海外ドラマで英語学習

カジュアルな会話に慣れるためにと視聴し始めた海外ドラマ。これまで見たのはLOST1−5,Flash Forward1。特にLOSTは良かった。英語音声のみで見ることが出来た初めてのドラマでした。シリーズなので見続けていくうちに馴染みの単語が増えるし、役者さんたちの話し方にも慣れます。今、他のドラマを見るようになって気づいたのですが、LOSTは役者さんたちがはっきりしゃべっていて比較的聞き取りやすかったです。


昨年5月にFlash Forwardがシーズン1で打ち切りになって途方にくれていた時に見始めたのがSex and the City. 恋愛ものは好きではなかったんだけど、同じ年代の女性4人が繰り広げる会話にすっかりハマりました。下品なんだけど、”そうそう!それ言う!”という表現満載なのです。

ドラマは字幕なしの英語音声のみで観ます。字幕があると、たとえ英語字幕でも目で追ってしまって耳がお留守になるから。海外ドラマで英語学習!的なブログでは、同じエピソードを4−5回は見るように勧められていますが、時間がないので1回しか観ません。そのかわり、ネットでスクリプトを探してLingQにインポートして単語を登録→フラッシュカードで確認、という作業を行っています。時間がかかるんだけど、”なるほど、こう言えばいいのか!”と思わず膝を打つような表現満載で勉強になります。シリーズ物なので、スクリプトチェックを重ねるごとに新しいエピソードが理解しやすくなるのもいいところ。


4年ほどオーディオブックでリスニングしてみて感じることは、ドラマだと映像の助けもあり、詳しく聞き取れていなくてもストーリーが理解できるということです。純粋にリスニングの練習ならオーディオブックのほうが優れていると感じます。オーディオだと、完全に耳からの情報で情景を頭の中で再生し、複雑な登場人物の関係を構築しないといけないので、細かいところまで聞き取れないと話の筋が怪しくなってしまいます。また、オーディオは登場人物の様子や行動、セリフを含め全てナレーションなので、物事をまとまった長さの英語で説明する訓練をするのにちょうどいいです。ドラマだとセリフが短いので長い文章を話せるようにはならなさそう。

反対にドラマのいいところは、普通の会話が聞けるところ。ナチュラルスピードだし、砕けた口語表現も多いので、より自然な会話を学ぶのに重宝します。若者らしい話し方をマスターするにはドラマを見る必要がありそう。


今見ているのは、SATCの他にGrey’s Anatomy, Gleeです。SATCはシーズン3、あとの2つは見始めたばかりです。SATCとGrey’s AnatomyはスクリプトをインポートしてLingQで単語チェック、Gleeは楽しく視聴するだけにしています。全部スクリプトチェックすると恐ろしく時間がかかって進まないので。Grey’s Anatomyは外科研修医の話。メンバーが個性的で、主人公が恐ろしく美人。日本だと、江口洋介、松嶋菜々子の医者コンビが出てくると、”こんな美男美女の医者いない!”と無性に腹がたちますが、洋モノだと”いるかもしれない♡”と許せるのが不思議。 Gleeは、話題作だけあってすごく面白いです。ミュージカル風になんの脈絡もなく歌い出す系かと思いきや、合唱部が舞台なので唐突に踊り出すことはなく、ごくごく自然です。今まで食わず嫌いしてたのが悔やまれます。用いられている歌も、80-90年代の懐かしい曲が多く、聞いていると心から楽しくなる曲です。役者さん達の歌・ダンスも素晴らしい。ティーンエイジャーたちの英語は聞き取りにくいのですが、こちらも回を重ねるごとに聞き取りやすくなるのではないかと期待。

ドラマやオーディオブックで英語学習すると、知らない単語がたくさん出てくるので、ボキャビルをするモチベーションが維持できます。ドラマのスクリプトから単語を抽出しているため、やればやるほど次からのドラマに還元されるので、”ボキャビルしなきゃ”という悲愴な決意から”単語を一つでも覚えてドラマをもっと理解したい!”というポジティブなマインドセットにかわるのもいいところ。本やThe Economistから保存した単語もわりとドラマに出てくるので、記憶が強固になります。

聞き取りやすさはドラマによっていだいぶ違うと感じます。人によって聞き取りやすさは違うのかもしれないけれど、私に取ってLOSTはものすごく聞き取りやすく、SATCもまぁまぁ。Grey’s AnatomyとGleeはセリフが早くて聞き取れないところも多いが、ストーリーは理解出来る程度。オーディオブックも最初は聞き取り精度が悪かったが、徐々に聞き取れるようになり、今ではくっきりはっきり聞こえるようになったので、ドラマもそのうちにクリアに聞こえるようになるのではないかと期待しています。


今の時代、オーディオブック、海外ドラマ、ポッドキャストに海外ニュース、電子書籍など英語媒体が簡単に手に入るので、もはや英語ができない言い訳なんてないのでは。こんなにも楽しく、手軽な素材がたくさんあるので、英語学習者用の問題集などやらなくても、楽しく英語を学ぶことが可能だと思います。

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