくり、ていねいに言う)を置いてメリハリよく発声することで、日本人ぽい発音もカバーできるって考えます。
ただ、教え手は、ネイティヴに迫る音を出して見せられないと格好つかない(汗)・・・
しばさんへ。
生徒さんの発音を直すのって難しいでしょうね。人前で恥ずかしい思いをすると、”もう嫌っ”となって自信をなくしちゃうかもしれないし。とにかく口にだして言うことが大事で、通じればいいんだよってことを知ってほしいと思います。
確かに発音が悪くても、アクセントや抑揚で英語らしくなりますよね。たくさん英文を聞いて、英語らしい音感を養うことが大事だと思いました。
先生だって、ネイティブに迫らなくてもいいと思いますよ~。それでも自信をもって英語を話しているっていう姿をみせるほうが生徒にも自信を持たせてあげられると思います。