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2011年1月29日のアーカイブ

ストレスの少ない国の人

自分でも気づかないうちに固定観念に囚われていて、でも普通に生活しているとそんなことを考える機会もなかったりします。


10月からBook Clubで読み始めたJohn Steinbeck の The Grapes of Wrath (怒りの葡萄)。Best Novels上位100以内に選ばれているし、メンバーのメキシコ人さんがクラシックを読みたいと言ったのでこの本が選ばれたのだけど、この本を選んだのは間違いでした。訛りのある口語表現を聞こえたまま、話されるままに書いているので、something=somepin, figure= figgered , “I seen him about 3 months ago.”, “They wasn’t.” などなど、間違った話し言葉がそのまま書かれているので、単語を調べながら予習するのも苦痛だったし、本の感想についての意見交換も全然盛り上がりませんでした。


12月になり、メキシコ人メンバーさんが無断欠席するようになりましたが、それでも残った日本人メンバー3人は本読みを辞めるという発想もなく、ペースを上げて早く終わらせて次の本に移ろう!と一層頑張っていたのでした。

メキシコ人さんの無断欠席が続いたため、アメリカ人チューターさんが理由を尋ねたところ、”この本から学ぶものはない。時間の無駄だからもう出席しない”と。3年近く一緒にブッククラブに参加していたのでショックでしたが、よく考えて見れば、誰に強制されることもなく自分たちで選んだ本なのだから、面白く無いどころか苦痛でさえあるのに、無理して続ける必要はないのかなと。

メキシコ人さんの意見を聞くまで、この本を終わらせてから次の本に進むのが当然だと考えていた日本人3人は、では逆になぜ続ける必要があるのか、ということは全く頭になかったと思います。一度始めたことは頑張り通す、ということが当たり前すぎて疑問にも思わなかったわけです。

まぁ、言われてみればこの本にこだわる必要は全くないわけで、英語の勉強にもなって、みんなで活発な意見交換ができそうな本、ということで Bill BrysonのI’m a Stranger Here Myself: Notes on Returning to America After Twenty Years Away. を読むことにしました。イギリスに20年ほど住んでいたアメリカ人が故郷に戻ってきて、これまで当たり前だと思っていたアメリカ文化が、全然当たり前ではないことを面白おかしく語ったエッセイです。この本は多読初期に挫折した本なのですが、アメリカ、日本、メキシコと異なるバックグラウンドを持つ人と一緒に読んで、それぞれの国の違いを話し合ういいきっかけになりそう。

メキシコ人さん、いい加減なところあるし、英語は癖があるし、気ままだなぁと思っていたのですが、いてくれて良かった。世界で一番自殺の多い国日本と、もっとも自殺の少ない国メキシコ。話していると違いをはっきり感じて面白いです。

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