The Black Prism(ライトブリンガーシリーズ#1)
- Written by: Brent Weeks
- Narrated by: Cristofer Jean
時間:22時間6分
発音:アメリカ英語。サーファーみたいでイヤ!というコメント多数あり…。
速度:150語/分前後。
オススメ度:4 out of 5.
【あらすじ】
可視光を用いて魔法を使う能力を持つ人々がいる世界。ギャビン・ガイルは、7色の魔法全てを用いることの出来る「プリズム」であり、7王国の魔法力のバランスを保つ役割を担っていた。
プリズム戦争の16年後、辺境の地で「王」を名乗るものが現れ、7王国の侵略を試みる。侵略された地で「ドラフティング」能力を開花させた15歳の少年キップはギャビンの婚外子であったことが発覚する。
【感想】
青、赤、緑、紫、オレンジ、黄、サブレッドなど光の色を利用して魔法を使える「ドラフティング」という能力が存在する架空の世界。魔法を使えない一般人、1色だけ利用出来るモノクローム、2色利用出来るバイクローム、多色利用出来るポリクローム、全ての色を利用出来るプリズムがいる。多くの色を用いて魔法を使える者は希少価値があり重宝されたが、魔法を使えば使うほど寿命が縮まってしまう。
読者は、ギャビンの隠し子であるキップが首都クロメリアでプリズムを守るエリート警護隊「ブラックガード」になる過程を通して、この独特の世界のルールを学んでいく。
ギャビンには彼の地位を根本から揺るがす大きな秘密がある。物語が進み、彼に感情移入するにつれ、秘密の重さがのしかかってくるようだった。
嘘に嘘を重ねて世界を守ろうとするギャビン。辺境の地で育ち、何も知らない子供の立場から徐々に真実を知っていくキップ。2世代の主人公の視点でこの世界を読み解いていくのが面白かった。
Audibleでは、ナレーターの評判がかなり悪いかったのだが、私は全然気にならなかった。「サーファーみたいだ!」というのが不人気の理由。ネイティブの神経を逆撫でする何かがあるんだろうな…。
YL:7.5 (概算)
語数: 180,000語 (概算)
【今日の一枚】
ショッピングモールにて。ハロウィーンの飾り付け。