ドラマのスクリプトで単語帳作成するメリット

字幕なしでドラマを観るようになったのが2009年頃、映画は2013年からです。

そういえばこれまでにどれくらい字幕なしでドラマや映画を見たのか気になって数えてみました。

 

 

結果はドラマが1411エピソード。映画は156本でした。

 

そんなに見た憶えがないのですが、結構見ていますね・・・。そのうち、LingQにスクリプトをインポートして勉強したものが約200本でした。

 

 

視聴した全ての作品のスクリプトチェックが出来れば理想なのですが、見たい作品はどんどん出てくるし、全てのスクリプトが揃っているわけではないので、全作品チェックは現実的ではありません。それでも、LingQにインポートしたものはフラッシュカードも作って復習もしたので、調べた分は身についていると思います。

 

 

数年間ドラマや映画のスクリプトを教材にして単語を集めた結果、視聴した全ての作品のスクリプトをチェック出来なくても、集めた単語を丁寧に復習することで、他の作品にも応用が利くことに気づきました。 これまで約5000時間リスニングしました(そのうち4000時間はオーディオブック、ドラマ視聴は×0.5で計算)が、単にリスニング時間を増やした効果ではなく、ドラマなどから集めた単語カードの復習の効果が大きいのではないかと思っています。

 

ドラマや映画から単語カードを作成するメリットを挙げてみます。

 

 1.未知の単語やフレーズを効率的に復習出来る

スクリプトチェックをするのは特に気に入った作品で、少なくとも5回は見ています。お気に入りの映画で数十回見ているものもありますが、そこまでしたいと思える作品の数は多くありません。そこで、新しい単語やフレーズだけを効率的に勉強するために便利なのが自作のフラッシュカードです。

 

単語カードを作成し、セリフを例文としておけば、単語カードのみ何回でも繰り返し復習することが可能になります。お気に入りの作品を数回視聴し、その後その作品を見ることはなくなっても、単語カードにしておけば、分からなかった単語やフレーズをいつでも復習出来るようになります。その作品を丸ごと覚えるのは大変ですが、新出単語やフレーズなら覚えることが出来ます。

 

 2.場面とともに記憶に残る

単語の例文がセリフなので、その単語が使われた状況が場面とともに記憶に残りやすいです。例えば、「riled up」 という単語。初めてこの単語をホワイトカラーで聞いた時は、聞き取れなかった上、意味も分かりませんでした。その後スクリプトチェックをして単語カードを作成し、何回かドラマを視聴して単語を復習することで使われ方を理解することが出来ました。その後、riled up という単語がTrue Bloodで出てきた時、すんなりと聞き取ることが出来ました。単語とそれが使われたシーンがセットになっているので、しばらくたって他のドラマで遭遇した時の認識率が高いです。

 

 

3.取りこぼしがない

スクリプトチェックをせずに、楽しみのために視聴している作品のほうが多いのですが、その場合は1エピソードから記憶に残る表現は1-3個です。“You’ve been made!””I could use a drink.” など、初めて聞いたフレーズを作品の内容を追いながら最後まで覚えているのは大変です。字幕を出しながら見てその都度メモするのも良いかもしれませんが、目からの情報に頼ってしまい、あまりリスニングの訓練にはなりません。その点、スクリプトチェックをすれば、視聴しているときには気づかなかったphrasal verbsに気づくこともありますし、新出単語だけではなく、自分では使えそうにない単語まで全て拾うことが出来ます。

 

 

まとめ

とにかく数をこなすために見まくった!というだけでも多少の効果はありそうですが、ワケも分からずただ視聴していた初期の頃よりも、系統だってドラマ内の言い回しを集め出してからのほうが、聞き取れる範囲が広がりました。地道な作業ですが、続けることで視界が開けてくると思います。

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