ピザに関する統計

アメリカに来てから、やたらとピザを食べる機会が増えました。週に1回お昼に振る舞われるランチもほとんど毎回ピザだし、以前住んでいたアメリカ人ルームメイトの夕食も週1回はピザ。グランドサークル旅行中に知り合ってランチをご一緒したNYの60歳台男性弁護士さんも、サウスアフリカから来られていた神経内科の女性医師にも聞いてみたけれど、週1回はピザを食べると言っていました。

 

アメリカ人ルームメイトに理由を聞いてみたところ、どうやらピザの事を”完璧な食べ物”と思っているらしい。”炭水化物、脂質、野菜、タンパク質全部揃っていて完璧じゃない!”と言われて心底驚きました。この話を、アメリカ人の英語オンラインチューターに話してみたところ、”そうそう!”と同意されたので、予想外の反応に言葉に詰まってしまいました。冗談で言ってるのかな?とも思ったけど、なんだか恐ろしくて真意を確かめられませんでした。

 

私にとって、ピザはジャンクフード扱いで、日本にいた時は年に1-2回食べる程度でした。しかもアメリカのピザは大きく、店にもよると思うのだけど、生地の厚さが3cmはありそうな「シカゴピザ」や、1ピースが日本のピザの2.5倍はありそうな、高カロリーのものが多いのです。お昼に振る舞われるピザなど、1ピースが大きすぎて紙皿から三角形の先端がはみ出すくらい。おそらく一切れ600−700キロカロリーはありそうな恐ろしいシロモノです。

 

「アメリカ人は週に1回はピザを食べているのではないか」という疑問を確かめるため、”pizza consumption” でググってみたところ、ピザに関する統計記事を発見。2013 Pizza Week SurveyPizza Statistics 、Pizza Around the World によると、平均で月に3.9回、少なくとも月1回はピザを食べるアメリカ人が93%とのことでした。アメリカには7万件のピザ屋さんがあり、毎日100エーカーの面積に相当するピザを食べているそう。100エーカーと言えば、クマのプーさんの舞台となったのが100エーカーの森…。毎日東京ドーム9つ分、または森1つが消える程の勢いでピザを食べているとは。世界で一年間に売られる50億枚のピザのうち、30億枚がアメリカで消費されているそうで、相当ピザ好きな国のようです。

 

日本でのピザ消費量は分かりませんが、アメリカのピザ産業3兆5000億円と比較し、日本の市場規模は2638億円だそう。ということは、日本人は平均で月1回くらピザを食べている?アメリカ人の週1回には及びませんが、私が思っていたより日本のピザ消費量は多いのかも。でも、やはり日本でのピザはジャンクフードの扱いだと思う。「炭水化物、脂質、タンパク質、野菜の揃った完璧な食べ物!」と言ったルームメイトのドヤ顔は忘れられそうにありません。

 

【今日の一枚】

なぜこれが美術館に展示されているのか、イマイチ納得出来なかった一枚。

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