最近運動系の習い事を始めたのですが、その教室に行く途中にズンバ教室があるのです。平日の夕方7時前に取りかかるといつも閉まっていたので、流行が去った後に潰れたのだろうと思っていました。
ところが。今週習い事を終え21時頃に教室を出ると、通りの向こうから女性数名の叫び声が聞こえたのです・・・。
「フッフーーーウ!」「ヒャッハーーーーー!」と、まるで乱痴気騒ぎでも起きているかのよう。ドラッグパーティでもしているのでしょうか・・・。
恐る恐る駐車場に向かって歩いて行くと、騒音の出所はズンバ教室でした。
教室は前面ガラス張りの引き戸になっており、通りに面したドアが全部開けてありました。踊り狂う十数名の女達の姿が通りから丸見えです。女性達は思い思いの格好をしており、ジャージ姿の人もいれば、スポーツブラに短パンという限りなくビキニに近い格好の人もいます。いくらアメリカ人は見た目にこだわらない人が多いとはいえ、道行く人々の好奇の目は気にならないのでしょうか・・・。
奇声を発しながら踊る女達の姿を横目に、「アメリカ人スゲーな」とニヤニヤしながら教室前を通り過ぎようとした時、先生らしき女性と目が合いました。バッファローのようないかり肩にボッキュッボンを通り越してもはや土偶のような腰つきのヒスパニック系の中年女性です。目が合ってお互いニッコリしたと思ったら、なんと先生がこちらに向かって手招きをしているではありませんか!?
わ、私、誘われてる・・・?
私にもラテンの血が流れていたならば、ここで「ヒイフウ——————ッ!」と雄叫びを上げて飛び入り参加したのでしょうが、残念ながら私はネット弁慶の気弱な日本人。「ムリムリムリ・・」と両手を体の前で振りながら後ずさりして逃げてしまいました(>_<) ああ、なんてチキンな私!!
駐車場に着いて車のドアを閉め、落ち着いてから「やっぱり参加してみれば楽しかったかも・・?」とも思ったのですが、どう考えたって私には無理。というか、アメリカ人ならこのシチュエーションにノリノリで参加するのでしょうか!?
アメリカに来てからずいぶんメンタル的に鍛えられたと思っていたのですが、まだまだ修行が足りないことを痛感した出来事でした。
【今日の一枚】
サンディエゴ動物園にて。右奥のパンダよりも、手前にいるパンダの被り物の女性に目がいってしまいました・・・。