【読書メモ】人生は夢へのチャレンジ

人生は夢へのチャレンジ―女性科学者として 理論物理学者である米沢富美子先生のエッセイ集。大学院に入った頃に買ってあったのですが、長らく積読本でした。少し前にTwitter上のタイムラインで話題になっていたので、この本の存在を思い出し読んでみました。

 

米沢先生は1938年生まれ。京都大学理学部物理学科卒で、慶応大学教授まで務められたそうです。物理学科の学生50人中、女学生は1人という時代に、素晴らしい活躍だと思いました。

 

タイトルの「人生は夢へのチャレンジ」とあるように、全編を通して、仕事でも私生活でも一生懸命全力で取り組まれた様子が伝わってきます。その中でも特に印象に残った言葉2つ。

 逆境にあったとき、時には忍耐強く時期を待ち、時には敢然と自分の手で道を切り開いてきたのであるが、そのとき私を支えていた哲学は、自分の可能性に線を引かない、迷わず行動に移す、めげずに前向きに生きる、の三点に集約される。

 限りなくある選択肢のなかから、何を人生の目標に選ぶかは、言うまでもなく自分で決めることである。いろいろの人からアドバイスを仰ぐのはとても大切なことだけど、いつも最終的な責任は自分にある。なぜなら、自分の人生を生きるのは自分以外の誰でもないのだから。

一生懸命生き、何事にもチャレンジしてきた人の言葉は清々しい。いろいろと考えた挙句に”やっぱり私には無理” と、実行に移す前から諦めずに、なんでもやってみること、経験のないことでも恐れずに挑戦することの大切さを学びました。

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