The Glad Game > アメリカ生活のアーカイブ

ホーム > 日々の生活 > アメリカ生活

アメリカ生活のアーカイブ

中華料理で祝うサンクスギビング

先日購入した“642 Things to Write About”のトピックから、“これまでに経験した中で最悪だったサンクスギビングの料理”を。

 

今年は中華料理で祝うサンクスギビングでした。私以外のゲスト7人は中国人で、七面鳥とターキー以外は中華料理でした。七面鳥は10kg、ハムは5kg用意したとのことで、かなりのボリュームです。マッシュポテトも、アメリカ風にどーん!と出すのではなく、型押しで菊の形にしてありました。

 

私は中華料理が大好きなのですが、私が好きなのは、日本人向けにアレンジされた中華料理です。アメリカにある、中国人向けのレストランに行くと、麻婆豆腐などただ辛いだけで、「思っていたのと違う!」とガッカリしてしまうこともあります。アメリカには「パンダエクスプレス」という、中華のチェーン店もあるのですが、こちらはアメリカ人向けに甘〜く味付けしてあります。さらには惜しみなく化学調味料を使ってあり、なかなか強烈な味がするのです。食べた後は自分から化学の匂いがするほど。アメリカ人の中には、中華料理を食べると舌が痺れる、頭が痛くなると感じる人がいるようですが、もしかすると化学調味料に違和感を感じているのではないかと疑っています。

 

アメリカでは、自分好みの“丁度よい”と思える中華料理に出会える機会があまりなかったので、中国系の家庭にお邪魔して、美味しい家庭料理をご馳走してもらうのはありがたい事です。ただ、今回あまりにも“ホンモノ”すぎて驚いたのが、「鳥の足」。鳥のモモではなく、足。足首から下の部分です!四本の指に爪までちゃんと付いています。ゲストの一人が手土産として、自宅で調理したものをジップロックに入れて持参しました。透明ビニール袋にギュウギュウに詰められた足・足・足!圧巻でした。

 

Chicken Foot

 

中華ソースにつけ込んであるようで、茶色味がかっていますが、鳥肌がしっかりみえます。少し曲がった爪がグロテスクです。いくら何でもこれは食べられないわ・・と思っていたのですが、中国の方達の間では、鳥の足が一番人気でした。

 

ほとんど食べるところなど無いようにみえますが、どうやって食べるかというと、まず足の甲あたりの肉をついばみます。そして足の指を一本一本外し、ガリガリと噛むのです。残るのは爪のみ・・・というか、指の骨まで食べるのに爪は残すんだ?というのが不思議でした。

 

美味しいから是非に!と勧められたので、試しに1本食べてみました。足の甲あたりを囓ってみると、コラーゲンの食感がします。身が少ししかないので味はよく分かりませんでした。爪以外全部食べるほどの根性はなく、甲部分の身を食べてからそっと足を「殻入れ」に入れました。不味くはないけれど、是非にと食べたいわけではない感じ。中華料理が日本に入ってくる過程で鳥の足が淘汰されたのは、日本人の好みに合わなかったからかもしれません。

 

もう一品初めて食べた中華料理は「ブタの耳」。ほぼ軟骨でコリコリしていました。火を通して軟骨を柔らかくするのではなく、コリコリ感を敢えて残してある感じ・・・。こちらは中華ソースが染みこんで味は良かったので、2-3個食べられました。でも一生に一回の経験で十分です。

 

“642 Things To Write About” のトピックに“最悪だったサンクスギビングの料理”があったので、ゲテモノ料理ばかり紹介してしまいましたが、チャーハンや野菜炒め、麵など、お馴染みの中華料理もあって、こちらはとても美味しかったです。鳥の足とブタ耳を食べるのには勇気がいりましたが、おかげで思い出深いサンクスギビングになりました。

 

 

This topic is on page 1 in the book, “642 Things To Write About”. What perfect timing, because I just had the worst Thanksgiving dish I’ve ever had!

 

I like Chinese food generally, but the Chinese food I eat is modified for foreigners. For example, I love ma-po tofu the most. What I love about ma-po tofu is the perfect combination of miso, green onion and ground beef. I was rather disappointed when I ordered ma-po tofu from an authentic Chinese restaurant. They didn’t use miso or green onions; they had tofu, ground beef, and tons of hot peppers. I could breathe fire after the first bite. That was not what I had expected, but I had to admit that the dish was authentic Chinese ma-po tofu.

 

My boss invited me for Thanksgiving dinner this year. He and his wife were originally from China, and all the guests except me were Chinese. They had traditional turkey and ham, but other than that, all the other dishes were Chinese.

 

One of the guests brought chicken feet in a plastic bag. When I see a chicken leg in supermarkets, their feet are cut off. But on that day, what he brought was chicken feet cut off at the ankle. It had four toes with crooked toenails; I could see goose bumps on their skin. These feet were soaked in sauce until they turned brown, but they seemed to be raw and lively.

 

The chicken feet turned out to be the most popular dish that day. Everyone recommended that I try them. They genuinely believed that it was the most delicious food on the table. They nibbled the foot first, separated each toe, and then crunched them. All that was left was toenails.

 

I bit the foot; it was sinewy and there was not much to eat. I couldn’t help but imagine that this foot had roamed around the earth until several days before. I put down the remaining foot silently, hoping that nobody pointed out I left the most delicious part.

 

I didn’t enjoy the foot very much, but it was an interesting experience. They don’t serve chicken feet at Panda Express; this is real Chinese.

 

I also tried sliced pig ear that night. It was mostly cartilage. The texture was unique, and the Chinese sauce was tasty.

 

I have to emphasize that there were also fried rice, sautéed vegetables, and bean sprout tofu salad. All of them were good, and I enjoyed these home-cooked dishes.

 

The chicken feet were definitely the worst Thanksgiving dish I had ever had, but also, it became the most memorable Thanksgiving dinner. For that, I was thankful for the chicken feet and the unique experience I had that night.

 

性別の選択肢 

アメリカ/英語版のFacebookでは、性別を50種類以上の項目から選べるらしいですよ。

 

 

Facebookのプロフィールはずいぶん前に登録したきり、全く変更していなかったので、どのような性別が選べるのか実際に試してみました。

 

 

まず性別は、Male, Female, Customの3つから選べるようになっており、Customを選ぶと下に書き込むスペースが現れます。 とりあえず、Female の“f”と打ち込んだところ、プルダウンメニューに様々なサジェスチョンが出てきました。

 

female

 

Female to Male (FTM)やTrans Femaleぐらいなら知っていましたが、Cis Femaleは聞いたことがありませんでした。Cis Femaleというのは、“ノーマル”の気を遣った表現のようで、「女性として生まれて自分は女性だと認識している」という状態です。たんにFemaleを選ばずに、Cis Femaleと選ぶのは、自分がジェンダー問題に関して関心がある/センシティブであるという事の表明でしょうか。それにしてもシスとトランスなんて、有機化合物みたいですね。

 

Gender Fluidというのも気になりました。性別に流動性があったとは。

gender fluid

 

さらに、どのような代名詞で呼ばれたいかを選ぶことも出来ます。女性だから必ず”her”ではなく、ニュートラルなthemを選ぶ事が出来るようです。

pronoun

 

 

なぜ急にジェンダーが気になったかというと、先日職場の通勤に関するアンケートで、性別の選択肢が4つあったからでした。

choice

 

「性別の選択は男か女かの2択」という固定観念があったので”Other”という選択肢に驚いたのですが、Facebookでは50以上の分類から選べるを思うと、選択肢が4つあるということは当たり前のような気がしてきます。

 

ただ、たかだか職場の通勤アンケートで、カミングアウトを迫られるような質問があるのもどうよ!?とも思ってしまいました。答えたくなければ“Decline to state”を選べば良いのですが、“Other”があることで隠している事への後ろめたさを感じてしまうのではないかとも思ったり。

 

The New York Timesの記事によると、Human Rights Campaignに参加した1万人以上のトランスジェンダーのティーンのうち、高校生で64%、中学生で54%がカミングアウトしているそうです。若い人ほど早くからカミングアウトする傾向にあるようですね。

 

Othersがあることで「公言しないといけないプレッシャー」を感じるのでは・・・と思った私は古い感覚を持っていることが分かりました。日本でも若いトランスジェンダーの若い人たちが悩まずにすむよう、いろいろな選択肢があって、どの選択をしても受け入れられるようになってほしいと思います。

アメリカのズンバ教室 

最近運動系の習い事を始めたのですが、その教室に行く途中にズンバ教室があるのです。平日の夕方7時前に取りかかるといつも閉まっていたので、流行が去った後に潰れたのだろうと思っていました。

 

ところが。今週習い事を終え21時頃に教室を出ると、通りの向こうから女性数名の叫び声が聞こえたのです・・・。

 

「フッフーーーウ!」「ヒャッハーーーーー!」と、まるで乱痴気騒ぎでも起きているかのよう。ドラッグパーティでもしているのでしょうか・・・。

 

 

恐る恐る駐車場に向かって歩いて行くと、騒音の出所はズンバ教室でした。

 

 

教室は前面ガラス張りの引き戸になっており、通りに面したドアが全部開けてありました。踊り狂う十数名の女達の姿が通りから丸見えです。女性達は思い思いの格好をしており、ジャージ姿の人もいれば、スポーツブラに短パンという限りなくビキニに近い格好の人もいます。いくらアメリカ人は見た目にこだわらない人が多いとはいえ、道行く人々の好奇の目は気にならないのでしょうか・・・。

 

 

奇声を発しながら踊る女達の姿を横目に、「アメリカ人スゲーな」とニヤニヤしながら教室前を通り過ぎようとした時、先生らしき女性と目が合いました。バッファローのようないかり肩にボッキュッボンを通り越してもはや土偶のような腰つきのヒスパニック系の中年女性です。目が合ってお互いニッコリしたと思ったら、なんと先生がこちらに向かって手招きをしているではありませんか!?

 

わ、私、誘われてる・・・?

 

私にもラテンの血が流れていたならば、ここで「ヒイフウ——————ッ!」と雄叫びを上げて飛び入り参加したのでしょうが、残念ながら私はネット弁慶の気弱な日本人。「ムリムリムリ・・」と両手を体の前で振りながら後ずさりして逃げてしまいました(>_<) ああ、なんてチキンな私!!

 

 

駐車場に着いて車のドアを閉め、落ち着いてから「やっぱり参加してみれば楽しかったかも・・?」とも思ったのですが、どう考えたって私には無理。というか、アメリカ人ならこのシチュエーションにノリノリで参加するのでしょうか!?

 

 

アメリカに来てからずいぶんメンタル的に鍛えられたと思っていたのですが、まだまだ修行が足りないことを痛感した出来事でした。

 

【今日の一枚】

15982691238_caed8292a7_z

サンディエゴ動物園にて。右奥のパンダよりも、手前にいるパンダの被り物の女性に目がいってしまいました・・・。

アメリカでの家探し③ 距離感近すぎなルームシェア物件

アメリカでの家探し①インド人の家主さんアメリカでの家探し②家具付き物件のはずが・・の続きで、2013年の出来事です。

 

部屋探し迷走中の私を見かねて、中国出身の上司がルームシェア物件を紹介してくれました。職場近くの3ベッドルーム/2バスルームのルームシェアで、家賃は800ドル/月。このあたりの相場からすると格安です。

 

 

メールで見学を申し込んだところ早速お返事があり、仕事帰りに見学に行ってきました。アパートは昭和50年くらいに建てられたような古い建物で、ルームシェア物件には2人の中国人男性と中国人女性1人が住んでいました。カップルや親戚というわけではなく全くの他人です。今回3人目の男性が転居するにあたり、新しい住人を探しているとのことでした。

 

 

部屋を案内してくれた男性ですが、すごい経歴の方で、5歳の時に両親とともに中国からアメリカへ移住、ハー○ード大学の理系学部を卒業後、コンピューター技術関係のスタートアップに携わっているとのことでした。意識高い系の人が好んで話題にしそうな人が目の前にいる・・・と若干緊張してしまいましたが、本人はただの愛想なしさんでした。

 

 

オンボロアパートで台所用具などは共有、モノがごちゃごちゃとあって適度に散らかっているのがアジア的で不思議と落ち着きます。男女でルームシェアなんだ、と驚きましたが、800ドルなら文句は言えません。ところが、案内してくれた男性と話していたところへ新しい男性が見学に来て、私を一瞥することもなく、私と案内役の男性の間にグイっと割り込み、中国語で話し始めたのです。二人の話している内容は全く分からず。こうなると私の出る幕はありません。がんがんアピールして是非私に!と思える物件でもなかったので、“ではさようなら”と挨拶してアパートを後にしました。上司からの紹介だったので、オープンな物件ではなかったのでは?と思ったものの、新しく来た人の積極的すぎる態度には対抗できそうにもありませんでした。

 

 

1対1で話している時は英語でも、もう一人中国語話者がやって来ると中国語になる、という例は数多く経験しました。私の職場も最初はアメリカ人、フランス人、ドイツ人、日本人、中国人などがいましたが、最後の一年は中国人2人と私1人となり、私がいくら抗議しても中国語での会話となりました。さらに同じフロアに中国人のみ9人の部署があり、そこから頻繁に仲間がやって来るので、言葉も匂いもここは中国か!という環境です。「分からないので英語で話してください」と頼んでも、「あなたの悪口は言ってないから大丈夫」、「自分たちは中国語で話し合うのが一番。英語だと細かい話が出来ない」などと言って取り合ってくれません。これまでに2回、そうとう強く抗議した後だけ1週間ほど英語オンリーになりましたが、長続きはしませんでした。

 

 

今回のアパートの件は残念でしたが、その後、中国人同士のルームシェアについて聞く機会があり、“やっぱり私には向かなかったかも”と思いました。私の中国人同僚も渡米当初は単身だったので、数人の中国人男女でルームシェアをしていたのですが、全員分の料理を当番制で作ったり、週末は皆でドライブに行ったりと相当関係が密接だったのです。男性もいるルームシェアで、毎回一人が全員分の晩ご飯を作る、というのは驚きでした。美味しいか美味しくないかは別に拘らないそうです。仲が良くて楽しそうな反面、車の貸し借りのトラブルで相当揉めたりと大変そうな事もありました。他人との距離感が近すぎるのが苦手な自分にとっては、理想的なルームシェアではなかったと思います。

 

 

中国語に囲まれる・・・という状況は、仕事で無ければそれ程気になりませんし、一人一人と話すととてもフレンドリーです。同じフロアで、9人全員が中国出身という部署のボスが時々昼食を奢ると誘ってくれるので私もついて行きます。当然会話は中国語。私はグループ会話にはついていけないので、左右に座った人に英語で話しかけてお相手してもらっています。なぜ私を誘ってくれるのか謎ですが、一度年齢の話題が出た時にボスが50代と聞いて、「35歳くらいかと思ってました!」とビックリしたら喜んでいたのでそのおかげかもしれません。皆が中国語でワイワイ喋る中、一人混じってご飯を食べるのも何だかな・・・とは思ったものの、嫌ならわざわざ誘うはずもないし、誰も気にしていないので段々慣れてきました。お互い気を遣わない関係というのは、こちらが気にしなければラクでいいのかもしれません。

 

【今日の一枚】

Lodge room

理想のお部屋。オレゴンのロッジに宿泊した時に撮った写真です。赤い壁ってどうなのよ・・と思いましたが、夜になって暖色系の間接照明で照らされると素敵な雰囲気になりました。いつか自分の寝室の壁を落ち着いた赤に塗りたいです。

借りパクさんとのお別れ

これまでさんざん私を悩ませてきた“借りパクさん”が、本日で2年間のアメリカ勤務を終え、C国に帰ることになりました。ホッと安堵のため息をつきながら隠していた物品たちを棚に戻すとともに、一抹の寂しさを覚えてしまいました。

 

彼女とはフロアは同じだけれども、元々は関係ない部署でした。それがうちのボスや同僚が同郷ということで仲良くなり、頻繁に出入りするようになったのです。予算の少ない私たちがとことん切り詰めてやっているところに悪びれもなくやって来ては消耗品を取っていく彼女にはほとほと参りました。しかも私が時間をかけて準備したものを無断で使い、「使わないで」「自分のを持参して!」と何回言っても全く改善がありません。「使ったものを今すぐ返して!」と返却させ、険悪な雰囲気になったことも何回かありました。それでも2-3日たつとまた現れてモノを取っていく・・・。その繰り返しでした。 「予算の無い私たちのものを使わないで」「私が時間をかけて準備したものを持って行かないで」と理由を説明しても改善なし。こんなに厚かましい人に出会ったのは初めてでした。

 

「他人の嫌がることをしない」というのは世界共通の常識だと思っていましたが、こんなにも気持ちが通じない人がいるということが驚きでした。しかも借りパクをするのは今回の借りパクさんだけではなかったのです。

 

 

借りパクさんの前任者も借りパクだった?

今回帰国した借りパクWさんの前任者、Dさんも借りパクさんでした。Dさんもうちのボスや同僚と同郷ということで仲良くなり、私たちの部署に出入りするようになりました。彼女の仕事の一部がどうしてもうちの道具や物品を使わないと出来ないということで、しばらく週に何回か私たちの部屋で仕事をしていました。そしてDさんはアメリカでの仕事を終えC国に帰国。彼女が帰国してから気付いたのですが、Dさんが借りていた仕事道具が一式全部消えていたのです・・・。彼女が盗んだという証拠はありません。ですが、帰国前の1ヶ月はDさんしか使っていなかったこと、彼女が仕事をするために必要な道具だけ1式無くなっていたことから、どうしても彼女に疑いの目が向きます。ボスが帰国したDさんにメールで問い合わせたところ「知らない」との返事でした。被害総額は15万円ほど。それ程大きな金額ではありませんが、無くなってしまった道具一式を再度購入して物品が揃うまで1ヶ月仕事が滞りました。

 

 

同僚が経験した借りパク3人組

私はテプラや文房具などを日本から持参したのですが、良い文房具等は目に付くところに置かないほうが良いと同僚に忠告されました。彼が一人で部屋にいた時、同じフロアのC国人3人組が入ってきて、皆の机や引き出しから文房具を取っていこうとしたことがあったそうです。パソコンや財布は盗らないので、“窃盗”という意識はないのかもしれません。私たちの建物は部署ごとに部屋が分かれているのでそれでも借りパク被害は少ないほうらしいのですが、垣根をなくす目的で1フロアぶち抜きにした建物では、頻繁に物品が無くなるそうです・・・。

 

 

借りパクというより窃盗

借りパクどころではない窃盗騒ぎもありました。私たちの部署に1年間所属し、C国に帰国したA氏がアメリカでのデータを持ち出し、母国で自分の仕事として発表していたのです。しかも彼自身の仕事ではなく、共有コンピューターフォルダに入っていた他人の仕事で。もちろんすぐにバレましたが、問い詰められても「部下が自分の名前を使ってやった」などと、あからさまな嘘をついてごまかそうとしていました。他人の成果を丸ごと盗むとはあまりにも大胆すぎて言葉になりません。ボスが皆の仕事をチェックしやすいようにと共有のコンピューターにまとめてデータが入っていたのですが、「まさか仲間の仕事を盗む人などいないだろう」と思っていた側の落ち度もあります。結局A氏にはボスが電話で抗議したものの、公式な処罰などはありませんでした。

 

 

学生さんも借りパクする

アメリカの人も借りパクします。夏の間インターンで来ていたよその部署の学生さんは、物品を切らしたので貸してほしいと1回目は許可を取ったのですが、その後黙って部屋に来ては使いたいものを取っていくようになりました。私の物品も黙って持って行っているようだったので、借りパクして立ち去ろうとしていた現場を押さえた時に“もうこれからは部屋に入ってこないでください”と言ってしまいました。

 

 

注意するのがストレス

貸し借りも1回や2回なら良いのですが、常習的にモノを持って行かれると本当に困ります。しかも“No”と言えない典型的な日本人の私にとって、何回ヤメテ、返して、もうしないで!とハッキリ言っても借りパクを繰り返されるのが本当にストレスでした。私の言い方が弱いのか・・と悩みましたが、Wさんに強く言った時は“プイ”とそっぽを向いて帰ってしまい、その後2-3日口をきかなくなるので、私が怒っているのは伝わっていたと思います。

 

日本でも発言小町を見ると、“借りパクさん”や“クレクレ星人”に悩まされている人たちのスレを見かけるので、海外特有の現象ではないはずなのですが、社会人になってから職場でこれほどまで借りパクに悩まされることはありませんでした。アメリカに来てからもなかなかNo!と言えなかった私にとっては、はっきりダメ出しする練習になりました。

 

 

借りパクWさんと仲直り

Wさんの借りパク現場を目撃するたびに注意し、時には険悪なムードになったこともあったものの、普段はC国の様子を聞いたり、旅行情報を共有したりして普通に会話していました。ただ、楽しくお喋りしていても、「信用出来ない」「やっぱり嫌い」「相手も私のことを怒りんぼと思っているのでは・・」と、心の中でどす黒い思いが渦巻くことがありました。彼女は借りパクだけでなく、手伝ってほしい時は一日何回もやってきて私に助けを請うのに、私が1度だけ彼女に手伝いをお願いしたら“No”とアッサリ断ったこともあります。

 

仕事が絡まずに、ただの話友達であれば上手くやれたのかもしれません。自分の目的を達するためには手段を選ばない彼女の態度に嫌気がさしながらも、自分もそれくらいの意気込みを持たなければ・・と思うこともあります。C国出身の方2人がそれぞれに、“自分は上司に雇用されているから上司の話は聞く。同僚と私は雇用関係ではないので気を遣う必要は無い”と話していたのを聞いたことがあります。借りパクWさんやDさんは、自分の任務を遂行する事だけが目的で、同じフロアというだけで同僚でさえなかった私を気遣う必要性を感じなかったのかもしれません。“自分のことだけではなく、仕事が遅れている人や大変そうにしている人の仕事を手伝う”という感覚を持っていた私は親切心を搾取されたような気分でした。

 

Wさん帰国の日。“あいつはケチで怒りんぼだと思われていたら嫌だ”、“何度もNo!を突きつけて申し訳なかった”という気持ちから、お別れのギフトとしてキティちゃん風呂敷とロクシタンのハンドクリーク2本をプレゼントしました。Wさんが涙ぐみながら、“I’m sorry to have bothered you at work.”と言ったのでしんみりした気持ちになりました。何度注意しても悪びれなく消耗品持ち出しをしていた彼女でしたが、いちおう“迷惑をかけていた”という自覚はあったのね・・と。

 

連絡先は交換したものの、彼女と会うことはもうないかもしれません。最後に悪感情を持たずにお別れできたので良かったです。ちょっとした“知り合い”として表面的なお付き合いだけならたいした摩擦はありませんが、一緒に働くとなると色々と難しいことがあるんだな・・と良い経験になりました。

 

【今日の一枚】

20043686711_c710699f70_z

ロデオ・オフィス。

ホーム > 日々の生活 > アメリカ生活

カレンダー
« 2021 年 9月 »
M T W T F S S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
Archives
  • 2021 (8)
  • 2020 (18)
  • 2019 (14)
  • 2018 (13)
  • 2017 (8)
  • 2016 (25)
  • 2015 (77)
  • 2014 (86)
  • 2013 (73)
  • 2012 (59)
  • 2011 (101)
  • 2010 (141)
  • 2009 (124)
  • 2008 (55)
  • 2007 (14)
  • 2006 (32)
LingQ Known Words
I Am Learning English online with LingQ.
Reading Challenge 2020

2020 Reading Challenge

2020 Reading Challenge
yukoxoxo2000 has read 8 books toward her goal of 70 books.
hide
Tag cloud
英語仲間のブログ
検索

ページの上部に戻る