【映画】Begin Again/はじまりのうた

2014年7月公開のマーク・ラファロ、キーラ・ナイトレイ主演 Begin Again を観にいってきました。

 

【あらすじ】

シンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)と、音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)は、お互い人生で最悪の日に出会った。グレタは5年間付き合い、音楽活動でもパートナーであったデイブ(アダム・レヴィーン)に浮気され、NYからイギリスに帰国しようとしていた。ダンは音楽プロデュース活動が成功せず、自分が設立した音楽レーベルから解雇された日だった。

 

夜遅く、クラブで偶然グレタのギター弾き語りを耳にし、すっかり魅了されたダンは、殆どの客が彼女の歌声に興味を示さなかったにもかかわらず、彼女のプロデュースを申し出る。ところが、ダンは音楽レーベルを首になったばかりで、デモテープを制作する金もない。

 

そこでダンは、NYの各地で路上演奏したものを録音するというアイデアを思いつく。バンドのメンバーとして音楽学校の学生や、売れないセッション・ミュージシャンをかき集め、ゲリラライブに繰り出す。そこで収録された音楽は、NYの生活音や通りの音など、彼らの音楽に独特の雰囲気を与えたのだった。

 

【感想】

好みは別れると思うけど、私はとても気に入りました。マーク・ラファロの表情が良かったです。かつては大物ミュージシャンをプロデュースし、賞を獲得するほどの敏腕音楽プロデューサーだった彼も、今ではとことん落ちぶれ、情けない姿を晒しています。それでも、マーク・ラファロ演じるダンは精力的で魅力的。胸毛ハラ毛もっさりの中年男がこれほど魅力的に見えるとは驚きでした。

 

グレタの元カレは、売れっ子ミュージシャンという設定なのですが、やけにMaroon5のアダムに似てる・・・歌声までアダムにそっくり・・と思っていたら本人でした!留守電に入っていたグレタの歌メッセージを聞いた時と、ライブハウスでグレタが作曲した歌を彼女に捧げた時の表情が切なかったです。

 

作品中、マーク・ラファロの息子さんも出演していたそうです。途中、小学生くらいの悪ガキグループが路上ライブのコーラスとして参加するのですが、その中にいたのかもしれません。

 

Onceのディレクターによる作品とのこと。私は映画ではなく、ミュージカル版のOnceだけ見たのですが、主人公の男女の距離感の絶妙さはOnceに通じるものがありました。ダンとグレタはお互いに惹かれ合い、心が通じあっていると思う瞬間もあるものの、そう簡単にはくっつかないのがこの映画の良さではないかと思いました。

 

当初グレタ役は、スカーレット・ヨハンソンの予定だったとのことですが、キーラ・ナイトレイのほうが適役だと思いました。スカーレット・ヨハンソンだったらグレタ役のイメージが強すぎたのではないかと思います。最初はキーラが細すぎてまるで枝!と驚いたものの、あの歯並びの悪い独特の表情がチャーミングでした。

 

日本公開日は2015年2月7日!!

 

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