5週目 モノを持たない生活

アメリカ生活もあっという間に最初の1ヶ月が過ぎました。私と同じところに留学した経験のある元同級生が、”最初の1ヶ月は辛くて毎日泣いていた”と言っていたので、どんな恐ろしいことが起こるのかと待ち構えていたのですが、とりあえずは何事もなく最初の一ヶ月を過ごすことが出来たようです。

 

モノを持たない生活にもだいぶ慣れ、不便を感じることもなくなりました。留学するかどうか迷っていた時、日本での快適な暮らしを捨ててまでは行きたくない、今までに手に入れた大事なものたちを何一つ手放したくない、と思っていました。ところが、アメリカに行くとなると、モノを運ぶのに大変なお金がかかります。日本国内での引越しのように、家具を含め全てをアメリカに運ぶとなると、100-200万円かかると聞きました。小さなコンテナ1つの単身引越しでさえ14万円台です。私はスーツケース2つを持参し、中サイズの段ボール3箱を郵送しました。スーツケースに入っているものだけで2週間ほど生活したのですが、段ボールを詰める時はどれもこれも大事だと思っていたアイテムたちが、2週間後には何を詰めたかさえハッキリとは思い出せませんでした。

 

何も手放したくない、手放せないと思ってはいても、所詮はモノ。抱えきれないほどあった大事なものたちも、いざ目の前から無くなってしまうと、それほど大事なものなんて無かったのだと思えるようになりました。手放したくないものは、自分で運べるくらいの量に留めるのがよいようです。大事なものが増えれば増えるほど身動きが取れなくなるけれど、手放してみればあまり精神的なダメージはないのだということが分かりました。多少不便なこともありますが、この身軽さ、清々しさには代えがたいです。

 

<今日の一枚> シェアハウスの猫

目指せシックスパック。

 

 

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