Magic Mike XXLで覚えた単語3つ

アメリカの映画館で字幕なしの映画を見るとき、だいたい1作品につき2-3個、知らない単語を耳で拾って帰宅後に意味を確認しています。先日Magic Mike XXLを観て覚えた単語は3つ。「Glass slipper」「Wake」「Molly」です。

 

以下、マジックマイクXXLのネタバレがあります。

 

 

1つめGlass slipper。これは、ジョー・マンガニエロ演じるビッグ・ディック・リッチーが、運命の相手を探している時に発したセリフ。

 

“ガラスのスリッパって何だ?”

 

と映画を観ながら疑問に思ったのですが、話の流れから“運命の相手を象徴するもの”“彼のサイズと関係している・・・”ということは分かりました。

 

内容はかなり下品なのですが、ストリッパーであるリッチーは、“ビッグ・ディック”というニックネームがつくだけあって、男性部分がかなり大きいのです。そのため、良い仲になった女性が怖がって、させてもらえないことを悩んでいます。ストリッパー仲間からは、大きいことは「祝福でもあり呪いでもある」と慰められるのですが、その時にリッチーが「グラス・スリッパー」を探しているというセリフが出てきました。

 

結局彼の“Glass slipper”となったのは、アンディ・マクダウェル演じる50代後半のバツイチ奥様。リッチーのビックディックを“every inch”まで受け入れたとの報告を受け、仲間たち皆で祝福したのでした。

 

で、映画を見終えてから“Glass slipper”を調べてみると、なんとシンデレラのガラスの靴!日本語のガラスの“靴”のイメージでGlass shoesだと思っていました。シンデレラのストーリーを知っていれば、ガラスの靴が運命の女性を探す事を意味しているのはすぐに分かるはずですし、日本語であれば、シンデレラのガラスの靴という単語を知らないはずがありません。9年間まじめに英語を勉強してきて、こんな簡単な単語を見逃していた事がショックでした!

 

 

2つめは“Wake”という単語。昔のボスが亡くなったという電話連絡を受けた後、スーツを着てモーテルに向かい、受け付けで“Wake”のために来たことを告げます。

 

この状況から“wake”が通夜であることが予測出来たのですが、“wake”という見慣れた単語に通夜という意味があることを初めて知りました。

 

 

3つめは“Molly”。女性の名前のようですが、ドラッグ「エクスタシー」の別名でした。バンに乗って長距離ドライブしているときに、ミントが入っているような小さい缶に入った白い錠剤を皆で回したのです。長距離ドライブで舐める小さい錠剤といえば普通ミント。ただし、その“Molly”を摂取すると“一時間以内に使い物にならなくなるらしい”こと、運転手はMollyを辞退したこと、後に“Molly”による気分の落ち込みがやってきたこと、などから“Molly”はミントではなく、クスリではないかと推測しました。

 

Urban dictionaryで確認するとエクスタシーでした!皆でドライブするときドラッグするの!?

 

 

 

ガラスの靴も通夜も、使う頻度はそれほど無いにしろ、知っていて当然の単語です。英語を勉強し始めてから9年間、これらの単語に出会わなかったのが不思議なくらい。生きていくのに最低限必要な生活用語はそれほど多くありませんが、日常会話レベルの単語は分野が多岐にわたるので手強いです。

 

Molly=エクスタシーは知らなくてもしょうがないかな・・・。でも実際にMollyをどうぞ、と1粒渡されてミントかなんかだと思いこんで食べてしまうということはあり得るかも?

 

映画は自分の生活範囲以外の誰かの“日常”を見せてくれるところが面白いです。自分のなかの“日常生活レベルの単語”は知っているつもりでも、誰か他の人の“日常”となるとまったく違う。映画やドラマを観ると、ボキャビルに終わりがないことを実感します。

 

 

 

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