調子にのらないように

最近LingQでいろいろなチューターと話すようになってから気づいたこと。

 

LingQのチューターはベテランさんもいれば、Language exchange的な気持ちのチューターもいる。教え慣れているとは限らないし、今まで日本人と英語で話したことないという人もいて、発音には特に気を使わないといけないこともある。これまで、チューターの善し悪しを判断する時、気持ちよく話させてくれる人、間違いを細かく訂正してくれる人、ちゃんと会話のキャッチボールが出来る人を高く評価してきたけれど、そんなのは実際の会話の時には望むべくもないことで。LingQではチューターとして場慣れしていない人と話すほうが、実践力を鍛えるためにはいいと思うようになった。

 

チューターリングに慣れた先生たちは、こちらに気持ちよく話させてくれる。日本人の発音にも慣れていて、ある程度黙って話を辛抱強く聞いてくれる。慣れていないチューターさんたち、というかふつうの外国人はとにかく良くしゃべるし、こちらの発音で不明瞭なところはかかさず今のなんて?って聞いてくる。そしてチューターがダダダーーっとしゃべっている間、こちらが日本式に黙って話を最後まで聞いていると、不安を感じているみたい。私は日本人的に”察する”会話、人の話を最後まで黙って聞くスタイルの日本式スタイルの会話に慣れているので、このへん意識して変えていかなければ、という気づきを与えてくれる。相手がダーーとしゃべる間の一瞬の隙間に間の手をいれたり、私はこう思うわ、って言わなきゃいけないんだよね。

 

日本人相手に慣れた外国人、ベテランチューターさんたちは任せて安心だけど、任せっきりな態度はダメ。相手から話をふってもらう、相手に主導権を渡すのではなくて、こちらが自主的に会話に参加していかないと。

 

英会話学校でも、オンライン英会話でも、生徒をお客様として考えているようなところは、生徒に気持ちよく話してもらうために気を使い過ぎなんじゃないだろうか。もちろん練習の場としてはいいけど、外国に出て行ってふつうの外国人とスムーズに話をするためには、いろいろな人とたくさん話して場数をふんで、こちらから会話のイニチアシブをとるつもりでいかなければと思った。聞き上手な先生に乗せられて調子に乗ってはいけない!

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