Think Big, Start Small

イノベーションに関するセミナーを聴講してみました。普段はわざわざ聞きに行く分野ではないのだけど、今回は私でも名前を知っている発明/起業家と、世界的な大企業のCEOが講演者で面白そうだったので。

 

現在70歳代後半の発明家の方は、1960年台に最初の発明を製品化してから、現在までに60個以上の発明で特許を取得されたようです。その方がおっしゃったなかで印象深かったのは、”Think Big, Start Small.” という言葉でした。何か一発当ててお金持ちになりたい、何か大きな事をやり遂げたい!と思っていても、何をどうしてよいか分からずに何もしない人が多いのではないかと思います。よく考えて、まずは何か小さな事からやってみることが大事とのことでした。

 

表現の仕方はそれぞれ違うけれど、何か大きな事を成し遂げて皆に尊敬されている人って、”まずは最初の一歩を踏み出すこと”の大切さを強調されているような気がします。偉大なアイデアがあったとしても、一朝一夕には実現出来ませんしね。そして、”Think Big” も大切と。既存の枠にとらわれず、大きく発想出来るようになるには、日頃からよく考えないといけないと思いました。

 

私にとっての”Start small” は何だろうと考えると、まずはアメリカに来たことかな・・・。何か馬鹿でかい考えがあったわけではないけど、こうなりたいという理想はあります。時々自分がいったいどうしたいのか分からん!と思うことはありますが、理想と現実のギャップを埋めるよう、小さな歩幅でも一歩ずつ進みたいと思いました。

 

<今日の一枚>

グランドサークルにて。ミント色の岩肌が綺麗だったので。酸化銅の色?

1960年台の発明で大金持ちになった講演者さん。最初のアイデアが製品になるまで2ヶ月。制作費は1800ドルだったそうです。今、同じことをしようとすると、安全性が確認されるまで何度も大規模試験をしないといけないので、製品承認まで平均14年、制作費1億ドル以上かかるとのことでした。現代はコンピューターが発達しているのでイノベーションが起きやすいかと思いきや、昔のほうが厳しい規制がなかったぶん、”試行錯誤”のすえ新しい製品を世に送り出しやすかったのかもしれません。

 

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